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鶴瓶落語【落語部@寄席に行きませんか 9】

笑福亭鶴瓶
森ノ宮ピロティホール。

人気者で少し、高いと感じつつも、一回くらいは生で鶴瓶を感じてみようと思い行ってきました。

鶴瓶については、
むかーし、昔、TVでざこばとの「らくごのご」をやっていた時。
(あの頃自分の落語好きを全く忘れてしまっていた)
面白いと思ったことが一度もなかった。のだが

期待はせずに、、。

鶴瓶落語を聞きたいと思ったのは、最近のTVで「家族に乾杯」「A-Studio+」などがいつ観ても面白いから、、。

高座は立ち話し的な鶴瓶噺、創作落語、古典落語。

創作の『青木先生』が面白い。

鶴瓶が通ってた高校の名物先生の噺。

これは、男子校で高校生の時はああいうことするよな。
昭和のいい時代でした。先生をおちょくるのは、男子校あるあるかもしれませんね。

先生自身が特徴あり過ぎて、いじりたくなるのはわかる!
その先頭をいってたのが鶴瓶。芸人になる素養がここで発揮。

鶴瓶自身がこの落語を作った時に、落語になるのか?と頭を捻ったらしい。
で、志の輔にアドバイスを求めたそうです。

落語はそもそも、座布団に座って、頭を右に降ったり左に降ったりするだけの所作で聞いている人に想像してもらう芸。
青木先生の演目は成立するのか?

志の輔は、上下(かみしも)を切る所作に工夫をすることで、
教室内での教壇に立つ先生と生徒という立体感が生まれ、
観ている人への臨場感も湧きやすくなる。と

さすが志の輔。
その工夫は、目線を少し上にすることで先生を見てる様子が生まれる。

そんなの!って思われるかもしれませんが、簡単そうに見えますがそれぞれの噺家さん表現に様々な工夫をされています。

そういったことも知っていくと、落語はより楽しめますよね。


青木先生には後日談があって、
青木先生と鶴瓶自身、卒業後にも縁があったんです。
「突然ガバチョ!」という番組でスタッフの1人が青木先生の息子さんだったとのこと。
しかも、番組が終わるような頃に本人が打ち明けてきたらしい。

先生の人柄が見受けられるかのような、お子さんのエピソード。


『青木先生』は爆発的に面白い。

鶴瓶は自由に話すに限る。

⚫️東川哲也 official web site
http://asone-labo.com

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