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フジロック予習その8 ~Georgia~

音楽やファッション、カルチャーは回ってくるもの。そんな事を誰かが言ったのか言ってないのか、そんな事はどうでもいいのだが、2020年も時代は回りリヴァイヴァルされていく予感。


音楽は20年周期で回り回っていると考えると、Georgiaの登場は2020年に80sそして00sのリヴァイヴァルが展開されていく序章が始まったんだと個人的には思っています。

80sエレクトロポップのキャッチーで浮遊感のあるシンセとドラムマシーン、そして彼女の歌声。そういった80sっぽさかと思いきや、エレクトロ感の強くテンポの良いサウンドもあり、これは自分の青春時代に聞いてたカシアスやSebastianあたりの00sエレクトロに通じるものがある。

クラブでもかけたくなる感じですね。

そして彼女の最大の魅力はライブでしょう。何か良いかって、自身でアナログシンセ・パッド・シンセドラムをライブで使いこなしている所。これ、さりげなく8ビート/16ビート刻みながら歌っているけど、結構凄い事やっているよ。


よくあるバンドのドラムボーカルと違って、打ち込みにズレなく、しかも合間でシンセ弾いたりパッド使ったりと忙しなくやってるのに、ライブ映像みても演奏はカッチリ。そしてしっかり歌っている。ディスクロージャーもビックリの演奏である。


そんな一人・人力エレクトロポップをライブでやりとげるGeorgiaですが、年齢は今年で30歳といいお年頃。それもそのはず、音楽活動始めたのが25歳からで、それまではサッカー選手として活動していたとの事。アーセナルW.F.Cのユースに所属していたという事なので、結構なレベルの上手さでしょうね。

そして父親があの90年代のUKテクノ/ハウスカルチャーの中心的存在であったLeftifieldのニール・バーンズとなれば合点がいく。家にある父親の909の機材とか絶対使ってるんだろうな(笑)

でもLeftfieldも当時のUKクラブシーンではケミカルやUnderworldに比べるとアンダーグラウンドで活動していたと思うが、アシッドハウスからダブ~アンビエントと変化続けた彼らの楽曲は今聞いても褪せない。というか今、聴くべきなのかな。


そんな父親の影響も多く受けていると思うが、彼女のエレクトロな楽曲は聞いていくと、父と同じように様々な要素があって、そしてちょっとクセのあるエレクトロサウンドになっているのかと思う。


20sへの音楽のジャンルの始まりが彼女に垣間見れる。

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