フジロック予習その9 ~blackbear~
今回のフジロック1stラインナップで意外性があったのは個人的には彼かもしれない。
昨年リリースされた「hot giro bummer」がヒットし、アメリカでは成功されたセレブリティーの一員になったイメージで、その中での初来日がフジロックであるという。来るならサマソニかなーと思ってました(笑)
そう思うのも、今のティーンを中心に人気があり、ジャスティン・ビーバーの絡みとか、今までの経歴を見てもアンダーグラウンドではなくメインストリームを進んできた感じだったので。
今、日本で彼はどれくらい認知されているのだろうか。ジャスティン好きな若者達やアメリカのエンタメ好きなはお馴染みなんだろうが、日本では不思議な位に知名度ない気がする。
その理由の一つとしてspotifyでのプレイリストからのpushでファンベースを拡大してきたのも、日本のメディアにはなかなか取り上げられなかったのかもしれない。あとはyoutubeのtrap nationにも挙げられて知られる様になった、と。まさに時代的。
ジャスティン・ビーバーの「Boyfriend」の製作に携わり、そのジャスティンのアルバム制作を一緒に行っていたMike posnerとMansionzというプロジェクトでアルバムもリリース。活動的には2008年から既にオリジナルアルバムは4枚もリリースされているのも以外と知られていない。
彼は元々、バンドのボーカルをやっていた事もあり、サイファー集団から出てきたらラッパーという感じではないので、トラックもリリックも少しラッパーというよりポップでバンドっぽい。
2016年にはツアー中に酒を飲み過ぎて壊死性慢性膵炎になってしまい、生死をさまよった事も。その入院中に書き下ろしたのが「Digital Druglord」のアルバムとのこと。アルバムのタイトル(デジタル麻薬王)という名と、その全身タトゥーの風貌からして、オーバードーズにもなってそうだが、そこはクリーンである(と自身で発言している)。
昨年はmarshmelloとYUNGBLUDとコラボした曲もリリースされてます。こちらの彼のラップもリリック多めというより歌ってる感じ。
ジャンルを越えた楽曲にアメリカの今のシーンが垣間見れる。
それをフジロックで体感できる良いタイミングなのかも。
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