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力のかけ方よりも、どこを押さえるかが大事

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令和6年4月24日 今日もクルクル通信2074号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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話が上手な人、話を聞くのが上手な人、どちらも、ポイントを押さえるのが上手いんですよね?
じゃあ、そのポイントって、どうやってつかむのか?
そんな話をクライアントとしました。

その時に真っ先に浮かんだイメージが、
お盆(トレイ)を指三本で持つカフェの店員です。

どこで見たのか?は全く覚えていないのですが、脳内のどこかに格納されていた映像がビビビッって蘇ってきました。
小瓶のビールが数本載っていたにもかかわらず、軽々と持ってきてくれた、その姿が、軽やかで、妙にかっこよかったんですよね。

別にお盆は、指5本でも、掌全体を使って持つことができますが、正しいポイントを押さえることができれば、3本。つまり、もっと労力を少なく持つことができます。
この場合におけるポイントとは、重心に置き換えることができるでしょう。

実際に、試してみて分かりましたが、お盆であれ、本で、重心さえ抑えてしまえば、指に力を入れなくても、それらを持つことができます。つまり、指の筋力は関係ないのです。
柔道や合気道では、相手の重心を崩すことで、小さな力で巨体をもたやすく倒すことができると言われますが、おそらくこの原理は、これと同じなのでしょう。

話を聞く時も、これまた同じ。どれだけ多くを記憶するか?よりも、話の重心はどこなのか?そこだけを押さえることができれば良いのです。逆に言えば、それ以外は余分な要素とも言えます。
一方で、話が上手な人は、全体のストーリーの重心を強調して伝えているのだと思います。

もしかしたら、二本の指でもお盆を安定して持つことができるのかもしれませんが、難易度は一気に上がるでしょう。これは、三点倒立から逆立ちになった途端に、難易度が跳ね上がるのと同じなのかもしれません。
「三本の矢」など、三には安定の意味も含まれているので、話を聞く時もする時もポイントを3点に絞れれば十分なのではないでしょうか。

要は、力のかけ方よりも、どこを押さえるかが大事ということ。
『鬼滅の刃』でも、『進撃の巨人』でも、首=急所を切らなければ、どんなに強烈な一太刀だったとしても、彼らを仕留めることができないのとも同じ。
話を聞く、話をする際にも、この話の重心がどこなのか?を意識することが力量を高めるポイントなんですよね。

どうやら人間はビジュアルイメージの方が記憶が定着しやすいらしいので、
対話の際は、指三本で持つお盆を思い出していきます。
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【今日のうねり】
話を聞く、する際に、大事なことはどれくらいの力をかけるのか?ではなく、どこを押さえるかの方が大事。
それを思い出すためにも、指三本で持つお盆を脳内に格納しておくのだ

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