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「大したことない」ならやるな!

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令和6年5月2日 今日もクルクル通信2082号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「でもね、それって、大した作業じゃないし、時間もかからないんです」
先日、クライアントに、
「その業務、本当にあなたがする必要ありますか?」
と質問させていただいた時の回答です。
そして、続けて「一回当たり時間がどれくらいかかるのか?」と質問をすると、10分とのこと。
果たして、これが「大したこと」じゃないのか?
今日はこれについて考えます。

百歩譲って、それが1年間に1度しか起こらないことであったら、「大したことじゃない」認定をして自分でするのも良いでしょう。
でも、1週間に1度起こるだったとしたら、週に50分。1ヶ月で200分。それに時間を「取られて」いることになります。
これだけの時間があったら結構なことができますよね。
新しい企画を考える
会いたい人に会いに行く
読みたかった本を読みに行く
などなど。いわゆる「第二領域(=緊急じゃないけど重要なこと)」に時間を投ずることができます。言い方を変えれば、
未来を明るくするために時間を使うことができます。
で、本来であれば、これこそが、誰もが時間を使うべき「仕事」なはず。

これを再認識したうえで、改めて、その「大したことない」ことを見てみると、「大したことある」と思えることってけっこうありませんかね?実際、彼はそうでした。

確かに、その都度のスナップショットで、その事象で見れば、大したことないのかもしれません。でも、「塵も積もれば山となる」ですし、こういう細々したものがボディーブローのように積み重なって、気づいたら足が動かなくなってしまっていました、なんてことは良く聞きます。

でも、「大したことない」ことでも、「大したことある」と考えている最大の理由は、
物理的に時間を取られてしまうから
ではなく、
「それをしなきゃいけない」と思っていること。つまり、そこに認知を取られてしまっているから
なんですよね。
潜在意識にそれがあると、パソコンで言うところの、バックグラウンドでアプリケーションが動き続けているようなもの。それが多くなればなるほど、ある日、動作が遅くなっちゃうことってあるじゃないですか。
それと同じように、認知が気づかないうちに削られてしまうと、全体のパフォーマンスが落ちていくんですよね。認知が行動の起点になるから。

認知しなくても良いことに認知が取られてしまっていると、「本来したいこと」に意識を向けることって難しいと思うんですよね。

なので、できる限り自分でしなくても良いことは自分でしない。外に出してしまう。これは成果を上げるためには欠かせないのです。

実際、今は、めちゃ簡単に外の出すことができます。
チャット GPT をはじめとした生成 AIもありますし、オンラインアシスタントサービスもいくらだってあります。そこに3万~5万払えば10時間以上のプラスαの稼働を確保できる。そもそも「大したことない」んだったら、まるッと任せてしまえばいい。それだけで、全体の生産性はかなり上がります。
ご自身の時給が、彼ら以下だったら、こんなことはできませんがw
でも、そうでないとしたら、これらは、コストではなく、"投資"。しない手はないでしょう。

ということで、より良い仕事をしたい、仕事もプライベートもより充実した人生を歩みたいと思うならば、「大したことない」ことはガンガン外に出してしまう。その意識と実践が大切です。
ドラッカーも、「時間の収支表は常に大赤字である」と言っています、無駄なことに時間を使っているヒマないのです。
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【今日のうねり】
誰でもできることに時間を使っていたら成果は上げられない。
だから、それらのことは、どんな些細なことであれ全て、自分の外に出してしまう。これが大事。
物理的な時間を奪われてしまうこともあるが、それよりもダメージがでかいのは認知を奪われてしまうことにあるから。

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