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"汚点"凝視ダメ、絶対!

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令和6年4月14日 今日もクルクル通信2064号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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人間関係を上手に構築していきたいと願うならば、最初に捨て去らなきゃいけないことは、先入観ではないでしょうか。

先月、この4月から配置転換となる友人と話をしていました。
「数日後に、次の上司と面談を控えている」というのですが、表情が浮きません。理由を聞いてみると、どうやらその上司の評判がイマイチらしいんですよね。「仕事はできるけれども…」みたいな。まあ"サラリーマンあるある"の一つですね。

ついつい気になってしまったので、言ってしまいました。もはや職業病か!?w
「おそらくその面談、上手くいかないと思うよ。だって、話をする前から、この人って、評判悪いんだよね。とか、面倒な人なんだよね。とか、気難しい人なんだよね。とか思ってるってことでしょ!?ちゃんと話したこともないのに。
噂ベースでそんな負のイメージを持っていたら、最初っからそういう前提で接しちゃうじゃん。ってことは、そういう点ばかり目についちゃうよ。

しかも、こちらのその姿勢ってのは、簡単にも相手にも伝わっちゃう。そんな態度を取られたら、誰だって面白くない。
ってことは、その対話、うまくいくわけないよね!?
最初から、負け戦確定。ケンシロウの「お前はもう死んでいる」ばりに確定した未来。
「いやです」という雰囲気を醸し出している人に対して、「好きです」を返してくれる人なんて基本いないもん。

でも、それってめちゃめちゃもったいなくない!?
どっちも一切得をしない。というか、大損しかない。しかも、どちらがより損をするか?と言ったら、部下のアナタの方だよ、確実に。
だったら、できる限りフラットに行った方が良くない!?そもそもちゃんと話をしたことがないわけでしょ」

「美点凝視」という言葉があります。読んで字のごとく、
人の(欠点ではなく)、良いところを見ましょう
という意味です。
でも、今回の彼のような状態は、真逆の「汚点凝視」とも言えるでしょう。

「見たいものを見る」「聞きたいことだけが耳に入る」「信じたいことだけを信じる」という「確証バイアス」があります。
のっけから、「汚点凝視」状態だったとすれば、自ずから悪いところだけが目につくし、悪いところだけを収集するようになってしまいますよね。
こんな人と、「美点凝視」な人のコミュケーションの結果が一緒であろうはずがありません。

どうせだったら、良いところ探しをしたいですよね。探せば、誰にだって一つや二つ、三つや四つは見つかるもの。ましてや、誰もが知っている大企業でしかるべきポジションまで上り詰めた人。良いところがないわけなんかないワケですし。

後日、彼から連絡がありました。
「面談。めちゃくちゃうまくいった、むしろ、けっこう盛り上がった」と。

いやー、本当に良かったですね。
その話を聞いて、勝手に想像したことは、
ネガティブな印象を持たれているからこそ、それを前提にしたコミュケーションを取って来る人が多かった。それゆえに、上司も不愉快になり、そういうスタイルが加速してきてしまっていたのではないか。
だから、フラットに、オープンに接してきた彼が、レアで、逆に目立った。結果、好印象に映ったのではないか?と。

だって、好意を抱いてもらって、嫌な気持ちになる人っていませんからね。

ということで、改めて、先入観は人間関係を築く上でめちゃくちゃ重要。特に、ネガティブな事前情報に流されるのは禁忌。と思った次第。
もちろん、事前情報に引っ張られてしまうのが人間と言うもの。先入観をゼロにすることなんてできません。
だったら、ネガティブではなく、ポジティブなそれに引っ張られたい。
「美点凝視」、「日々是好日」。
前向きに生きることで、良好な人間関係を築いていきましょう。
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【今日のうねり】
先入観は人間関係を築く上で重要。特に、ネガティブな事前情報に流されるのは禁忌だ。
一方で、もちろん、事前情報に引っ張られてしまうのが人間と言うもの。先入観をゼロにすることはできない。
であれば、ネガティブではなく、ポジティブなそれに引っ張られるようにすべし。
「美点凝視」、「日々是好日」。これらを常に脳内に回す。
そうして、前向きに生きることで、良好な人間関係を築いていく。
これが生き方上手の秘訣だ。

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