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文化という土壌

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令和6年6月27日 今日もクルクル通信2138号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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先日、大先輩の経営コンサルタントと夕食をご一緒させていただきました。毎度ながら、数多くの学びと刺激を頂戴し、翌朝のモチベーションが爆上がりです。

数ある話の中で、最も印象的だったのは、
経営者の発想一つで会社の命運が決まる
という話。
「そんなの当たり前じゃね!?」って思われる方も多いかもしれませんが、圧倒的な経験に裏付けられた、豊富な事例から生まれる説得力は破壊力が違いました。

やはり、
「○○がないからできない」という発想ではなく、「どうしたらそれができるのか?」という発想
これがないと、継続的に会社を成長させることはできないようです。逆に言うと、成果を上げ続けている経営者はすべからく、この発想を持っているようです。

結局、「○○がないからできない」という発想だと、次に生まれる問いは、
「誰で(何が)あれば、それを埋めることができるのか?」
であり、それに伴うアクションは、
=できる人(モノ)を持ってこい
となります。
野球で言えば、すぐにホームランバッターを連れてこようとする発想。全員ホームランバッターであれば、勝てる勝てるという発想に近いでしょう。

もちろん、その状況を打開するような、強力なプロダクトを瞬時に開発できる人や、会社のボトルネックを鮮やかに解き明かし、それに対する打ち手を迅速かつ正確にできるような人に巡り合うことができれば良い。でも、そんなことは稀。というか、ほぼありえない。

その発想で作り上げられた組織は一発頼みのギャンブルチーム。瞬間的には、運よく業績が改善することもあるかもしれませんが、長続きしない。そうなると、再び、次のホームランバッターを連れてくる。またうまくいかない。という負のスパイラルに突入する。
もっと言えば、過去のホームランバッターと新しいホームランバッターの間で人間関係がうまくいかず、妬みや足の引っ張り合いが起こり、結局、組織として機能不全を起こす。完全なる三流組織の出来上がりです。
当然、5年、10年というスパンで見れば、安定した成果を上げ続けることはできません。

そうならないためにも、「○○がないからできない」という発想ではなく、「どうしたらできるのか」という発想が重要となるんですよね。
つまり、まずは、現有戦力で徹底的に戦う方法を見出し、その実現に、足りないピースがあれば、適宜補充する。このアプローチこそが、長期的かつ継続的な成長に寄与します。瞬間的な爆発力はないかもしれませんが、チームとしての強さが生まれ、安定的な成果を上げ続けることができる組織へと繋がるのです。

その戦い方を実践していく中で、
その組織らしさ。文化が育まれていく
とも言えそうです。
文化は組織における、土壌のようなもの。長期的に、丁寧にその土地にあった肥料を上げ続けなければ、良い作物が収穫できないように、組織も焦らずに、文化を作っていくことが大事。
間違っても、ホームランバッターをとっかえひっかえ連れてくる、焼畑はしてはならないのです。

もちろん、「どうしたらそれができるのか?」という発想は、個人の生き方にも使えるもの。「○○がないからできない」と言っていては、現世が終わってしまいますから。
現状から目を逸らすことなくしっかり見つめ、まずは、そこでできることを着実に成し遂げていく。これの積み上げで、未来が少しずつ変わっていくのんですよね。

ということで、「どうしたらそれができるのか?」という発想で行きましょう!
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【今日のうねり】
成果を上げ続けるには、
「○○がないからできない」という発想ではなく、「どうしたらそれができるのか?」という発想
が必要だ。
現状から目を逸らすことなくしっかり見つめ、まずは、そこでできることを着実に成し遂げていく。これの積み上げで、未来が少しずつ変わっていく。

文化は組織における、土壌のようなもの。長期的に、丁寧にその土地にあった肥料を上げ続けなければ、良い作物が収穫できないように、組織も焦らずに、文化を作っていくことが大事。

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