見出し画像

再現性を追い求めて

=========
令和6年4月30日 今日もクルクル通信2080号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
=========

昨年8月に購入した、洗濯機の調子がすこぶる悪くなってきました。具体的には、乾燥機能の低下。
ドラム式洗濯乾燥機にあるあるだとは思いますが、従来とは作り方から大幅に見直したという日立の最新モデルだっただけに残念です。
期待値が高すぎたのか?
とは言え、まだ8か月。250日以下での故障ですから、残念ながら「ダメだった」と判断させざるを得ませんよね。もちろん、個体差があるものだとは思いますが、乾燥させているのは、毎日たかだかタオル4枚程度。酷使なんて全くしていません。

参考までに、どんな症状なのか?書いておきますね。
乾燥が終わる度に、「槽洗いをして下さい」というメッセージが表示され、それをすると、「糸くずフィルターを掃除してくれ」と指示される。これが毎日。これを2週間ほど経て、ついに、生乾きになりました。
いよいよ、修理分解をしなきゃなりません。保証期間なので、費用はかからないはずですが、それ以上に時間がもったいない。ホント、勘弁してほしいです。仕方ないっちゃー仕方ないですが。

それはさておき。これ見て思い出したのが、"雀聖"阿左田哲也こと色川武大さんの言葉です。
~~~~
プロという観点からすると、一生のうち二年や三年強くて、ばくちでメシが食えたって、それはアルバイトみたいなものだ。
ばくちのプロなら、ほぼ一生を通じて、ばくちでメシが食えなければね。
アマチュアなら別だよ。他に職業があって、ばくちは趣味でやっているのなら、ピークの間だけ打って、勝てなくなったらやめてしまって、本業に専念すればいい。
プロはそういかないだろう。
(中略)
甲子園で全力を投入しなければ、明日も明後日も投げるわけにいかないんだからね。
一発全力主義、これはアマチュア方式なんだ。
プロは、フォームの世界。つまり持続を軸にする方式なんだね。
一生に近い間、落伍するわけにいかないから。
もし、明日のことを考えないで、一回こっきりの勝負だったら、プロより強いアマチュアはたくさんいるだろうよ。
(色川武大の『うらおもて人生録』より抜粋)
~~~~
このエッセイ、超絶にオススメなので、ご興味を持った方は是非読んでください。金言の嵐ですw

この言葉にあるように、
成果は、1週間、1ヶ月のような短期で測るものではなく、5年、10年、20年といった長期で測るべきもの。
言い方を変えれば、
いかに長期間にわたって、コンスタントに高いパフォーマンスを発揮するのか?
これが大事なんですよね。

当然のことながら、これは、家電製品だけではなく、人も同じです。家電製品には、1年の保証期間があるように、採用で言えば、半年間の試用期間制度を設けている会社もありますよね。新卒で入社した電通も10月までは試用期間がありました。そこで解雇された人間の話は聞いたことはありませんがw
今回の洗濯機のケースを見ても、この制度はあっても良さそうですよね。半年や1年を長期と言えるのか?は分かりませんが。1週間のクーリングオフよりは明らかに真価が問えますから。

プロフェッショナルを目指す我々に求められていることは、短期ではなく、長期の安定した高いパフォーマンス。つまり、再現性です。
こんなことを書くと大仰に聞こえるかもしれませんし、「言うは易く行うは難し」なことであることも分かっています。でも、大丈夫。
毎日、0.01%でも進化しようと努めていれば、できることです。ビビる必要なんてありません。
*****
【今日のうねり】
プロフェッショナルを目指す我々に求められていることは、短期ではなく、長期の安定した高いパフォーマンス。つまり、再現性だ。
毎日、0.01%でも進化しようと精進し続けていれば実現できるのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?