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エラーがあるかどうか?って自分で気づくことができない。認識ってこわい

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令和6年4月7日 今日もクルクル通信2057号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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先週からスタートした新たなコンサル案件。

成果を上げる者は仕事から始めない。時間からスタートする。
というドラッカーの言葉があるように、まずは
どんな時間の使い方をしているのか?
ココの検品から始めました。

スケジューラーを見させて頂いたのですが、マジでビビりました!大企業の課長ですから、打ち合わせがぎっしり詰まっているのはやむなし。部長や役員との打ち合わせもあれば、現場との打ち合わせもありますからね。
ですが、驚いたのは、打ち合わせの数ではなく、尺です。ざっくり一つの打ち合わせ時間が平均90分なんです。思わず言っちゃいました。
「てか、打ち合わせ、長くないですか?どうにかならないんですかね?こんなに長い時間、必要なんですか?」
って。
すると、さらに驚くべき回答が彼からあったんです。
「そうなんですか。これ、長いんですか。うちの会社ではこれくらいの時間を取っているんで、「長い」なんて考えたこともありませんでした
「なるほど。ってことは会社の文化なんですかね。にしても、長いとは思いますよ。必要なら仕方ないのですが、本当に90分話し続けることあるんですか。 毎回それほど議論することがあるとすると、むしろすごいことですよ。

自分の当たり前って、「それが世の中的に当たり前ではないかどうか?」って気づきようがないんですよね。日常に溶け込み過ぎていて。世の中と合わせる必要がありませんが、
悪い意味で異常だったり、改善の余地があるにもかかわらず、気づいていない。それが理由で、改善しようとすら思うことがない
ってことがあったとしたら、とんでもない損失です。
やはり、定期的に外部の目に晒すことって重要だと実感しました。

それはさておき。
打ち合わせは短ければ短いほど良い
というのが、 私の考えです。
人間の集中力の持続時間は最大で90分
言われています
サッカーの試合は90分ですが、45分ハーフです。高校の授業も同じ。大学は90分でしたが、集中し続けたことがある人なんていませんよね。

彼の場合、例えば、打ち合わせ時間を45分にすることができたとしたら、一気に40%ぐらい時間が削減できそうです。その浮いた時間で自分のしたいことががっつりできちゃいます。

ついでに、もう一つ問題だなって思ったことは、週次の定例ミーティング。
毎週必ず議題があるのか?あるのであればすべきですが、そうじゃないんだったとしたら、隔週にしてもよいですよね。
実際に聞いてみたら、スキップすることもできる週もある。でも、「とりあえずスケジュールに入っているから」で毎週実施してしまっているとのこと。
これは本当にもったいない!!「手段の目的化」ってやつですからね。

ということで、次回までに
・打ち合わせ時間の短縮
・定例ミーティングの運用方法の見直し
にチャレンジしてもらうこととなりました。

トライしてみて、上手くいかなかったとすると、次に検品すべきは、
アジェンダセット力
ファシリテーション力
あたりですかね。

改めて、認識ってめっちゃ怖いなって思った次第。
エラーがあるかどうか?って自分で気づくことができないから。
だからこそ、定期的に外の世界と触れることで、自分を相対化することが大事なのです。
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【今日のうねり】
自分の当たり前に、自分で気づくことはできない。
だから、定期的に外部の目に晒す。これが大事なのだ。
そこでチューニングを行うから、正しいフォームで過ごせる。結果、成果が出るのだ。

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