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私がイマジナリー旦那との結婚を選んだ根底にあるもの

今日、出会った女の人に何歳になるの?と聞かれ、○○歳になりますと言うと、結婚はしないの?と聞かれ、しません!とはっきり言った。
するとその人はそうかといった感じで去って行った。
こういう時、ああ、現実の私って独身なんだ…と当たり前のことだが、再認識させられる。
私は現実にはいない人を好きになって、心の中で結婚しているけど、いくらそう思ってても、現実で接する人は知らないわけだから、独身扱いされ続けるんだなと思うと、何だか寂しい。

大体、私が独身なのはしょうがない所がある。
昔から、家がやってる仕事を長女だから、婿をとって継いだらみたいなことを、簡単に人から言われ続けてきた。
はっきり言って、そんなことはしたくなかった。
キツい仕事で、はっきり言って寿命が縮まってしまうと思うし、休みの日でも注文があったらしなければいけないという過酷さなのだ。
自分の大切な人にそんな仕打ちをしたくなかった。
それと、父が早くに亡くなったことで、結婚相手に求める条件が、私より先に死なない人というものになっていった。
はっきり言って、人の寿命なんてどうなるか分からないから、無理なことなんだけど。
だから、私が、現実の世界にいない人を結婚相手に選んだのは無理もないことなのかなって思う。
それと、私は精神の病を煩っていて、そういう人でも結婚している人はいるけど、私は相手を充分に支えられないだろうなって思うし、無理な話だと思っている。

でも、考えてみれば、好きになった人が例え現実の世界にいなくても、私の心の中にいること、それだけで奇跡だし、他人が何て言おうと、幸せなことは間違いないと思っている。

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