CL愛知準優勝 Wインテレオン取扱説明書
皆さん初めまして、この度2021CL愛知で準優勝しましたあるぱん(@gross_Pokeka)と申します。
CL愛知お疲れ様でした。
今回、インテレオンを使っての準優勝ということでデッキ紹介をしようと思います。
途中から有料になりますが、無料部分では「環境考察」「デッキレシピ」「採用カードの解説」について書いています。
最後まで目を通してもらえると幸いです。
自己紹介
普段は千葉で練習をしています。
2021シーズンの主な成績はこちらになります。
CL横浜4勝3敗Day1敗退
シティS1 Best8
シティS2 Best32
あまり良い成績を残せていないと思います。
当日のマッチング
予選
1戦目:先 ピカゼクレシゼク W
2戦目:後 悪パーフェクション W
3戦目:先 雷パーフェクション W
4戦目:先 三神ザシアン W
5戦目:後 レッドパーフェクション W
6戦目:確か後攻? 三神ザシアン W
7戦目:先 ビクティニV W
8戦目:先 三神ザシアン W
9戦目:後 三神ザシアン L(種切れ負け)
予選:8勝1敗(予選6位)
決勝トーナメント
1戦目:後 連撃ウーラオス(配信卓) W
2戦目:先 三神ザシアン W
準決勝:後 ビクティニV(配信卓) W
決勝:先 レッドパーフェクション(配信卓) L
通算戦績:11勝2敗
環境考察
今回のCL愛知は、一撃マスター、連撃マスター、双璧のファイターといった新規カードの大量追加+Bレギュ無しで行われる国内の大型大会一発目ということもあり、環境考察が困難だったと思います。
リモート大会や自主大会、仲間内での練習の結果などをふまえて、考察を行いました。
~CL1~2週間前の予想(リスト発表直後)~
・Tier1
・三神ザシアン
・ビクティニ
・レッドパーフェクション
・Tier2
・マルヤクデ
・一撃ウーラオス
・Tier3
・ムゲンダイナ
・連撃ウーラオス
・その他
Bレギュが落ちても安定感・パワーともに申し分のない「三神ザシアン」「ビクティニ」「レッドパーフェクション」の3強であると考えました。
中でも、やまびこホーンの登場によりさらに安定感の増した三神ザシアン、ポケモンVをワンパンすることのできるビクティニの2デッキが特に強いと思っていました。
Tier2以下のデッキに関してはTier1の3つの内2つには有利を取れるものの残りのTier1に対して苦手意識があるためこの評価とさせていただきました。
~CL当日の予想~
・Tier1
・三神ザシアン
・ビクティニ
・Tier1.5
・レッドパーフェクション
・連撃ウーラオス
・Tier2
・ムゲンダイナ
・悪パーフェクション
・Tier3
・インテレオン
・一撃ウーラオス
CL1週間前の各地の自主大会にて、連撃ウーラオスやムゲンダイナが結果を残し特に「連撃ウーラオス+クイックシューターインテレオン」というデッキタイプが各地で結果を出したことで注目されました。連撃ウーラオスの性能も高くさらにインテレオンの進化ライン全てが優秀でどのデッキに対しても捲れる性能があることから数が増えると予想しました。しかし、ベンチバリアのミュウ次第で戦況がかなり変わってしまう為Tier1ではなくtier1.5という位置づけになりました。
インテレオンを選択した経緯
CL愛知に挑むに当たって自分は「サイドを先行されてから捲ることができるか、相性不利のデッキをいかに避けることができるか」という2つの点を意識しました。
現スタンダード環境は一回のダメージが大きい技を持つポケモンが多くほとんどVMAX以外のポケモンは1回の攻撃で倒されてしまい、VMAXポケモンも二回の攻撃で倒されてしまうためサイドを先行されてしまうと捲ることが難しいと自分は考えています。またポケカにおいてタイプ相性はとても重要でタイプ相性有利のポケモンに対しては素のダメージの2倍ダメージを受けてしまうためVMAXポケモンも1回の攻撃で倒されてしまうため現環境においてタイプ相性はとても重要だと思います。
そのため、①「サイド先行されても捲れる」②「不利マッチが少ない」③「じゃんけんに依存しない」デッキ選択が重要であると考えました。
以上の点からサイドを先行されても捲ることができ尚且つ不利マッチの少ないインテレオンVMAXを使用することにしました。
※余談ですが配信で言ったように今回、直前でインテレオンVMAXにデッキを変えました(配信では5日前と言いましたが実際は2日前です。緊張や焦りがあり間違えてしまいました。)ギリギリまで連撃ウーラオスを煮詰めてましたが調整仲間であるコバイキ(@pyokotanu)とよし(@PokePokePokek)に止められ急遽インテレオンVMAXに変更しました。2人には感謝しています。本当にありがとう。
デッキレシピと採用理由
今回使ったデッキレシピはこちらになります。ご存知の方もいると思いますが原案は台湾の大会で活躍し結果を残したインテレオンを参考にしています。ご了承下さい。さらに2019CL東京で3位の実績を持つLon君(@Lon50_poke)のインテレオンも参考(https://twitter.com/lon50_poke/status/1373539370565652482?s=21)にしています。
ここからは採用理由について述べようと思います。
インテレオンVMAX(3)
今回のメインアタッカー
3エネでバトル場に160点ベンチに60点狙撃が強いのはもちろん1エネ60点+エネバウンスが強いです。後ほど詳しく書きますが、エール団のしたっぱと組み合わせることで三神ザシアンに対して有利に勝負することができます。さらに現環境Tier1であるビクティニとレッパに弱点をつけることも優秀です。
インテレオンV(3)
1エネで相手のポケモン1匹に40点狙撃することができます。相手のオドリドリGXやミュウツー&ミュウGX等のGXポケモンに40点置き、シャドーボックスミミッキュ(以下ミミッキュ)をベンチに展開することで相手のGXポケモンの特性を封じることが出来ます。
連撃メッソン(3)
無色1エネで連撃ポケモンを3体まで呼べるのがとても強く序盤から強い盤面を作ることが出来ます。
※台湾では双璧のファイターのカードが収録されていないため旧メッソンになっています。
うらこうさくジメレオン(3)(以下ジメレオン)
進化することで特性で好きなトレーナーズを1枚持ってくることができます。このカード1枚で山札にボスの指令が1枚しかない場合でも実質2枚になったり手札が厳しい時にはマリィや博士の研究を持ってくることができ、展開によって様々な動きをすることができるようになります。またHPが90なのでレベルボールで持ってこれるのも大変優秀です。
うらこうさくインテレオン(2)(以下インテレオン)
先ほどのジメレオンと同様進化することで好きなトレーナーズを持ってくることができます。ジメレオンは1枚なのに対しインテレオンは2枚まで持ってくることができます。また2エネでバトル場に120点ベンチに20点狙撃も優秀でビクティニVやヒードランGXを弱点をついて倒すことができサブアタッカーとしても使うことができます。CL愛知当日も何度かサブアタッカーとして使いました。
ユキハミ(シャイニースター)(1)
シャイニースターで追加されたユキハミは水エネ1枚でたねポケモン1枚をベンチに呼ぶ事が出来ます。ユキハミをもう1枚置いたり、メッソンを置いたりと状況に応じてポケモンを呼べるのが優秀です。
ユキハミ(シールド)(1)
こちらのユキハミはシャイニースターとは打って変わって水エネ1枚でバトル場に10点と大した技を持っていません。強いて言うなら逃げエネが1枚である事が優秀ぐらいしか言うことがありません。しかしミミッキュと、組み合わせる事で相手のGXポケモンの特性を止めることで1ターンの猶予を貰えるチャンスがある為1枚採用しました。
モスノウ(2)
モスノウの特性でベンチの水ポケモンに何回でも水エネを付けられるのがとても優秀です。普通であれば後続のポケモンを育てるのに時間がかかってしまいますがモスノウがいればすぐに後続の準備もできる為前のインテレオンVMAXが倒されてもすぐに後続のインテレオンVMAXが攻撃する事出来ます。ちなみに序盤にユキハミが展開出来なくても1体目のインテレオンVMAXが倒されるまでに進化出来れば大丈夫です。
ベンチバリアミュウ(1)(以下ミュウ)
こちらのミュウは対連撃ウーラオス、ミラーに置いて大変重要なカードです。このカードがあるかないかで対連撃ウーラオス、ミラーは勝敗が決まると思います。特にベンチのジメレオンをベンチ狙撃から守りたい時にベンチに置くと良いです。
ミミッキュ(1)(以下ミミッキュ)
ダメカンの乗ったGXポケモンの特性を止める事が出来ます。ベンチ狙撃のできるインテレオンととても相性がいいです。「ダイバレット+無人発電所+ミミッキュ」のコンボでほとんどのGXポケモンの特性止める事ができる為レッドパーフェクションのようなミュウツー&ミュウGXを主体としたデッキには積極的にベンチに置きたいです。
コロトックV(1)
デデンネGXやクロバットVのように瞬間的に手札を増やす事が出来ないですが毎ターン手札を3枚もしくは4枚になるまで引くことができ、ローズを打ったターンに手札を増したり終盤のリセットスタンプのケアの為採用しました。しかしこのカードのデメリットとしては三神ザシアンに対してオルタージェネシスGX込みのアルティメットレイで倒されてしまったり、インテレオンVMAX、コロトックV、何かしらの非GXで3-2-1でサイドを取られてしまう可能性もあるのでベンチに置く場合は十分な注意が必要です。
クイックボール(3)
ほとんどのデッキに対してクイックボールは4枚採用が普通なので3枚構築だった事に驚いた方もいると思います。クイックボール3枚の理由としてはこのデッキは1枚1枚が重要なカードである為コストに切るカードが、ほとんど無いことが1番の理由です。さらにクイックボールのみで持って来れるポケモンがインテレオンVとコロトックVということもあり3枚採用になりました。
レベルボール(3)
このデッキはHP90以下のポケモンが比較的多く入っており序盤にメッソンやユキハミを展開する事もできたり、次ターンにモスノウやジメレオンを持ってきて進化し一気にテンポを持っていく事ができとても優秀です。このカードがあることでモスノウやジメレオンの枚数が実質増えてるようなものなのでその点も良いです。ベンチにメッソンが入れば終盤のリセットスタンプ後にレベルボールも当たり札になる点も優秀です。
ポケモン通信(2)
手札にポケモンが入れば好きなポケモンを持ってこれるので展開次第で様々な動きをする事が出来ます。レベルボールと同様、序盤に使うより終盤まで残して置くとベンチにメッソンやジメレオンが居ると当たり札になるのも優秀です。
進化のおこう(1)
主にインテレオンVMAXやインテレオンを持ってくる為に使う事が多いです。本当は2枚欲しいのですが枠の関係上1枚になりました。
グレートキャッチャー(1)
終盤にデデンネGXを前に引っ張って来てサイド複数取りをしたりと締めで使う事が多いです。またGXポケモンを前に引っ張りながらサポートを打つことも出来るのがいいです。しかし序盤·中盤に打つ場合は切るカードを考える必要があります。
あなぬけのひも(1)
ダイバレット2回で倒しきれないポケモン(ムゲンダイナ、連撃ウーラオス等)をベンチに戻す事ができ、ベンチ狙撃でムゲンダイナ、連撃ウーラオス等を倒す事が可能になります。また、レッドパーフェクション等に入っているメガミミロップ&プリンGX、アローラベトベトン&ベトベトンのGX技対策としても優秀です。さらにこのデッキの悪い点に終盤ボスでモスノウを縛られる事もある為、それの対策として採用しました。
ツールスクラッパー(1)
相手の道具(主に風船や隠密フード)を割るために使用します。普通は1枚しか入ってない為引きたい時に引けない事が多いですがインテレオン、ジメレオンを採用してる為好きな時に持ってこれます。
風船(2)
このデッキは逃げエネ2以下のポケモンしかいない為、付けることでエネを切らなくても逃げる事が出来る為採用してます。※このデッキは入れ替え札が極端に少ない為、終盤にボスでモスノウを縛られる危険性がある為、博士の研究を使う為やむを得ない場合などを除き、盤面に風船2枚を付けることはおすすめしません。(ツールスクラッパーで風船2枚を割られてしまうため)
たっぷりバケツ(2)
モスノウを立てた後に使うとこのカード1枚でベンチの水ポケモンに水エネ2枚を付けることが出来る優秀なカードです。手札にエネルギーが無くてもこのカード1枚でエネルギーを持ってくる事が出来るのも優秀です。
リセットスタンプ(2)
終盤に捲る為に大変重要なカードです。こちらのカードも引きたい時に引けない事が多いですがツールスクラッパー同様、インテレオン、ジメレオンを採用してる為必要な時に持ってくる事が出来ます。
博士の研究(3)
山を掘る為に使います。自分の手札に重要札(インテレオン、ジメレオン、リセットスタンプ等)が無い時に打つことが大事です。
ボスの司令(3)
終盤に締めで使う事が多いです。また配信卓(準決勝)のように相手のGXポケモンの特性を止める為に呼び出して使うことも多々あります。
マリィ(2)
博士の研究を打ちたくない時にうらこうさくで持ってきたり、「マリィ+無人発電所」で相手の動きを止めたりする事ができとても優秀です。
ローズ(1)
モスノウが立てられてない時にインテレオンVMAXに無理やりエネを付けて攻撃したりします。コロトックVと相性がいいです。しかし当日は予選1回戦目しか使うタイミングがなかったので他のカードと入れ替えてもいいと思います。
エール団のしたっぱ(1)
対三神ザシアン戦で重宝するカードになります。相手に先行2ターン目にオルタージェネシスGXを打たれても返しに「エール団のしたっぱ+ハイドロスナイプ」で相手のディアルガ&パルキア&アルセウスGX(以下三神)のエネルギーが無くなる為、次ターンにアルティメットレイを打たれる事が極端に少なくなりとても強力です。 ※余談ですがCL愛知当日は予選9戦目以外の対三神ザシアンでアルティメットレイは1度も打たれませんでした。
無人発電所(2)
相手のデデンネGXやミュウツー&ミュウGXの特性を止める事のできるとても強力なスタジアムです。「マリィ+無人発電所」や「無人発電所+ミミッキュ」が決まると有利に勝負を進めることが出来ます。
水エネルギー(7)
インテレオンVMAX1体に必要な水エネが2枚それが×2と逃げる等に必要なエネルギーなどを考えて結果7枚になりました。
キャプチャーエネルギー(2)
このエネルギーを付ける事で好きなたねポケモンを1枚ベンチに置けるのが優秀です。またインテレオンVMAXのダイバレットの必要エネルギーが水+水+無で相性が良い点も評価できます。
※無料部分は以上になります。
↓ここから先は有料になります。内容はこのようになっています。
①不採用カードの解説
②ベンチバリアミュウが置かれた時の基本的な戦い方
③各環境デッキの立ち回り方
④白銀のランス、漆黒のガイストの新規カードについて
⑤最後に
今回の「Wインテレオン」は使い方が難しいですが基本的な動きが分かるとどのデッキにも勝てるポテンシャルを秘めていると思います。
もし少しでも興味を持ってくれた方がいれば、ぜひ目を通していただけると幸いです。
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