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⑤サイレント期間最終章~別れ~


こんにちは!アルパカです^^

ついに、サイレント期間最終章!
この最終章はpart1【別れ】part2【再会】の二つに分けて書いていこうと思います☆

①②③④の続きとなっていますので、そちらをまだ読まれていない方は
先に①~④をご覧いただき、この記事を見ていただけると理解しやすいかなと思います☆

では、さっそく書いていきます^^

前回、私は不倫という目を背けていた現実と向き合うことになり
結果、彼のことを信じれない。という感情にいきつき、別れる覚悟を持ちました。

ですが、そう決めた途端、急に今まで感じたことのない苦しさや寂しさに襲われたのです。
こんな事を考えていると知らない彼は、いつもと変わらぬ態度で私に接してきていたので、正直「このままでもいいんじゃないか?」「離れるより今の方が苦しくないんじゃないか?」
何度もそんな言葉が自分の頭の中で繰り返されました。

ですが、2人(友達と相席のおっちゃん)に会った2日後の朝。
目が覚めた瞬間、急に「今日だ」と思ったのです。

2日後に彼と会う約束をしていて、なんなら翌週には二人で初めての旅行(私の誕生日旅行)も計画されていました。
だけど、今この状態で会ってしまったら、きっと彼から離れられなくなる。
旅行なんて行ってしまったら、彼との未来をもっと望んでしまう。
この時の私は、とにかく彼と幸せな時間を過ごす事が怖かった。
いつか捨てられるんじゃないか、家族のもとに帰ってしまうんじゃないか。
私はネガティブな想像ばかりを彼との間に繰り広げていました。

どうせ、終わりがくるなら早いうちに終わらそう。

私は目が覚め、すぐにスマホを開き、彼にlineを送りました。

「もう、これ以上関係を続けるのは厳しいと思う。理由は沢山あるけど
あなたが家族を大切に思って本当に愛しているなら、家族だけをちゃんと見てあげるべきだよ。短い時間ではあったけど、色んな事を学ばせてもらいました。本当に感謝してます。ありがとう。旅行、せっかく計画してくれてたのに行けなくてごめんなさい。お互い幸せになろうね!」
(※実際は長文だったので内容は一部変更しています)

これが本心だったのか、自分を守るために強がった言葉だったのか・・・
今思い返すと、こうでもしないと自分を守れないと思ったんじゃないかなと思います。

そして少しして、彼からlineが届いたのです。
「これ、もう返事かえってこない感じ?」

”いや、そこ?”思ってた返事じゃなくて拍子抜けすると同時に
呆れた私は「返すけどダラダラ続けるつもりはない」
そう冷たく返事をしました。

止めてくれるかなってちょっとでも期待した自分がバカだったな・・・
なんて思いながら、私は気晴らしに桜でも見に行こうと、出かける準備を始めました。

あ~、終わっちゃうんだな。
そう思いながらも、どこかホッとした自分もいて、これで彼を嫌いになる事も彼を悪く思うこともなくなるし、私ももう、苦しむ必要もなくなるんだ。
ずっと、荒波の中で必死にもがいてた数カ月から、一気に砂浜へ辿りつけたような・・・そんな気持ちになりました。

そして、私は彼からのlineを待ちつつ、外の空気を吸いに家を出て
最寄りから二駅ほど離れた神社へ散歩をしながら向かいました。

散りゆく桜を見ながら、「今日からいっぱい自分を幸せにしてあげるぞ!」
そう思い私はこの日、初めて自分へ一輪のお花を送りました。

そして、家に帰る途中、彼からlineが入ったのです。
「やっぱり、何回見返しても悲しいな。アルパカの事ほんとに大好きだったから、ただただ悲しい」

いつもは”すき”としか言ってくれなかった彼が、この時はじめて”大好き”と言ってくれたのです。

「大好きってはじめて言ってくれたね」

もっと早くその言葉を聞けてたら、こんなに不安になる事もなかったのだろうか?なんで今更、私が一番ほしかった言葉を言うんだろう・・・
そんなことを思って、また涙が溢れそうな私に、彼から続けてこうlineが入りました。

「いや、大好きって言ったことあるよ!笑 てか、昨日の夜lineできなかったから寂しくなっただけじゃない?」

・・・は?

え、待って待って、この人、私が急にメンヘラ発動して別れ切り出したと思ったの?どんだけ私がこの決断するまで苦しんで泣いたと思ってるの??

私はこのlineを見た瞬間、彼への気持ちがサーっと引いていくのを感じました。

そして私は、彼にバカにされたような気がして返事をする気にもならず
このまま終わればいい。そう思い既読スルーをしました。

その夜は友達と遊び、愚痴を聞いてもらい、カラオケに行って前向きになれる曲を沢山歌ってもらい、このまま終わるんだ。もう前を向くしかないんだ。
そう心に言い聞かせながら、終電まで楽しく時間を過ごしました。

そして、家に帰りお風呂に入って1時を過ぎた頃、lineの通知が鳴ったのです。

そこには彼の名前が表示されていました。
基本、彼は12時前には家に帰っていて、家に帰ってから私にlineを送ることはしないので、珍しいなと思いつつ、恐る恐るlineを開くとそこにはこう書いてありました。

「正直、まだ実感が沸かない。でも、アルパカがそう思って決断したのなら俺も少しづつ受け入れていこうと思います。本当に幸せで楽しい日々でした。一緒にデートしたことも、駐車場で語り合ったことも、本当にいい思い出です。今までありがとう!」
(※一部内容を変更してます)

彼が送ってくれたlineを最後に、私たちの関係は終わりを迎えました。

ついに終わったんだ・・・
どこかで、この関係は終わらないって信じてたんだけどなぁ。
彼が、いつか私に言ってくれてた言葉を私はこの時ふっと思い出しました。

「俺らさ、多分離れることないよ」
「俺とアルパカは、おじいちゃんおばあちゃんになっても一緒にいると思うな」

あの頃は何を根拠にこの人は言ってるんだろ?くらいで流してましたが
この時、そんな彼の意味深な言葉が頭によぎったのです。

「おばあちゃんになっても横にいるって言ったじゃん・・・」
自分から別れを切り出しておきながら、私は彼が離れていった現実を受け入れることが出来ず、毎日、目が覚めては彼からの「おはよう!」lineが届いてないか確認し、絶望に襲われるという日々を過ごしました。
そして、こんなにも私って泣くことができるんだ、と思うくらい毎日毎日
我慢することなく子供のように泣き続けたのです。


【別れ編】いかがだったでしょうか??

今は彼がツインレイの片割れだという確信があるので、こんな感じだった
なぁ~って笑い話にできますが、まぁまぁ呆気なく、さっぱりとしたお別れでした(笑)
ですが今思うと、ここで終わるわけない。という気持ちがどこかにあったんじゃないかなと思います。

ここから、私たちのサイレント初期は本格的に突入していくのですが
私がサイレント初期をどのように過ごして、再会まで辿り着くことができたのか、次の記事でお話していきたいと思っていますので、ぜひ次の最終章もご覧いただけると嬉しいです^^

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆


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