「愛の不時着」今は見てはいけない理由プレゼン~ムダに説得力がある私 の巻。

===ここまでのあらすじ====
ブームから遅れること2年。
「愛の不時着」を見て、ドはまり、
沼から出られない私。
こんなことではいけない、と
沼から這い出そうとしたところ、
主役二人の結婚報告。
またドラマを最初から見たくなる衝動に駆られる。
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こんなはずではなかった。
私はとっくに、愛の不時着の沼から脱出し、
「俗世」に戻っているはずだった。


なのに、ヒョンビンとソン・イエジンの結婚
報告で、また「沼に自ら戻ろうとしている」


ブンブンブン。
頭を振る私。
ちゃんと、ジョンヒョクが存在しない
「俗世」に戻ろう。


汚れた世の中だが、
こんな王子様などいないが、ここが私達の生きる場所なのだ。


もしコロナじゃなかったら、ソウルに行きたいぐらいだ。
これは勝手な想像だが、二人の結婚式は
「新羅ホテル」(日本で言うと帝国ホテル的な存在)
ではないだろうか?
そんなことを仕事の合間に想像し、
徐々に私は「沼から」出るはずだった。


昨日は美容院へ行った。
私の担当美容師さん(40代男性)と、いつもゴルフの話をする。
「スイングの話」などをしていた。

トータル2時間のうち、ほとんどはゴルフの話。


最後の10分は、愛の不時着の話になる。
20代のシャンプー担当の子(20代女子)が
「アルパ子さん、私、やっと愛の不時着見たんですよ!」
という話を振ってきた。
彼女と盛り上がっていると、私の担当美容師Nさんが
話に入ってきた。


ドライヤーで髪を乾かし、ブローをする間だから、
10分ぐらいだろうか?
「ぼく、そういう恋愛モノとか、全然見たくない」
と言っていた人が
「仕事が落ちついたら見ます」に行動変容していた。
そして、こんなことを言った。


「ブームの時に、いろんな女性のお客様が
 ずっと愛の不時着の話をしてたんです。
 ボク、それ聴きながらなんとも思ってなかった。
 でも、今日のアルパ子さんのプレゼンが一番説得力があった。
 仕事が落ち着いたら見てみます」

プレゼンをしたつもりはなかったが(笑)
ついつい、相手を説得してしまったのだろうか。
ムム、、、、無駄に説得力がある私。


なぜ、そのスキルを仕事に使わず、
「愛の不時着」の自主的な「伝道師」になっているのだろうか。


自分で自分にツッコム私。
なぜ、私は説得できたのだろう?


①「Nさん、今は絶対見ちゃダメですよ。」
人は禁止されると、つい興味をもってしまうのだ。
新店の開店で忙しいNさん。
本当に親身になって「見てはいけない」と提言。
今見たら、徹夜になりますから。


②「恋愛ドラマではなく、基本はコメディなんです」

③「伏線とか、シナリオが素晴らしくて、飽きないんです」

④「主人公の男子は、男性から見ても、カッコイイと思える
 らしいんですよ」

⑤「いい年した男性も、なぜか号泣するドラマなんですよ。
 Nさんに、なぜなのか分析してもらいたいです」

韓国ドラマ=女性だけが楽しむドラマ と思っていた
思い込みを外した。


⑥「名作だから、見て欲しい。
 でも、Nさん、くれぐれも、今は見ないように」


説得しようとしたわけではない。
でも、ついつい、熱が入っていたのだろうか。
3歩進んで2歩下がる。
水前寺清子が言うように、沼から出ることは2歩後退した私。

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