女子社員が「おっかない人」にならないために ~未然に防ぐ 方法はあるのだろうか、の巻。


私は、大学生の頃、スーパーでバイトをした。
それは「お米の試食」のデモンストレーションで、
一日だけの単発バイトだった。
それは、地方の小さなスーパーだった。


「おはようございます、よろしくお願いします」
と女子休憩室に入ったら、、、、、

まるで、昭和のヤンキーが体育館の裏で群ているような構図だった。


パート歴が長そうな女性が、デーンと座り、タバコを吸っていた。
どう考えても、彼女がボスなのだろう。
ニホンザルのサル山のヒエラルキーを見るようだ。


この小さな休憩室に、
カースト制度が、確実に存在していることは、20歳の私でも察知できた。
「腰巾着」のような、助さん格さんみたいな二人を従え、
どうどうたるあり様だった。
態度だけではなく、ウェストサイズも堂々とした女性だった。
若手の女性は、小さくなっていた。
「・・・怖い」と怯む私。
大学生のバイトの私は、本能的に、次にとるべき行動を察知し、
「部屋の隅」に私の荷物を置き、そそくさと、休憩室を立ち去った。
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ある男性経営者と、この話になった。
「女性って、いつからから、怖くなってしまう人がいるんですよ」
「そうならないためには、教育が必要だと思います」


他の小売業の男性経営者も、同じような悩みを持っていたのを知っている。
これは、よくある問題なのではないか。


私がかつて出会った、「スーパーの休憩室を取り仕切るボス猿的女性」も、
教育次第では、「素晴らしいリーダーシップを発揮する女性主任」になることだってできたはず、ではないか。


誰もが怖がる、怖くて何も言えない人になるのか、
リーダーとして会社の戦力になる人になるのか。
何を間違えたのだろうか。

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私も、様々な会社、部署を経験して、
様々な「ボス猿」的な女性を見てきた。
お局様もお会いしてきた。


ポケモンは、モンスターに出会うと、「図鑑」を作るらしいが、
私は、「お局図鑑」を作れる気がする。
戦闘力
魔術
生息地対
仲間にする方法


こんな私なりの分析が、「後世に役に立つ」のではないだろうか。
やはり、私は図鑑を粛々と作ることを始めるべきではないか。


だって、女性社員だけではなく、社長も、男性社員も、
ボス猿化した社員に困っていたから、だ。


でも、ちょっとボス猿を擁護すると、
「彼女たちは、なりたくてボス猿になったわけではない」
と感じている。

いい時もあるし、味方になってくれたこと、もあった。
でも、私が知る限り、
「会社に不満があった」人達のように思う。


仕事で「承認欲求が満たされない」不満が、
間違った方向へ行ってしまった、ということはないだろうか。

本当は、会社に貢献する良い人材になること、
だってあったかもしれない。


大変恐縮だが、
私はこのボス猿たちの態度の肥大化を思い出すとき、
「熟れすぎた夏のキュウリ」を思い出してしまった。
キュウリは、みずみずしさが命である。
ところが、誰も摘んでくれないがために、
放置されたがために、
キュウリはどんどん肥大化し、存在感を増している。


もっと早く、誰かが見てあげていたら、
こんな「パッサパサのキュウリ」にならなかったのに。
やはり、私はお局対策図鑑を作るべきなのではないか。

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