リャンシャンテンの進行

前回の記事でイーシャンテン形の種類が4種類あることを確認した。
基本形でのテンパイ種類が多い順に
①くっつき
②ヘッドレス二カ所不確定
③ターツターツ
④その他(ターツヘッドレス)
となる。
リャンシャンテンということはこの中から2つが残っているということになるはずである。
例0では、25m3p5sのくっつきと78pのターツがあるので、
①と③の2つが残っているという考え方になる。

例0:リャンシャンテン

リャンシャンテン時の取り方としては、なるべく①や②を含むようにして進行するようにするとイーシャンテンになりやすいということになる。


例1:4pをどう見るか

例1の打牌候補は、打4pと打1,2sであろうか。
ここでは打4pを推奨しておきたい。
打4pとすると、ヘッドレスの三カ所不確定になるので、
②が残り、あとはメンツを1つ完成させる必要があるので③も残っている。
それに対し打1,2sとすると、ペンカン3m、47pリャンカン68sのターツ×3となる。つまり③と③という最悪の組み合わせとして残る。
4pをくっつきとして見る方法もあるがそれはシャンテン落としになる。

打4pとすれば②ヘッドレスと③ターツが残っている。
②の受けの方が多いので、結局イーシャンテンの時には③ターツターツ
が残る可能性が高いが、それでもターツが先に完成することもあり、
そうなるとすぐテンパイできる見込みがある。

例2:例1の類似

例2は例1の引くものが2sになっただけである。
これは打1sとするべきである。
打1sとすると①くっつき(14m,4p)+③ターツ(リャンカン)のリャンシャンテンとなる。

例1の4pや2mはヘッドとして見るべきではなく、
例2の2sはヘッドとして固定するべきである。
この違いが始めたての頃には全くわからない人も多いのである。
初心者は3つで1つのブロックという所から教わるので、
「2つ並べて、あとこれが入れば1ブロックになる」という意識が強い。
その為、4456pのような形を44+56pで考えることが多い。
つまり、浮き牌をくっつきとして認識することが難しい。
でも実際はそのくっつきが最も強いので過程で損をするということになる。

ここから先は演習問題とする。

問題1
問題2
問題3
問題4

問題1:良形固定の打5sとして③+③の3ターツのリャンシャンテンにする。
問題2:打6mとして②ヘッドレスと③ターツのリャンシャンテンにする。
    尚12pの愚形はソウズのくっつきでフォローする。
問題3:打2pとして②ヘッドレスと③ターツのリャンシャンテンにする。
    ピンズに複合形があるので、ソウズよりも2pを打った方が良い。
問題4:打2mとして①くっつきと③ターツのリャンシャンテンにする。

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