見出し画像

編み物はじめました #1 【材料購入、コースター作成】

前回の記事で書いたが、編み物をはじめた(編み物をはじめようと思った理由についてはそちらを参照)。

今回は編み物をはじめるために最初に購入したものと、初日の作品・3枚のコースターを紹介する。


最初に購入したもの

編み物をはじめようと思ったのが5/10、その翌日の5/11に外出の予定があったので材料を買いに行った。
我ながらいつになくすばやい行動である。正直に言って、15年ぶりの編み物にワクワクしていた。

画像7


紀伊国屋書店とSeriaに行き、初心者用の編み物本とかぎ針、毛糸を購入。

画像5

まずは本を選んだ。このご時世、Youtubeやいろんなサイトで編み方は公開されていると思ったが、基本が1冊にまとまっている方が後々取り回しが楽だと個人的には思う(あと単純に本というコンテンツが好き)。

とにかく初心者向けということと、簡単に編めそうな小さい作品が掲載されいてる(=初心者でもすぐに達成感が得られる)という理由で「かぎ針編みのれんしゅう帳」という本を選んだ。
実際に編みだしてみて、この本の選択は正しかったと思う。

なぜ本を先に購入したかというと、何号のかぎ針を購入すればいいのかわからなかったからである(昔に編んでいた記憶から、かぎ針にいくつかの大きさがあることは覚えていた)。

結果的には、毛糸に表示されているラベルに『参考使用針』が書いているらしく、毛糸を購入する際にその毛糸に即した大きさのかぎ針を購入すればいいらしいことが分かった(そういう情報自体も購入した本で知った。やはり先に本を買ってよかった)。


毛糸は3つ購入した。
もう15年も毛糸を売っている場所へ行っていないので最近の事情が分からないが、Seriaでの毛糸の品揃えには驚きだ。
カラフルなもの、途中で色が変わるもの、細い糸のもの、線の太さが一定でなく風合いがあるもの、線にドットがついたもの、デニム風のものなど、100均とは思えないほどの種類がある。
自分がどれだけ編めて、編み物を楽しいと思うか分からなかったのでまずは3つにしたが、どれもこれも編んでみたい毛糸で目移りした。
購入した毛糸の詳細は、後述する。

かぎ針は、購入した毛糸がすべてカバーできるように3/4号、5/6号の2つを購入した。


以上、初期投資として
・本
・毛糸3つ
・かぎ針2つ
を購入したが、本:1,320円、毛糸・かぎ針:550円の計1,870円(税込)が、私が編み物をはじめるために必要な初期費用となった。
あらためて、編み物は趣味の中ではかなり気軽に始められる部類だと思う。


まずは本の最初からやってみる

考えるよりもまずは慣れろということで、本の最初からパラパラしながらコースターを編んでみた。
「糸の持ち方」や「針の持ち方」が記憶になく、おっかなびっくり。新鮮な気持ちだ。

画像5

初めては一番編みやすそうなアクリルの太い毛糸にした。
途中でどんどん色が変わる「cake」という毛糸だ。クリームがたくさん載ったカラフルなカップケーキのようで可愛い(インテリアにもなるらしい)。

意図していなかったがちょうど真ん中で色が変わり、バイカラーのコースターになった。
さわやか、且つ元気な色味で夏にぴったり。初回なのに可愛くできて満足。

これは『長編み』で作った。
正直編み方は全然記憶になかったが、本に1ステップごとに写真付き解説が載っているので、すぐに編めるようになった。
本当は(くさり編みを除いて)『細編み』が一番王道っぽく最初に載っているのだが、適当にパラパラしてたので読み飛ばして先に長編みで編んでしまった(そして2日目に細編みで苦戦する)。


画像4

2個目は白い毛糸で編んだコースター。
この毛糸、モケモケしていてすごく可愛い。本によると、「ループヤーン」という種類らしい。
編む前は、森ガールのような、ゆるふわ系女子のようなイメージのものができそうな気がしてワクワクしていた。

編みだしてみると、まずアクリル毛糸からの難易度のギャップがすごい。
これ、絶対初心者が2つ目で編むべき毛糸ではない。
ゆるふわではなく、かなりハード(編みやすさが)。

なんせ「編み目」が全然見えないのである。
まずは下の写真を見てもらいたい。

画像5

これは、今回購入した3種類の毛糸で『くさり編み』をした写真である。
一番右側の糸が、一見ゆるふわな「ループヤーン」糸だ。
(左が最初のアクリル糸、真ん中が最後に紹介する細い緑糸)

編み物は、基本的に前の段で編んだ「編み目」にかぎ針を入れて、次の段を編んでいくものである。
当然、前の段の編み目の位置が分からないと次の段を編めない。

今回購入した3種類の毛糸のうち、最初のアクリル糸と後述する細い緑の糸は編み目が分かりやすい。次の段を編むときに、迷わずかぎ針を入れられる。

それに対してこの白い「ループヤーン」糸は・・・編み目という概念をどこかに落としてきている。
編み目がまったく見えない。分からない。
最終編み切ったが、「(編み目を)心の目で見る...」と言いながら編んでいた。

私みたいな初心者には全然おすすめしない。
しかも編んでみたら思ったようなゆるふわ具合ではなく、ちょっと微妙な仕上がりだ。

毛糸選び・・・ 難しい。


画像6

最後の3つ目は細い緑の糸だ。
よくある毛糸のイメージのもこもこではなく、カラっと涼しい感じの糸だ。

これは今回編んだコースターで一番好き。
糸が細いので編み目がしっかり見えて、しかもこのなんともいえない緑青色がキレイ。糸の感じも、色も、熱い夏でも使えそうな感じだ。

画像7

ジャンッ!  (上にグラスを置いて撮った図)

編み目がとてつもなく可愛くないですか?
グラスに対してコースターが小さいけどそんなの関係なく可愛い。
色も本当になんともいえなくてキレイ。綺麗。


ちなみにこの3種類の毛糸で編んだコースターだが、肌触り、暑さの感覚が全然違う。
最終的に編みたいものとしてクッションカバーとブランケットがあるが、今から夏用のものを編むときには最後の細い緑糸のような材質のものが良さそうだ(3つのコースターを触ったり、足に載せたりして感触を確かめた)。


初日の気づき

ということで、まずは編み物をはじめるために本・材料を購入して、3種類の毛糸でコースターを編んでみた。
気持ちは充実感でいっぱいだ。初日の気づきを列挙する。

① 昔編んだことがあるため、くさり編み、長編みともに本を見たらすぐに編めた。覚えるというより思い出すという感覚

② 毛糸の種類により、編みやすさがまったく異なる

③ 毛糸の種類により、特性に違いがある。細い緑の糸は暑い夏に良さそう

④ 糸の状態で見ていたときのイメージと、編んだ後のイメージは違うときがある(ループヤーン)

⑤ まずはやってみる、編んでみる。編んでみると思わぬ発見(糸の特性による難易度や完成物の違い)がある
⇒このプロセスは「プロトタイピング」に似ている

⑥ ⑤のように考えると、子供の頃の遊びの中には「プロトタイピング」がたくさん潜んでいる


とにかく初日は楽しかった。
もっと色々なものが編めるようになりたい、と思う。


過去の「編み物はじめました」
編み物はじめました #0 【コロナではじまる編み物生活】

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?