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小学校教員資格認定試験(2021年度)受験記~1次試験あれこれ~

1次試験に向けての勉強や、当日試験を受けて感じたことなど、あれこれと書いてみました。

【試験(Ⅱ)の科目選択】

試験を受けるあたり、試験(Ⅱ)でどの科目を選択するかは悩むところではないでしょうか。
私は日本語教育関係の仕事をしているので国語は迷わず選択、学習期間が2年なので生活、家庭科も迷わず選択したのですが、あとの科目選びに迷いました。算数と理科はそもそも苦手だったので迷わず却下、社会は好きで得意でもあったのですが範囲の広さもさることながら過去問をやって撃沈したので却下、じゃあ残りは音楽、図画工作、体育、外国語・・・。

で、結局、残りの科目は音楽図画工作外国語を選びました。
英語から離れて久しいのですが、過去問を解いてみたら英語の問題についてはどうも中学レベル。何より学習期間が他の科目より短い。これなら何とかなりそうだと考え英語を選択。残りはただ「好きだった」という理由で図画工作を選び、音楽と体育で悩み、体育も苦手だったけど、どうせなら子どもの運動能力を伸ばすための勉強も兼ねようと考えて体育に決めました。

それで勉強を始めて思ったのですが、やはり「好きだった」は勉強するうえで役に立つということでした。図画工作は好きだったから、何年生ごろに何を作ったかなんとなく記憶があり、それは学習指導要領を覚えるうえで役に立ちました。ああ、3、4年生ごろに彫刻刀を買ってもらったな、とか、5、6年生ごろに電動糸鋸を使ってテープカッターを作ったな、とか。
なので、もし科目選択に迷ったら、「好きだった」で選ぶのも一つの方法だと思います。

あと、来年度どうなるかはまったくわかりませんが、2021年度でいえば生活科はやさしめだった気がします。「飼育する生き物としてダンゴムシがふさわしい理由として、不適当なものは?」というような問題で、「死んでも補充が容易だから」という選択肢があり、いや確かに容易だけれども、でもどう見てもこれが不適当だよね・・・という問題がちらほら。


【「フライパン」といえば「テフロン加工のフライパン」】

なんのことやらと思われた方もいるかもしれませんが、私はこれについて声を大にして言いたい!

今回の試験(Ⅱ)の家庭科の問題のうち、正しいものを選ぶ問題で「フライパンは強火で熱し・・・」という文がありました。これを読んだときに私が最初に思ったのは、このフライパンは鉄製なのか?テフロン加工なのか?でした。鉄製なら強火で熱するけど、テフロンではそれはやってはいけません。悩みに悩んだ末、学校って保守的な感じがするし(←ちがったらすみません)、私が子どもの時はフライパンと言えば鉄製だったし、鉄製フライパンということにしてこの選択肢を選びました。

が、不正解・・・。
あとで現役家庭科教員の友人にきいたところ、今はフライパンといえばテフロン加工のフライパンだと。お若いかたはいいかもしれませんが、ある程度の年齢の皆様、フライパンといえはテフロン加工です!


【試験(Ⅲ)(Ⅳ)、時間が足りない!】

試験時間は、試験(Ⅱ)が午前中にあり3時間、試験(Ⅰ)が午後にあり1時間10分、続いて試験(Ⅲ)(Ⅳ)があわせて2時間です。
このうち、試験(Ⅱ)は6科目60問ですが、1時間半ぐらいで終わりけっこう時間があまり、もうじっくりじっくり見直しもできました。これは私だけでなく、周りの人もそんな感じです。

反対に試験(Ⅲ)(Ⅳ)は時間が足りない、足りない!
特に試験(Ⅲ)、私は生活科を選択したのですが、問題は大問が2つあり、大問1は200字×3問、大問2は100字×3+200字と、けっこうな文量です。おまけに問題も、事前に想定していた簡単な授業案を書く、といういものではなかったので、問題を見て頭が真っ白になりました。何を書けばいいのだ!
問題はこちら↓(生活科は17ページ~)
令和3年度小学校教員資格認定試験 教科及び教職に関する科目(Ⅲ) (nits.go.jp)

事前に読んでいた「年間指導計画・評価計画資料」を思い出し、なんとか頭をひねって書き上げて、時計を見たらすでに1時間以上が経過していました。そのあとにあわてて試験(Ⅳ)の論述2問に取り組み何とか書き上げました。試験(Ⅳ)のほうは、「成長する教師」と「いじめ」についてで、予想外のテーマではなかったのが救いでした。

試験(Ⅲ)、どんな問題が出てくるかも予想がたてにくいですし、そもそも決まった正解があるものでもないので、一番難しいと思います。

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