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小学校教員資格認定試験(2021年度)受験記~2次試験に向けて~

 1次試験終了後、合格発表まで教育関係の本を読んだりしようかとも思ったのですが、試験勉強をしなくていい日々が快適すぎて結局何もしませんでした…。
 そして1次試験は無事合格!さて、2次試験に向けて何を勉強したらよいのだろう。

【2次試験の内容と対策】

2次試験の内容は受験案内によると以下の通りです。
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<内容>
教職への理解及び意欲、小学校教員として必要な実践的指導力に関する事項。
<方法>
指導案作成、模擬授業、グループ討議及び課題論文作成等。
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試験は2日間にわたり(2021年度は11月13日、14日)、zoomにより実施されました。

【わたしの2次試験対策】

◆指導案作成①―どの科目なのか?
2020年度に受験された方々のブログやnoteの記事を読むと、去年は「総合」が出たらしい。
確かに1次試験で出題された10科目からの出題となると、1次試験の科目選択によって有利不利が出てきてしまうから、やはり今年も「総合」「道徳」「特別活動」のどれかから出題されるのではないか?
去年が総合だったから、なんとなく今年は道徳ではないか?
・・・と勝手に読み(この読みは外れ、試験は「特別活動」でしたが)、道徳を中心に準備することにしました。

が、これは私の勝手な読みなので(実際外れたし)、念のため総合、道徳、特別活動の学習指導要領解説を購入し、眠気と戦いながら一応3冊とも目を通しました。
それにしても学習指導要領解説のお値段の安さには驚きました。まさにお値段以上!

◆指導案対策②―指導案を書くためにはどうしたらいいのか?
私の今の職業は日本語教育です。
なので、日本語教育の指導案は書いたことあれど、小学校教育の指導案の書き方はさっぱりわかりません。
日本語の授業の指導案(教案)はインターネット上でたくさん公開されているので、小学校の指導案もあるかもと思い、「道徳 指導案」などで検索してみたら、ありがたいことにいくつも公開されていました。
万歳!インターネット!ありがとうございます、教育界の先輩!
公開されていた指導案の項目を参考に、指導案フォーマットを作成し、指導案にどんなことを記入すればいいのか洗い出しました。

次に、これまたインターネットで公開されている道徳の授業の動画を見て、実際の授業がどう行われているのかを見て、それを指導案に起こしました。
授業動画は以下のサイトにあります。
 ・道徳教育アーカイブ「特別の教科 道徳」
 実践事例について | 道徳教育アーカイブ~「特別の教科 道徳」の全面実施~ (mext.go.jp)

最後に、道徳の教科書の出版社のサイトの「年間指導計画・評価計画資料」から、適当な単元を選び、自分で指導案を書いてみました。
そしてそれを現職教員の友人にチェックを依頼しました。
この友人チェックが非常に助かった!
私が指摘を受けたのは、
・児童の発達段階に対する理解を深めたほうがいい。
・授業中に児童に話し合ったり作文をかかせたりする際は、質問は具体的に投げかける。
・児童の家庭での「しつけ」は様々なので、「家でのルール」等を話し合う際は注意が必要。
これを受けて、児童の発達段階やそれに合わせた指導などをインターネットで調べてノートにまとめました。

◆課題論文対策
前回が「地域との協働」だったので、今年も現代の教育を考えるうえで重要なテーマから出るのではないかと考えました(これも外れましたが)。
とはいえ、テーマの予想はまったく立たなかったので、とりあえずNITSで公開されている動画のうち、課題論文になりそうなテーマのものを片端からみました。
ただ見るだけだと眠気に誘われてしまうので、見ながらノートに概要とポイントをまとめました。
・・・が、淡々と原稿を読んでいるような方の動画は集中して聴くのがむずかしく、これまた睡魔におそわれることしばしば。
正直言ってあまり集中できず、あまり頭に入りませんでした。

【実際の試験で活きた対策】

・指導案作成の練習
これはやっておいて本当によかったと思います。
試験で、指導案で何を書けばよいのかについて、(そんなに)迷うことはありませんでした。

・児童の発達段階を知る
児童の発達段階や、それぞれの段階の特性に応じた指導については、調べておいてよかったです。
指導案作成時や2021年度の課題論文作成時に、発達段階に合わせた指導内容を盛り込むことができました。

・現役小学校教員のnoteやTwitterを読む
これ、上の対策には書きませんでしたが、指導案作成時に非常に役に立ちました。
現役の教員の方が、新人へのアドバイスのような形で「○○の指導のときはこう対応するといいよ」というような記事をあげていて、それを空き時間によく読んでいたおかげで、指導案作成時に盛り込むことができました。
このnoteだけでもいくつかそうした記事はあるので、検索してみるといいと思います。

・zoomに慣れておく
2次試験はzoomを使用し、オンラインで行われました。
ログインし、カメラやマイクをONにしたり、表示名を変更したりするのは、それほど難しくありません。
ただ、試験というだけで緊張するので、試験前にzoomを使って少しでも慣れておいたほうが安心できるかなと思いました。

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