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さざえ堂の魅力をPR!―鴨台祭での活動報告①―

大正大学史上初のオンライン開催となった大学祭・鴨台祭(おうだいさい)に参加した、祈りのまち巣鴨班・歩こう巣鴨班・キャンパス農園班へのインタビュー記事をお届けしていきます。
今週はその第1弾。事前撮影企画としてさざえ堂のPR動画を作成した祈りのまち巣鴨班に、動画を作成した経緯や撮影時のエピソード・見どころなどをたっぷり聞いてきました! 

祈りのまち巣鴨班 メンバー(2020年秋学期時点)
・小貫智恵美(SPS)(歴史学科4年 写真下段中央)
・石垣マリア  (歴史学科4年 写真下段右)
・篠崎美和  (臨床心理学科4年 写真中段左)
・園部豊大  (仏教学科1年 写真中段右)
・芦田佳奈美  (人間科学科1年 写真下段左)

「お宝映像ができた!」

―今回、オンライン開催となった鴨台祭に事前撮影企画として参加されたそうですが、さざえ堂のPR動画を作成することになった経緯を教えてください。

小貫:もともと祈りのまち巣鴨班は、さざえ堂を多くの人に知ってもらうという目的のもとに活動を始めました。新型コロナウイルスの影響で、現在、神社などではオンライン参拝が行われているということを知り、自分たちもさざえ堂のオンライン参拝をやりたいとずっと考えていました。そのタイミングで、塩入先生から鴨台祭に企画として出してみるのはどうかと提案をいただき、鴨台祭の企画となれば、ただ単発でイベントを企画するよりも多くの人に見てもらうことができるのではないかと考え、今回の動画を作成しました。

石垣:鴨台祭の企画とはいえ、当初は見てもらえるのか不安に思っていたので2日間で160回もの視聴があり、とても嬉しかったです。

―動画を作成するからには多くの人に見てもらいたいですよね。今回の動画のターゲットは学生だったのですか。

小貫:そうですね。鴨台祭の企画ということで大正大学生、特に1年生をターゲットにしていました。学生がみても飽きないような動画を作ろうと思い、塩入先生には動画の話の流れだけを確認してもらって、学生向けのユニークな台本を書いていきました。動画のテイストについては園部くんがたくさん案を出してくれました。

園部:オンライン参拝の話が出始めた春学期の時点で色々な種類の動画を作成しようと考えていて、真面目なテイストで授業風のものやお坊さんとデートしているようなものなど様々な意見があり悩みました。その中で、最近の学生がよく見ているYouTubeやTikTokの方が注目を集めやすいと思い、今回はYouTuberを意識して作ることになりました。

―春学期のインタビュー時にもオンライン参拝について検討していると言っていましたね。動画の組み立てや台本についてはどのように決めていったのですか。(春学期のインタビューについてはこちらの記事をチェック→ https://note.com/arukimedia/n/nbc401495ab49 )

篠崎:台本には私が深く関わらせてもらいました。大学の行事だけど堅苦しくなく親しみやすいテイストの動画にしたかったので、台本や流れを組み立てていく中で、見ている人も楽しくなりそうなノリになるように考えていました。しかし、ただのおふざけやテンション高いだけになってしまわず、尚且つ飽きさせないように気を付けました。

―身内ノリになってしまわないようにということですね。芦田さんは秋学期からの参加ですが、初めての活動で動画の撮影企画という大きなものに関わってみていかがでしたか。

芦田:とても緊張しました。ミーティングなどはオンラインで行っていたので撮影日が班員の皆さんとの初対面だったこともあり、皆さんについていくので必死でしたね。

―撮影日が初対面だったのですね。他の皆さんは撮影時に苦労したことはありますか。

小貫:セリフ覚えが大変でした。あまりこういう体験をしたことがなかったですし、普段使わないような言葉も出てきたりして…(笑)

篠崎:台本の全体読み合わせもZoomで1回やっただけになってしまったので、台本を書いた側としては申し訳なかったです。撮影の当日にカメラの動作確認や流れの確認も含めて一度すべて通してから本番の撮影をしようと考えていたのですが、時間の関係上、リハーサルのつもりで撮影していたものを本編に使用したシーンもありました。

石垣:色々な角度から撮影しようとしてカメラマンを多く配置していたので、それぞれのカメラにカメラマンが写り込んでしまう事態が起こってしまい、もっと事前のシミュレーションやカメラマン同士のコミュニケーションが必要だったと感じました。

―初めての事ばかりだとなかなか思ったようには進んでくれませんよね。撮影した動画も自分たちで編集されたのですか。

小貫:みんなで分担して編集しました。動画編集するのも全員初めてだったので探り探りやっていきました。どこのボタンを押したら自分のやりたいことができるのか一切分からなかったので試行錯誤してなんとか編集できました。

篠崎:場面ごとに役割を決めながらやったのでそれぞれの個性が出て面白かったです。大変な思いをしながらもみんなで話し合いながら進められたので楽しかったです。

―動画にはしっかり字幕やテロップも入っていましたよね。

小貫:それも篠崎さんがこうやるといいよという案を出してくれたのでみんなに共有して作っていきました。

―篠崎さんのアイデア力がよく光る企画になっていたのですね。動画を公開して周囲から反響はありましたか。

篠崎:見てくれた知人からは、「すごく良かったよ、頑張っているね」や「これまで触れてこなかった分野に触れる機会になって嬉しかった」と言ってもらいました。

園部:塩入先生から「お宝映像ができた!」というお言葉をいただいた時は嬉しかったです。

ターゲットを変えて届け方も新しく

―今回は鴨台祭の企画ということで2日間の限定公開でしたが、今回作成した動画は今後どこかで公開する予定はないですか。

小貫:大学が運営している“ガモールTV”(YouTubeチャンネル)に掲載される予定です。いつ公開できるかは未定なのですが、ぜひ多くの人に見てもらいたいですね。(ガモールTVはこちらから→ https://www.youtube.com/channel/UCp6-9sw_nLmm_4GRmWHpucg )

―公開された際には動画をあるきめでぃあで広報させていただきますね(笑) まだ動画を見るチャンスはあるということですので、動画の見どころを教えてください。

石垣:教職員も含めた祈りのまち巣鴨班の全員が動画に出演しているのがポイントですかね。職員さんも協力的で出演を依頼したら快く引き受けてくれました。公開されたらぜひご覧ください。

芦田:私はBGMを担当しました。オープニングに豊山太鼓、エンディングに天台声明を使用するなど、こだわりを持って音源を集めてきたので、ぜひ注目してもらいたいです。

―BGMまでこだわっているとは本格的ですね。動画内で紹介していたパンフレットや御朱印はさざえ堂でもらえるのですか。

石垣:そうですね。パンフレットは入り口、御朱印は最上階に置いてあります。さざえ堂を訪れた際にはぜひゲットしてほしいです。パンフレットにはおみくじが付いているのでそちらもチェックしてくださいね。

小貫:もし凶が出てしまったら、最上階に設置されている幸せ箱におみくじを入れてください。吉や大吉は持ち帰ってお財布などに入れてもらえると、何か良いことがあるかもしれません(笑)

―ぜひパンフレットも御朱印もゲットしたいです。最後に、オンライン参拝の生配信以外で今後、計画している活動などはありますか。

芦田:今後の活動としては、南門活用班と東北復興班と協力して、2月末に東日本大震災の追悼イベントを計画しています。その中で私たちはオンラインでの追善法要を企画していて、ずっと画面を見ているだけでも飽きないような内容にしようと検討中です。今は、参加予定の方にお線香などをプレゼントして、空気感を味わってもらうのがいいのではないかという案がでています。

小貫:他には、春学期からやりたかったさざえ堂グッズやコラボフードの販売についても進めていきたいと思っています。

―また新たなイベントが行われるのですね。オンライン参拝の第2弾の開催は計画されていますか。第1弾が学生向けだったので、地域の方に向けた動画づくりなどは考えていますか。

篠崎:次は生配信でコメントを拾いながらよりリアルな感じでさざえ堂を感じてもらえるオンライン参拝をしたいと考えています。塩入先生もやる気十分で、次回は駅から歩いてやってみるのも楽しそうだという話も出ています。

園部:今回のようなYouTuber風のテンポ感では、世代によっては置いてきぼりになってしまう可能性があるので、ターゲットを変えるのであれば、生配信や紙芝居風など今回とは異なったテイストの物を作っていきたいですね。

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パンフレットや御朱印のリニューアルから始まった祈りのまち巣鴨班の活動でしたが、本格的に祈りのまちを発信していく活動が始まったようです。さざえ堂に入っただけでは知ることのできないポイントも動画の中では紹介されているようなので、動画を見てから実際にさざえ堂に足を運んでみるのはいかがでしょうか。
今後は、地域の人にも見てもらいやすいオンライン参拝や東日本大震災から10年の追悼イベントも計画しているそうなので続報が楽しみですね!!

記事・山田知佳(メディア班ライター)
2020年12月3日取材

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