「よわいはつよい」〜日本ラグビー選手会新プロジェクト発足!〜

本投稿のGOAL:
「よわいはつよい」という価値観について考えるきっかけになる。

アルカスユース熊谷、ヘッドコーチの菅原です。

「日本ラグビーフットボール選手会」(会長:川村慎氏)による新プロジェクト、

「よわいはつよいプロジェクト」

が発足することが、本日付で発表されました↓

一般的に「弱みを見せてはいけない」という意識の強いアスリート、中でも心身ともにダメージの大きいラグビー選手に対してのメンタルヘルスケアの研究や啓発活動を行っていき、将来的には他競技のアスリートなどにもアプローチし裾野を広げ、最終的に日本全体の人々のメンタルフィットネス(意味はリンク内ページ参照)向上を目指す、というこの取り組み。

簡単な説明をしましたが、細かなものはリンク内ページを是非ご覧いただきたいです。

何より私が感銘を受けたのは、プロジェクトの名称です。
ひと目見て、どんなことをするのかおおよその想像ができる、本当に見事なネーミングだと感じます。

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「弱みを見せてはいけない」という感情は、アスリートに限らず、多くの方々が持たれている、持ったことのある感情なのではないでしょうか。
私も例に漏れず「弱みを見せてはいけない」と育てられてきましたし、つい最近まで、それが当たり前だと感じていました。

今だから言う訳ではありませんが、私はそれがとても苦痛でした。
なぜなら私は、めちゃくちゃ弱い存在だからです。
ビビリだし、すぐ不安になるし、なかなか自信を持てないし、声が大きい人が苦手だし…。

だから、こうして「よわいはつよい」とはっきり明文化されるだけでも、私だけでなく、救われる方々が相当な数いるのではないでしょうか。

しかも明文化されるだけでなく、具体的なプロジェクトとして進んでいく。

「伝えてみよう」
「耳を傾けよう」

この2点が、このプロジェクトで「伝えたいこと」として紹介されています。

つまり「話すこと」、それを「聴くこと」という、コミュニケーションの両者にフォーカスされていることも特筆すべき点です。

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日本ラグビーフットボール選手会は、プロジェクト発足発表のページにて、次のように語っています。

「誰しも大なり小なりの不安や悩みを抱えて生きているものです。うれしいことも悲しいことも、自分の強さも弱さもすべてを受け入れて、それを認められることが、真の「つよさ」なのではないでしょうか。「よわさ」は「つよさ」のはじまりです。」

皆、弱さを抱えて生きているはずです。
それをひた隠しにするのは、簡単ではありません。

ありのままの自分をさらけ出せること、そのありのままを受け入れられること。

「弱みを見せるな」がこれまでの価値観だったとしたら、それからの価値観はこの「弱みをさらけ出し、それを受け入れる」なのではないでしょうか。

この価値観が今よりもっともっと広がっていきますように。

「よわいはつよいプロジェクト」の普及、発展を心から祈っていますし、関われることがあれば、惜しみなく関わっていきたいです。


本日もお読みいただき、ありがとうございます。


ARUKAS YOUTH KUMAGAYA ヘッドコーチ 菅原悠佑




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