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ルールを守る。

本投稿のGOAL:
今回のラグビーの一部ルール改正から、各々が様々な場面における「ルール」について考えられる。

アルカスユース熊谷、ヘッドコーチの菅原です。

気になる記事がありました。

ラグビーのHポールには、ポール(縦)の部分を保護するカバーが付いています。(↑)
プレーヤーがポールにぶつかったら危ないですし、実際にぶつかるシーンも見たことがあります。

そのポールカバーと地面に、同時にボールをつける(グラウンディングする)とトライになる、というルールが、5/12付でトライが認められなくなるよう改正されました。
詳しくは記事をご覧くださいね。

あくまで個人的には、ですが、元々なぜトライが認められていたのか不思議なくらいです。
順当なルール改正だと感じています。

ラグビーでは、トライ目前の数十センチの攻防があります。
そうなると、DF側のオフサイドラインは、トライラインになります。

しかし、ポールカバーはそのオフサイドラインより前にはみ出していることがほとんどです。
でも、DF側はポールカバーの前に立つとオフサイドの反則が取られます。

だから「ポールカバーと地面に、同時にボールをつける」プレーをAT側が試みた場合、DF側は非常に防ぎにくいのです。
スーパーラグビーなどでも、もちろん頻度は多くありませんが、たまに見かけるトライですし、AT側は意図的にこのプレーができる位置までボールを運ぶことも可能です。

まとめると、本来トライラインを超えて(トライライン上含む)ボールをグラウンディングすればトライが認められるのですが、ポールカバー部分に関しては、そこだけトライラインがポコッと盛り上がっているイメージ。
しかもDF側は、それを防ぐためにポールカバーの前に立つことが許されない。

何とも摩訶不思議なルール、というか、その部分に関してはDF側に圧倒的不利なルールなんじゃないか、と個人的には感じていました。
改正されてよかったです。


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ここからが本題なのですが、

「このルールって、何であるの?」

というもの、世の中にありませんか?
守らない者からすれば、以下が決まり文句となっています。

「何で〇〇(ルール)は守らないといけないんですか?」
「何で〇〇(指示したこと)をやらなければならないんですか?」
「何で〇〇(違反)はやったらダメなんですか?」

このように言われた時、皆さんはどのように対処されますか?
物凄く興味があります笑

しかもこうした意見は、たまに的を射たものもあるから厄介なんですよね。

個人的には、こうした意見をむやみに突っぱねたりはしないようにしています。
まずは意見を聴く。

ただ、ある程度理不尽だろうが納得できなかろうが、まずは既存のルールを守って行動すべきだと考えます。

そのルールが設定された背景が必ずあるからです。
それと自分の考えがたまたまマッチしないだけ、ルールを守れていない自分を正当化したいだけ、というケースも少なくないですしね。

もちろんハラスメントに該当するような悪しき風習は一撃でアウトですよ。

守った上で、しっかり行った上で、それでも納得できなかったらもう1回俺のところに来い、と伝えるようにしています。

偉そうなことを言っていますが、もちろん私自身が世の全てのルールに完璧に従えているとは思いません笑。

ですので、自戒も込めて今回のテーマを挙げてみました。


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今回のラグビーの一部ルール改正から、また余計なことを考えてしまいました。
しかしこうしたルール下でも、納得できないからとラグビーの試合中にポールカバーの前に仁王立ちする選手などひとりもいません。
改めてラグビーは、ルールを遵守する紳士、淑女のスポーツであることを教えてくれます。

ただ前述の通り、ラグビーではない時の皆さんの対処法をお聴きしたいです。
よろしければお教えください。


本日もお読みいただき、ありがとうございます。


ARUKAS YOUTH KUMAGAYA ヘッドコーチ 菅原悠佑






ありがとうございます。今後ともアルカスユース熊谷をよろしくお願いいましたす♪