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知恵〜「ラグビーを止めるな」から考える〜

本投稿のGOAL:
「ラグビーを止めるな2020プロジェクト」を通し、「知恵」の素晴らしさ、有用さを再確認し、様々な分野で自分でも「知恵」を出せないか、考えるきっかけになる。

アルカスユース熊谷、ヘッドコーチの菅原です。

つい先程、安倍首相より国内39県を対象に、緊急事態宣言の解除が発表されました。

しかし、海外ではロックダウン解除後に集団感染が確認されるなど、依然油断は許されない状況と言えます。
改めて我々は、長期戦を覚悟しなければなりません。

そんな混乱の中、非常に興味深いアイデアが↓

コロナ禍の中、各競技、春夏の公式戦のほとんどが中止を余儀なくされています。

ラグビーでは、各都道府県の地区大会や、全国選抜大会、コベルコカップ等の主要大会が中止。
すなわち、ラグビーでその後の進路を切り拓こうと考えていた生徒たち、特に高校3年生たちは、各企業や大学へのアピールの場を、現状では失ったことになります。

「秋、冬の大会でアピールすればいいじゃん」と思われる方もいるかもしれませんが、そもそもその時期の開催も確信できない現状ですし、大学の推薦入試、企業の就職試験は一般的に、秋から初冬(11月)あたりに行われることが多いです。
推薦入試でなくとも、例えば大学の一般入試は1月の大学共通試験を皮切りに開始されますが、それは純粋な学力試験ですので、競技の実績は考慮されません。

だから、特に現在高校3年生の生徒が秋、冬の大会で素晴らしパフォーマンスを発揮できたとしても、進路に影響を与えられる可能性は低い、ということです。

語弊を恐れずに言うと、昨年、一昨年から注目を集めているトップレベルの生徒たちは、さほど影響がないのかもしれません。
しかし、昨年から急激に伸びた、これからの伸びしろに期待されていた生徒たちにとっては死活問題です。
ややもすると、アピールする場を失った生徒たちは、そこでラグビーを諦めてしまうかもしれない。

そこで浮上したのがこの「ラグビーを止めるな2020プロジェクト」

アピールを希望する生徒たちは、自分のプレー集動画などを作成し、「#ラグビーを止めるな2020」のハッシュタグとともにSNS上に投稿。
それをこのプロジェクト賛同者が拡散し、またそれがセレクターやチーム関係者の目に留まる、といった仕組みです。

「現状ではアピールの場を失った」

ではなく、

「現状でアピールするためにはどうすればいいか」

と考えた方々のナイスアイデア‼︎

やはり、不確実な未来を切り拓くのは「知恵」ですね。

私もこのプロジェクトに全面的に賛同いたします。
男子、女子生徒問わず「#ラグビーを止めるな」でSNS上にガシガシアピールして欲しいです。

誰が見ているか、本当にわかりませんからね。
誰から伝わるかもわかりませんし。

他競技でも、バスケットボール界が同様の方法で「#バスケを止めるな2020」をつけた動画拡散を呼びかけています。

こうした方法のみが全てではないのかもしれませんが、こうして自分自身の強みをアピールするだけでなく、競技の垣根を越えた動きも増えていくと、本当に素敵ですよね。

私自身も常に「知恵」のネタを蓄えていきたいですし、なかなか出てこなくても、そのマインドだけは持ち続けたいと感じています。

プロジェクト関係者に、最大限の敬意を表して。


本日もお読みいただき、ありがとうございます。


ARUKAS YOUTH KUMAGAYA ヘッドコーチ 菅原悠佑






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