#11 僕たちの関係はいつだって"他人"からしか始まらない。"他人"であるからこそ過度に期待せず過度に干渉しない。でも本当に"他人"ってそんな存在なのだろうか。"他人"同士でも分かり合えることだってある。少し親密になれば新たな関係性が生まれ"他人"というラベルは失われる。それは嬉しさと同時に寂しさも生み出す。きっと"他人"であることは悪いことではない。だから僕は"他人"であることを悲観しない。そんな素敵な関係性をある人たちは『他人のそら似』と呼ぶ。

みなさん こんにちは。アルカスです。

今日 8月21日は私にとって大事な日です。
そんな日にブログを綴れることを嬉しく思います。お時間許すようでしたらぜひ最後まで
お付き合い頂ければ幸いです。

さて、冒頭にもお話しましたとおり
私は今日 8月21日を「大切な日」と言いました。
「今日 何かあったっけ？」と思われた方もいると思います。

1年前の今日 2021年8月21日に何があったのか
みなさんはご存知でしょうか。

2021年8月21日
『乃木坂46 真夏の全国ツアー2021 福岡公演 Day1』が開幕した日です。

そしてこの日
私にとってかけがえのない出会いが訪れました。

この日の公演内において
乃木坂46の10周年を記念した楽曲
『他人のそら似』が初披露されました。

『他人のそら似』との出会い。
これが私の歯車を大きく動かすきっかけとなりました。

ここで『他人のそら似』について軽くご説明させて頂きます。

『他人のそら似』は乃木坂46 28thSG『君に叱られた』内に収録されたカップリング曲となります。

この曲は2011年の結成から10周年を迎えた乃木坂46へのサプライズとして秋元康先生が書き下ろされた楽曲です。
『他人のそら似』がサプライズである理由はそのダンスにあります。
実はこの曲の振り付けを構成しているのはこれまで乃木坂46が発売してきた1st〜27thSGの表題曲の全ての振り付けなんです。
これまで乃木坂46として活躍してきたメンバーの勇姿がその振り付けに込められ、その振り付けとともに切ない歌詞を今いる乃木坂46全てのメンバーが歌い上げます。
この1曲に 乃木坂46の歴史の全てを詰め込んだ
まさに"サプライズ"といってもいい楽曲です。

声を大にしてハッキリ言います。
僕はこの曲が大好きです。
今まで生きてきた21年間で
この曲が1番大好きです。

『他人のそら似』に出会えたこと
それは私にとって"奇跡"でした。

ここからは少しだけ
『他人のそら似』と出会った当時の私の様子を
お話させてください。

2021年の全国ツアーが始まる前に
私のメンタルはひどくズタボロになっていました。

相次ぐメンバーの卒業・卒業発表とともに
私の最推し・高山一実さんが卒業を発表されました。

あの時の苦しい気持ちは今でもハッキリ覚えています。
聞いた途端に時間が止まり、友達からの「大丈夫？」というメッセージにも返信できず、外にも出れず食事も喉を通らずひどく落ち込みました。
こんなに落ち込んだことはこれまでの人生で1度もなかったかもしれません。

推しの卒業発表に色々な感情が出るのは当たり前のことですしそれは受け入れるべきだと分かっています。

それでも受け入れられない自分と"卒業してほしくない"と思う自分に嫌気がさし自己嫌悪にもなりました。

そんな自暴自棄の時に
『他人のそら似』と出会いました。

誰1人欠けない"全員"での乃木坂46が好きな私にとって『他人のそら似』は衝撃でした。

初めて見た時 涙が止まりませんでした。

私が見たかった乃木坂46は ここにありました。

五十音での歌割りに期を超えた深い繋がりを感じ
これまでの全てを詰め込んだ振り付けに乃木坂46の歴史を深く感じました。
全てのメンバーが同じ場に立ち
いきいきと輝く笑顔でパフォーマンスする姿。
その雰囲気と幸せなオーラに
私は大切なものをもらいました。

曲の途中にセンターに立つ高山一実さんが
カメラに向けて指を放ち歌うワンフレーズ
『君と見つめあったことがある』

見つめあった画面の先にいたのは
悲しみに暮れた自分の薄汚れた目にもハッキリ映る
いや、薄汚れた気持ちを浄化してくれる
いつもの変わらない美しい一実さんでした。

選抜・アンダー関係なく全員で創り上げたこの曲を聴いて気がつきました。


「やっぱり乃木坂46が好きなんだ 大好きだ」

それから毎日『他人のそら似』を聴き続けました。
いつしかその曲は私にとって1番大切なものとなり楽しい時も悲しい時も悔しい時もいつも『他人のそら似』が私を支えてくれました。

1年間 1日も聴き逃すことなく
365日毎日『他人のそら似』を聴き続けて
今日を迎えています。

この1年間で 
『他人のそら似』4,247回
『他人のそら似 off vocal ver.』1,239回
を聴いてきました。

ここまでずっと聴き続けることが出来る大切で大好きな曲に出会えたことを心から嬉しく、誇りに思います。

これからも『他人のそら似』を愛するファンとしてこれからの乃木坂46を推していきたいと思います。

ありがとう！乃木坂46！

『他人のそら似』 永遠なれ…！

長文をお読みいただき
本当にありがとうございました。
みなさんの心になにか伝わるものがあることを願い
ここで筆を置きます。

arukaS(アルカス)