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【さんふらわあ端ッコスタンプラリー】本州最南端の佐多岬を目指す旅 from大阪

2024年7月12日(金)~15日(月・祝)までの旅の記録


【1日目】大阪駅出発 宮崎カーフェリーで宮崎を目指す

17:15 大阪駅発(JR神戸線新快速 播州赤穂行乗車)
 ↓  運賃:430円
17:37 三ノ宮駅着
 ↓ 徒歩23分(約1.6km)
18:00 神戸三宮フェリーターミナル着
18:10 乗船受付後、「宮崎カーフェリー」(たかちほ)乗船
(客室:ドミトリー)
18:30 夕食:船内レストランにて
19:10 出航

= = =

宮崎カーフェリーはネット予約は4日前まで、電話予約は前日まで(しかもコールセンターの営業は17時まで)のため、前日晩に思い立った今回は予約ができず、当日窓口での乗船申込・手続きとなった。
三連休前夜で、学生の団体が多く、雑魚寝部屋は満室、また各種割引がないため、2段ベッドのドミトリーで一人16,400円。比較的新しい船にも関わらず、マットレス上にほこりや髪の毛が目立ち、シーツで覆いかぶせてなんとか眠れるベッド、そんな手入れが行き届いていないベッドの掛布団はシーツが別料金(100円)。しかもベッドにあるカーテンも遮光とは言い難く、ただ空間を仕切れるだけのカーテンだった。ベッドには棚もなく、簡素なつくり。さらにドミトリー部屋の入り口もアコーディオンカーテンのみで、廊下の騒々しさや光が入り込み、徹底した経費削減なのかなという印象を受けた。これで16,400円…。はじめて乗ったので偶々良くない個室だったのかもしれないが、ドミトリー個室のマットレスくらいはもう少しきれいにならないものか。
食事は宮崎料理が提供されるとのことで、船内レストランでいただいた。料理はおかわりも可能で、どの料理もおいしかった。ただし、他社と比べても高くない料金設定とはいえ、量を食べない人間としては1,800円は割高に感じるので、次に乗船する機会があれば弁当を持ち込もうと思う。

2段ベッド(ドミトリー)上段
船内レストランにて。おかわり可能。この後レタス巻きも食べました。※ドリンクバー付き

【2日目】宮崎市内を散策後、志布志へ

08:40 宮崎港フェリーターミナル着
08:55 宮崎港フェリーターミナル発(宮崎交通)
 ↓ 運賃:300円
09:08 JR宮崎駅西口2番のりば着
(散策)
・宮崎駅「三角茶屋 豊吉うどん JR宮崎店」
  天ぷらうどん+たまご(450円)
・橘通り「南国プリン」
  北方百プリン※季節限定(480円)
・四季通り「フルーツガーデン フルーツ永野」
  アリスメロン、紅茶(時価、紅茶は300円)
・天然温泉「百百の湯」(大人 500円)
14:40 宮崎駅発(JR日南線油津行、油津で志布志行に連絡)
 ↓ 運賃:2,170円
17:36 志布志駅着
 ↓ 徒歩7分(450m)
17:45 カースタレンタカー志布志店にてレンタカー手続き
18:30 お宿着「民宿すず風」
 夕食「みゆき食堂」かつ丼(850円)
 風呂「安楽温泉 笑がおの湯」(400円)

= = =

昨晩のフェリーのビュッフェがまだ胃に残っているような気持ち悪さがあり、とくに目的地もない旅だったので、まず駅で朝食がてらうどんでも食べることにした。その「駅で朝食がてら食べたうどん」がいわゆる「宮崎うどん」と呼ばれるもので、しょっぱいが、煮干しや、昆布・カツオで取った風味の良い出汁の香り、パンチの強いうどんに衝撃を受けた。しょっぱいだしに、ほのかに甘い魚のすり身の天ぷらも美味しく、一味をかければより出汁の香りが際立ってなんて美味しいのだろう。
食後、宮崎駅構内の「観光案内所」で情報を集めつつ、残り時間が5時間弱だったため、市内中心部を散策することにした。「まちなか回遊モビリティ」の「ぐるっぴー」と呼ばれる周回バス(1乗車100円)が毎時5本走っているそうだが、10:34が始発のため、宮崎駅から10分少々歩いて、繁華街のメインストリート「橘通」に到着。
橘通やそこから延びる商店街を歩き回った。
そこで「フルーツガーデン フルーツ永野」さんを見つけ、立ち寄った。果物をその場でカットいただけるとのことで、当初は今まさに旬の完熟宮崎県産マンゴーを食べようと思っていたが、これまで見かけたことがない宮崎県産「アリスメロン」が並んでいた。アリスメロンは糖度が非常に高く、出荷時期も限られ、宮崎の一部でしか生産されていないとのことで、こちらをいただいた。また、お土産用にも1玉購入した。
(次回宮崎で立ち寄りたい場所)
・きっちょううどん(宮崎うどん)
・おくのうどん店(宮崎うどん)
・一平寿司(レタス巻き発祥の店)
・おぐら本店(チキン南蛮発祥の店)

見上げればトンボの死骸、座席に座ろうとすればトンボの死骸、時々海を眺め、時々電車に伸びた草が叩きつけられる音を聞きながら、電車に揺られて志布志に到着。宮崎から志布志は案外遠くない。
志布志の到着は18時前。もう1本遅い電車にすれば宮崎でゆっくり過ごして、志布志駅前にいくつかあるホテルに泊まって翌朝レンタカーを借りる選択肢もあったが、今日は温泉も近く、雰囲気も良さそうで止まってみたい民宿(ゲストハウス)があったのでレンタカーを借りて宿へ向かう。
清潔なお布団に1人には広すぎるほどの和室、雲間に見える星々。
車で10分圏内に日帰り入浴可能な温泉施設が2か所あり、食事処も迷うほどあった。とても良い選択をしたと思う。また次回の拠点にしたいものだ。

三角茶屋 豊吉うどんにて。出汁は好み分かれると思うが「宮崎うどん」は必食。
アリスメロンをカットでいただきました。フルーツ屋さんの紅茶はレモンも綺麗。

【3日目】志布志から本土最南端佐多岬へ、そして帰阪へ

08:50 チェックアウト
11:20 佐多岬観光案内所到着
12:30 佐多岬観光案内所発
(道中)
・道の駅 根占
・スーパータイヨー大根占店
・うなぎの駅
・道の駅 くにの松原おおさき
15:45 カースタレンタカー志布志店 レンタカー返却
15:55 志布志港着(レンタカー屋の送迎にて)
16:00 商船三井さんふらわあ(志布志航路)乗船
(客室:ツーリスト)
17:00 出航
翌07:40 さんふらわあターミナル(大阪) 第2ターミナル着
→ シャトルバスで第1ターミナルへ移動後地下鉄へ乗換

この旅は佐多岬に行くことしか目的としていなかったものの、佐多岬の地図上の場所しか把握していなかった。ゆえにカーナビに目的地を入力したところ、所要時間はなんと3時間弱、12時前。単純計算でも、往復+滞在時間1時間で16時になるということをこの時初めて知ったのである。我ながら無計画にもほどがある。
結局2時間少々で辿りつくことができたのだが、天気にも恵まれた佐多岬のなんと雄大なことか。来てよかった。ARスタンプを回収し、散策をすればあっという間に1時間以上が経過していた。
民宿のお父さんから、お昼はラーメンなんか食べずに、鹿屋にある「みなと食堂」で「エビのかき揚げ」を食べるんだぞ、と言われていたもののどう考えても時間的が厳しい。そこで根占の道の駅に寄ったものの、海鮮系はすでに軒並み売り切れ。少し車を走らせ、地元のスーパーらしき「スーパータイヨー」へ入店。鮮魚コーナーでは「ねじめ黄金かんぱち」の寿司とかんぱち丼、そして精肉コーナーでは国産の「ネッカリッチ味鶏」を使用した鶏の刺身各種が売られていた。禍を転じて福と為すとはこのことで、車内で美味しい寿司と鶏刺しで舌鼓。プリプリと脂がのったカンパチに、甘くコク深い九州醤油で食べる寿司こそ鹿児島の味で、絶品です。
再び車を走らせ、続いてフェリーで食べる夕食の確保。ただ、お弁当にありつけず、レンタカー返却直前、近くの「スーパーセンターニシムタ」にて三食弁当を確保。3割引きシールが貼られているとはいえ、300円ほどとは格安すぎる。こうして、行きたい場所食べたいものを多くのこして、佐多岬の旅は終わりを告げた。
(次回志布志で立ち寄るところ)
・みなと食堂
・通信司令部壕跡(岩川海軍航空基地)
・鹿屋航空基地資料館
・JAXA宇宙科学資料館
・志布志湾大黒イルカランド
・テイエム牧場温泉(まさかり温泉)※みなと食堂にも近い
・財宝パーク猿ヶ城 猿ヶ城ラドン療養泉
・鹿屋市鉄道記念館
・垂水海潟温泉 江洋館
・篠段温泉(寿湯)
・江之島温泉
・ユクサおおすみ海の学校(宿泊可能)

スーパーの食事だけど鶏刺しもきれいだし、かんぱちも新鮮でおいしかった!

【さいごに】旅を終えて

あまりにも無計画な旅ではあったが、今後行きたい場所が増えたほか、宮崎市~鹿児島の大隅半島エリアの地理が把握できたので、すでに次の旅を計画したくなる良い旅だった。
ここまで私の備忘録をお読みいただきありがとうございました。

最南端訪問の証明書があったから買ってみました。


(参考)今回の旅費内訳

交通費:39,150円
 フェリー往復:29,510円
 鉄道:3,180円
 レンタカー:6,460円※助成金利用
 (起点はすべてJR大阪駅)
宿泊費:5,400円
飲食費:7,784円
 1日目:1,800円
 2日目:3,920円
 3日目:2,070円
お土産:2,250円
その他:1,650円※主に入浴料
  合計:53,990円

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