口述試験2日目(加筆済)

4時前起床。
昨日は結局、試験後にほぼ勉強出来ず。
今から最後の追い込み。

昨日は4時過ぎから勉強していたら、5時半位になると左耳の聴力がかなり落ちてしまい焦った。
結果的には昼飯を食べたら聴力復活したので、過度のストレスによる一時的な難聴の模様。会社の元上司にも同様の症状になった人が2人いたっけ。
再発するようなら病院に行くけど、今はラストスパート。

ゴールは目の前だ。

以下、続き。
体育館へ入る際、待たされないことがわかったので、今日は早めにいくことにした。
早めに行くことで、万が一トップバッターだった場合の対応を余裕もってできることになるからだ。

8時過ぎに現地に着くと、今日は氷雨という事を配慮してか、昨日とは変わり、外で待たされる事なく受付に通された。

そして順番はトップバッター。
ある意味、狙い通りだった😂

トップバッターで緊張はしたけど、初日のトップバッターと違い、自分の番が終わると2.5時間は手持ち無沙汰になる。
そこで、後述の【おまけ】のように、タイムスケジュールや自分の組や他の組の平均試験時間などを観測していた。

さて、今日の問題は以下の通りだった。
①殺人罪の構成要件確認。
②殺意の事実認定(3つの短文事例問題)
 →殺人or殺人未遂or傷害致死
③自殺幇助の法的性質と短文事例問題
④嘱託殺人の法的性質と短文事例問題
⑤無理心中と瑕疵ある同意
⑥殺人での勾留後に嘱託が判明した場合
3つのケースを口頭で言われ其々回答をしていく。
 →事件単位の原則、抱き合わせ勾留、被告人勾留への自動切り替え
⑦訴因変更
 →根拠条文、訴因変更の処理手順(単一性、狭義の同一性)、訴因変更の当てはめ、縮小認定、択一的認定
⑧偽証の唆しの根拠条文

KBさんの一問一答、大塚先生の刑法百選講座、基本刑法各論の自分用講義のお陰で、①〜⑤は誘導なしで瞬殺。
特に⑤は、KBさんの教材と百選講座のお陰で、判例の規範をそのまま吐き出したところ、主査副査共に頷きながらメモをして下さった。多分、加点されたかなと。

⑥は場合分けを何個もしてくるので、ほぼ全てで事例を聞き返した。でも、いずれも回答するときは秒で一発回答。KBさんやアガルートの一問一答の感じでリズミカルに回答をしていく練習が効いた。
⑦は論文プロパーだから、全て秒で一発回答。これもリズミカルに対応した。
⑧は条文を出せなくて、「さっきまで覚えていたんですが。。。弁護士職務基本規定の70条より後ろでした。」との回答で許してくれ、15分弱でフィニッシュ。

周りの出来次第だけど、62は行ったかなと。みんなできてるなら61かな。

自分が1番目だったせいか、自分の組は途中まで1番進みが遅かった。

昨日の民事がほぼ誘導で耐えた感じなので、60。悪くて59。
総合すると120〜122は取れてるかなと推察。

以下、続き。
【おまけ】
午前トップバッターだったので、来年以降に口述を受験される方に向け、口述試験本番のタイムスケジュールをメモしてみた。
トップバッターならではの経験だし、こんな暇つぶしをする人は余りいないはずなので、余り出回ってない情報ではないだろうか。
ただ、来年以降も同様のスケジュールとは限らないことは付言しておきたい。あくまで今年のスケジュールを俺が確認したというレベルの話。これをどこまで敷衍するかは読者諸氏にお任せしたい。個人的には来年も参考になると考えてはいる。

午前組の集合時間         8:30
各組の1番目が発射台に引率される   9:10
発射台の席の横に各部屋担当が来る    9:25
試験室に移動し面接一斉スタート  9:30
受験生の番号札回収        12:30
退室時間             12:45

【参考】
最速で全員の試験を終えた組(待合室着)12:00
→1人平均約21.4分(試験室から待合室迄の移動時間を含む)
最遅で全員の試験を終えた組(待合室着)12:40
→1人平均約27.1分(試験室から待合室迄の移動時間を含む)

試験を終えると開放感が半端ない。
ただ、元気の前借りをして力を振り絞ってきたので、倦怠感や頭痛が酷い。
例え午前組だとしても、午後にディズニーに行くとかは、中々体力的に厳しいのではないだろうか。

今回の口述から、受験生が与えられる論文合格発表から口述試験までの勉強時間は、約2週間から約1ヶ月になった。
クリスマス、年末年始を口述漬けで過ごすことを意味するが、これがとてもキツい(いや本当に)。
ただ、受験生としては最高に贅沢な辛さとも言える。
辛さを超えると幸せがそこにある。
幸せになれるかは、結局自分次第だ。

来年、ラスボスの棲む浦安城に挑戦される勇者の参考になれば幸いである。

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