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コロナがアルガベリーファームに及ぼす影響を考えてみた。

最近、2歳の末娘が、「コロナだからほっぺにチュッチュしないよ!」と言い、父親のおやすみのチューを嫌がるように。これは、ただ父親を拒否する理由にコロナを使っているのだと思うのですが。2歳の子供の脳内にまでコロナの影響が出ているんだな、と。最初は笑ってしまったけど、なんか考えてしまいました。

パートさんのこと

それはさておき、パートさんが来てくれるようになりました。今まで来てくれてたパートさんもシフトが厚くなったり、コロナでバイトがなくなった学生さんが新しく来てくれたり(きょーこさん、ご紹介ありがとう)。学生さんに聞くところによると、やはりかなりバイトは減っていて、稼げていないようです。居酒屋でバイトをしているA君は、今月シフトはゼロだそうです。ゲストハウスで住み込みで仕事をしているMさんも、ほとんど仕事がないとのこと。親御さんの経済状態が悪くなったりすれば、もう最悪です。そんな彼らに少しでも働く場が提供できればと思います。

お茶のこと

農家の仕事はだいたい外なので、3密状態はまずないですが、それでも念には念をということで、仕事の合間のお茶の仕方も変えました。一定の距離を保ちながら座り、飲み物は各自水筒にしてもらい、お茶くみはやめました。お茶菓子も個包装のものに変え、会話をする時はなるべくマスクをして。これでいいのか、十分なのかわかりませんが、とりあえず。

販売のこと

それから、販売の仕方も変えようと思います。まだ収穫を迎えていないので分からない部分も多いのですが、多分、お客様が県外から直接お店に来て購入というのは難しいと思われます。なので、ご自宅からなるべく簡単にご注文いただけるように、ネット販売を強化しようと思っています。すでにイチゴ狩りやさくらんぼ狩りなど、観光農園に影響が広がっています。皆、通販に活路を見出そうとしていますが、全てを通販で直売するのは難しく、安く流通してしまうのではという懸念があります。不安だらけですが、とにかく美味しい作物を作って、皆様のお手元にどうやったらお届けできるか考え、実行していくしかないかな、と思っています。

そんでもって思ったこと

なかなか県外に遠出も難しい昨今。それならお近くの果樹園にお出かけしてみませんか?いつも見ている風景も、違って見えてくるかもしれません。

普段忙しくて果物なんか食べている暇ない方は、お家で果物を楽しむ時間を持ちませんか?いつもは皮を剥くのが面倒な果物などを、じっくり食べてみませんか?どんな人がどうやって作ったか知って食べるともっと美味しいですよ。

ちょっとした意識の変化が、大きな変化を起こします。

自分は農家、主に果樹をやっているので、果樹農家からのミクロ的な視点しか持ち合わせていませんが、これは他の業種にも当てはまるのではないでしょうか。何もできないちっぽけな自分です。少しでも何か良くなるように願いながら、ただただ日々懸命に生きるだけです。

それでは今日も畑に行って参ります。

よーこでした。

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