胃が荒れるほど好きでした。  姫パイに想うこと1   【ネタバレです】

2020年6月某日。情報源として頼りにしているTwitterで「チェンソーマン」の文字を目にする機会が増えた。ネットの紹介記事や動画をのぞいたところ、「チェンソーマン」は週刊少年ジャンプ掲載中のクレイジーなバトル漫画らしい。それに登場する女の子たちのイラストは私好みのイイ女ぞろいだ。これは読んでみよ!軽い気持ちで私は「チェンソーマン」1~3巻を購入した。


【以下 ネタバレ全開】

Ⅰ.これが恋なのね

Ⅱ.初めての推しCP

Ⅲ.私氏漫画で心に傷を負う

わたしは「チェンソーマン」1~3巻を完全に恋愛漫画として受け止めた。倫理踏み外してるクレイジーなかっこいいバトル漫画を期待して読んだので、これは全く予想外なことだった。誰の恋愛かといわれれば公安対魔特異4課のエリート先輩後輩コンビ 姫野・早川アキ だ。


早川アキの印象               

早川アキの第一印象は「刀しょっててちょんまげ?の変な男~」だった。「チェンソーマン」のキャラは目の輪郭がハッキリ描かれてなくて、「見るからにイケメン♥」って感じにはなりにくいかな?とにかくそんなに強い印象はなく。

そんなこんなでスプラッターなストーリーを読み進めていくと、ハイ、来ました。早川先輩。デンジのピンチに駆けつけました。(2巻59ページ)  デンジがボロッボロなぶん、軽々と悪魔を倒す早パイ、かっこいいったらない。63ページの4課の4人の立ち絵の早川アキは、飄々と目線をそらしていて、なんともクールだと思う。

なんか変な女いるぞ

そんなこんなで早川アキに対するときめきゲージの高まりを感じつつ読み進めると、4課の6人は悪魔退治にホテルに赴くことに。アキ以外の4課の3人についても少しずつ情報開示されてきた。そんな中早川に「先輩」と呼ばれる、眼帯をつけた中性的な人物が目を引いた。

「今回の悪魔を倒した人にはなんと!私がほっぺにキスしてあげま~す!」

話の展開的にどうやら女で、ウルフカット風の中性的な見た目のわりに女の武器(?)で男の子をからかうのが好きらしい。なんだかコナンの世良ちゃんみたいだな。(世良ちゃんは推し。)眼帯、ウルフカット、ボーイッシュ、美少女。私は姫野にちょっとだけ興味を持った。

「アキくんは死なないでね」

こんなにもまっすぐ相手のことを思う言葉を、真顔で伝え、真顔で受け取るやりとりに、どんな気持ちが含まれているかなんてこのときは知る由もなかったんだ...。

【回想シーン】

ちょいちょい挟まれる姫野と早川の回想シーンは、コマの外が黒塗りで暗い印象を受ける。デンジやパワーの出てこない頃の公安は、死が身近な鬱々とした雰囲気を纏っている。お墓の前に無愛想にたたずむ姫野は綾波レイを彷彿とさせた。


回想シーン明け、「めんどくさいから仲良くやろうよ」とパワーにすごむ姫野の朗らかさと冷徹さを大変好ましく思った。わたしは姫野先輩こと姫パイのミステリアス加減に惹かれ始めていた。

しかし、初読時に姫パイの良さを認識したのは八方ふさがりの状況の中で、どっしり構えて煙草をくゆらしながら以下の台詞を吐いたときである。

「依存できるモンがあるといいよね~                 何かに寄りかかっていきたい人生ですよ」(2巻173ページ)

まあ、そのあとの「タバコの味教えた」発言もいいんですけどね!!後輩の前で弱み見せられるような余裕、するっと人生観出ちゃう感じ、たまらんね。


【回想シーン 再び】

そのあとの回想シーンはアレだ。ラブストーリー。感情のないアイムソーリー!!!喫煙シーン(エモい)からのお互いの優しさが見えるシーンからの、それは恋人のやりとりじゃない?!?!in中華料理屋

はあっっっっ(デカい溜息)


回想シーン明けのタバコ共有シーンで、私はこの二人をカップルとして推すことに決めた。たとえ、二人に恋愛感情がなかったとしても...。


初めて推しCPができましたっ(´っ・ω・)っ°˖✧


最後に

これからnoteに思いのたけを書き綴りたいと思います。姫野への思いは、どんな人生を目指したいか、エモい人生こそ至高ではないか、成就する前が恋愛の最たるものではないか、という考えにだんだんつながっていくので、今後はそういうことも書いていきたいです。





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