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自宅隔離中、保健省から外出指示? コロナ日記(3)

ポルトガル保健省のフォーム記入

ポルトガルではコロナの陽性が確認された後、SNS 24と言う保健所に連絡をします。電話で連絡し症状などを確認をされた後、自分のメールアドレスにURLが届くためそちらのフォームに記入します。
フォームにはパスポート番号や名前住所等が必要ですが、もう一つ大切なことがありました。

それは保険者番号(número de identificação de segurança social)というものです。ポルトガル人は一般的に持っているようですが、私は留学生であり何のことであるかも分かりませんでした。必須項目となっており、進まないのでもう一度保健所に連絡することにしました。

電話をかけて保留音が鳴ること1時間。

ついに相手の方が出てくれたのですが知らないの一点張り。私の状況は理解してくれているのですが対応できないと言われます。しかしそれでは私も困るのでどうすれば良いのか尋ねると、自治体の保健所へ行くように指示されました。保険省は私が今自宅隔離期間だと言うことを知っているのですが、外出を指示しました。

混乱していたのですが、行かなければコロナと言うことが証明されず、回復証明書も得られないため、仕方なく人めの少ない夕方に外出することにしました。家から歩いて15分。いつも歩いている道ですが体力がなくなっていることもあり少し辛く感じました。

15分後、保健室所につき係りの人に話してみると、もう一つの保健所に行くように指示されました。係りの人は私がコロナであると言うことを知らないので、普通に対応してくれました。コロナであることを言うべきか迷いましたが、混乱を招くだけのため黙っておくことにしました。もう一つの保健所へ行くこと歩いて10分。

なぜ体調が悪いコロナ感染者が外出しているのか本当に意味が分かりません。私も本当に外出したくありません。次の保健所につき対応してくれるまで待つこと10分。次の係りの人も保険者番号はわからないと言われ投げ出されそうになりましたが、他の人にも助けてもらい何とか対応してもらえることに。
座って待っていてと言われ小さい子や高齢者の方がいるにもかかわらず一緒に待つこと15分。
しかし複雑で解決しないようなので、もう一度呼ばれなぜ保険者番号が必要かついに聞かれました。


言いたくなかったので小さな声で「陽性だったのでフォームに記入しなければならない」と答えると、係りの人の対応が一瞬にして変わり、外で待つように言われました。私も外には出たくはないが保険上に2回出するように指示されたと言うと仕方なく理解しかし対応は冷たいです。

私も気持ちはわかりますがどうしていいのかわかりませんでした。午後7時、気温が下がっているのにもかかわらず外で待機すること15分。医者の方が出てきてくれ、最終的にフォーマットは書く必要がないと言う結論にいたりました。最初からその結論を知っていれば、外出する必要も不用意に人と話す必要もなかったのですが、日々状況が変わりルールが変わっていく中で誰も正確な情報を知らないようです。医者の方はしょうがないと言ってお大事にと声をかけてくれました。寒い中帰宅まで30分。何とか1日が終わり自宅へ戻りました。


コロナに関する事はポルトガルだけでなく世界中がこんな感じに混乱しているのかもしれませんが、陽性者を外出させたことに関しては全くもって理解できません、、幸い症状はなかったので、大事には至らず終りました。明日からはまた自宅で隔離期間を過ごそうと思います。

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