余命一年。そう宣告された私は、夫の定年後ずっと家にいられる窮屈さを理由に熟年離婚を希望した。すんなり離婚に同意した夫にはこの先自由に生きてほしい。
しかし半年後、離婚した夫の訃報。離婚の時すでに余命半年だったと。まさかの事実に私と夫は似た者同士だったと自嘲し、悔恨の涙を流した。
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