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希望の歴史

京都の豆屋さん 楽天堂の千晶さんが、 ツイッター で紹介をされていた
オランダの歴史学者 ルトガー・ブレグマン著 『希望の歴史
千晶さんの言葉から、 希望の熱見が伝わって 急いで図書館、 予約する

何が乾いていたのだろうか 水をごくごく飲み干すみたい
上下巻、 届いて数日で読み終わる

一家に一冊 学校の図書館にも一冊を願う。 これからの誰かへのプレゼント、
この本を贈りたいと、 強く思う。 史実と統計から知る、 人間とは? が、 一貫性ある洞察と、 実地の調査、 検証によって書かれた、 作者の呼吸と鼓動を感じる本。

始まりから終わり、 本文を貫くものは Humankind

本を読み進めることで生じる、 歴史認識の反転により
新たな認識、 そこでの理解は、 自分の内側深くの実感と結びつき

それは、 混沌としたこの世の中 闇間に差し込む 一縷の希望に
その光をたどってゆくと 暗雲のあいだを抜けて 一面広がる 柔らかな青空へ
自分の視点、 意識は運ばれ 本来の、 空の色みとひかりを見ることができる 

度々あああとなったのは、 長らく正当化されてきた虚偽を再検証し、 事実をくつがえしていくことで、 そこで真実として書かれていることは、 アナスタシア がメグレに語った、 人間の真の歴史や、 本来の人間性についての話を、 具体的に実証するもので ( 牢獄の話は、 胸から歓声があがる。) それはマヤさんが、 小説 『石柱』 の中で、 かわらけ祭について書かれていたこととも共通する 縄文時代が一万年以上続いた、 その理由であり 隠されて ないものとされてきた、 人間のほんとうが ひとの存在、 文化の土台となるものが どの章にも脈々と、 通底してあった。

アナスタシアの言葉に触れたとき、 呼応するようわきあがる、 自分の内にある真実の感覚が、 この本は、 それを、 自分の内にだけある、 夢や希望や願いだけではないことを、 ひととはなにかを、 示してくれる。

同時に、 本にはそういったことは少しも書かれていないにも関わらず
植え付けられた歴史認識や、 科学的知見がべりべりと、 その覆いはがされるたび
畳をめくると、 そこにまっくろくろすけのようなものが、 ざざざと隅へ、 あわてて逃げさる姿が目に飛び込むみたい どうしても、 畳の裏側、 隠れるように、
そのどこにもに 「悪魔」 の存在が、 浮かび上がる。

モアイの目にたえられなかったのは、 それを作った島のひとでなく
島に入植し、 おぞましい行いを働いたひとたち

インディアン、 日本ではアイヌ、 世界でいまなお続く、 先住民や少数民族に対しての民族浄化も Humankindと調和に基づき築かれてきた文明が、 破壊へ向かうその根源は、 立場や肌の色 ヒエラルキーという幻想を採用する、 人間にも思う。

レイシズムがうまれる原理について 通俗道徳という言葉を私は知らなくて
少し前に見た、 菅野さんの 動画 での、 通俗道徳についての解説のいちいちに、
ああ維新となった。 『希望の歴史』 では、 浮かぶのは、 安倍さんだった。

人を人じゃなくさせるのが、 差別なら 世界標準では共通の認識にある、 国力を衰えさせるのは、 差別の放置であることは ほんとうに、 そうでしかなくて

いままた国、 それぞれが、 収束している

グローバリストの思惑は、 もう叶わないところまできている

収束の先の発展に求められるのは、 これからの時代に必須となるものは
この本に書かれていることに思う

新たなスタンダードとして呼び覚まされる、 人間への認識は
Humankind そうでなくして、 発展も広がりもつながりも、 起こり得ない

これまでの人間への認識(性悪説)の共有からの、 これまでのありかたを続けようとしてももう、 そこからうまれるものは、 おからから豆乳を絞りとろうとするようなものでしかないところへきている

ひとを豆乳をとるための大豆としてしか見ないなら
豆も、 結果豆乳も、 自給率はゼロへ向かう

大豆あっての豆乳に、 視点と認識が変わるなら 種の重要性に立ち返るなら、
遺伝子組み換えの心配もいらない、 安心をわかる大豆から、 美味しい豆乳がとれるだけじゃない、 畑を助けてくれる豆がいっしょに植えられて、 土は豊かになり、
微生物はよろこんで、 目には見えない連鎖によって、 恵みと循環、 起こり始める。

バイオテックな種を生み出そうとしたり、 保守的さを盾に、 種苗法を変えてしまったりと、 とんちんかんな愚行への邁進も、 食文化を守る自覚の欠如も、 目先の経済や効率しか向いてないからで、

気づいたら、 大豆は大豆じゃなくなっているかもしれない
そうなれば、 豆乳は豆乳じゃなくなって
謎の加工物へと、 いつかは変わり
健康は、 害される

そのものへのリスペクト そこまでもてなくてもせめて 存在の、 尊重を

本来は そんな思いは持つものでもない あるもので 元来備わっているもので

それが、 Humankind であり
それが、 人類をいまなお存続させているものであり

地球にとっても 宇宙にとってもそれが 希望であり 願いで、 希求で

ひとにとってのそれは ひとたらしめるもの

そこには 創造への可能性が こめられている

そのちから その性質を ひとがひとに見ることを
自分が自分にそれをわかり そこから自分をあることを
自分に、 ひとに、 ゆるすなら

それを、 至極当然のものとして、 それをみんなが、 生き始めるなら

見させられた絶望は 希望へと  ひとの手で、 ひとの意識で、 塗り替えられ
押し付けではない、 新たな歴史が ひとによって、 生み出される

悪魔的なもの その覆いや浸透から脱するためには
自分の内なる真実に、 触れるしかない
内なる自分の真実は、 他者を通して触れられる

悪魔的なものへのストッパーになるのが
顔が赤くなることなら
それが起こるのも、 向き合う他者がいてこそ

他者は恐れるものじゃない
他者がいて、 ひととはを、 知ることができる
他者がいて、 自分とはを、 わかることができる

そこにあるよろこびが
それだけが、 この世の中を、 熱くする!  🎵


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