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無自覚の選択

爆撃と飢饉による攻撃が、 やむことなく続くガザ

一刻も早い停戦が待たれるなか ホロコースト記念日に
イスラエルによる、 ラファへの侵攻が始まる。

世界中のひとが危惧していた、 想像をしたくない事態が現実となった昨日
なんで止められなかったのか 止まらないのか
なんでこんなことができるのか なんでそれをひとごとに思えるのか

わたしはネタニヤフの顔を見ると いますぐにでも首相の座を降りて
俳優に転身し オカルト映画の悪魔の役を務めるならば
たとえセリフはひとこともなかったとしても、 その顔と佇まいだけでもう
じゅうぶん、 大きな映画祭、 審査員も観客も、 満場一致で、 効果賞か
主演か、 助演男優賞をとることは、 間違いないだろうと思う。

そんなふう、 ありえないことを想像し、 現実から逃避をしたくなるほど
自身の身の保身から、 ガザの地を破壊し、 ひとにいきもの、 見境なしに
命を奪う、 彼や、 シオニスト、 彼らの侵攻を支援する、 国や企業、 彼ら
に賛同賞賛の意をむけるあらゆるひとの、 自身のしていることへの疑いの
なさに 人間とはを思い  邪悪さよりも その空虚さに 胸に穴があく

ハマス側は昨日、 仲介国のカタールとエジプトの停戦案に合意をするも
関係なしに、 ラファへの侵攻へと歩をすすめる、 イスラエルの決定は
悲しくも、 恐ろしくも、 それはじゅうぶんに、 予期されていたもので
これからさらに、 たくさんのひとが殺される。 そうしてこのさきに
起きうることを アナリストでなくても みんなどこかでわかっている
そのわかっているものへ イスラエルは突き動かされている

いま起きていること これから起きうることの その責任は
ホロコーストの理由を、 ナチスやヒトラーに見るように
どこかでネタニヤフが軍事裁判にかけられることがあったとしても
残虐性を隠すことなしに、 ガザでジェノサイドを行なっているのは
彼や、 アメリカ、 イスラエル軍であるようで
それを行わせているのは それを可能しているのは 許しているのは
それは わたしたち ひとりひとりで
いま起きている、 破壊と虐殺は わたしたちの無自覚の決定と、 反映で

はあ? となっても 自分は反対してるであっても それでもやっぱり
起きていることを見ている 止められないでいる 自分に責任がある

この虐殺を許しているのは 行わせているのは 自分である
そうは思えなくても わたしはそれが いま起きていることに思う


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