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後日、お施主さまから直接聞いたリフォーム・リノベーション 後悔していること3選

こんにちは。aruhome_aiと言います。

本記事を書いているわたしは、リノベーション会社に10年以上勤務して、間取りの提案やインテリアの提案を実施してきました。

これまで、小規模工事からフルリノベーションまで、500件以上の案件にたずさわってきました。

2022年に築40年以上の中古マンションを購入して、フルリノベーションを実施しました。

インスタでは、自邸リノベのこだわりやリノベのコツを発信中です。よければこちらもご覧くださいね。

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今日は、わたしたちが、後日、お施主さまから直接聞いた、リフォーム・リノベーション 後悔していること3選を書いてみたいと思います。

①コンセントの数をもう少し増やしておけばよかった

・コンセントの数を増やしておけばよかった。
・もう少し考えて、コンセント・スイッチ位置プランして貰えばよかった。


リフォーム、リノベーション工事では、かなり自由に、コンセントを決めることができると思っていただいても大丈夫なんです。

リフォーム・リノベーション業界にいる方は、このように聞くと、「いやいや、どこにでもとは言い過ぎでしょ?」と思われるかもしれません。

リフォームやリノベーションの規模が大きくなるに比例して、比較的容易に電気配線を変更できます。

もちろん、それに伴って工事費用は増加しますが、工事範囲が広がると希望の位置に配線できるルートが確保しやすくなるという感じのニュアンスです。

実は、電気プランはどちらかというと、設備機器や内装材に比べて、お打ち合わせの時間が少なくなりがちなんです。

商品の形状や光の当たり方の確認は、照明メーカーのショールームでできますが、まだ完成していない間取りを想像しながら、照明やコンセントの位置関係を想像するのは、正直なところ難しいと思っています。

では、どうしたらいいかというと、まずは、現状でどれくらいのコンセント数を使っているか、不便に感じていることはあるかを洗い出すことからはじめてみてはいかがでしょうか。

お打ち合わせの早い段階で、照明プランについて、「こうしたい」というご相談(意思表示)があれば、リノベデザイナーはとても助かります。

まずは、意思表示と情報収集(成功例、失敗例)で、かなり理想のプランに近づくと思います。

こちらの記事も参考にしてみてください。



②引き戸にしておけばよかった(上吊り引き戸にしておけばよかった)

・コストダウンのために、開き扉にしたけど、引き戸にしておけばよかった
・引き戸の下レール部分に意外と埃が溜まってしまって。レールなしの上吊り引き戸でもよかったかも

扉の開き方には、大きく2つあります。開き扉引き戸です。


一般的に、扉の装飾やデザインが同じであれば、引き戸を設置する為の工事費用が高くなる傾向です。

特に洗面室の入り口は、可能であれば、開き扉ではなく引き戸をおすすめしています。

たくさんの方が、洗面脱衣室は、日中は開けっ放し状態で、家事をこなされていて、必要な時のみ扉を閉めるぐらいかと思います。

引き戸には、上部に設置したレールで扉をささえる上吊タイプと下部に設置したVレールで扉をささえる敷居タイプがあります。

上吊りタイプのメリットとしては、お掃除性のほかに敷居がないことにより少しの段差もなく、スッキリした印象掃除のほかに敷居がないことにより少しの段差もなく、スッキリした印象にもなります。

2部屋を同じ柄のフローリングやカーペットを敷く場合などは、見切り材などを設置する必要もない為、さらにスッキリ感がでます。

毎日の使い方を想像し、日々の動線を考えながら、小さなストレスが生まれないような扉の選択がとても重要になります。

③後から棚が付けれるように壁の補強をもっとしておけばよかった

・この棚をDIYで、この壁につけたいのですが、可能でしょうか?
・この壁に時計をつけたり、絵を飾ったりしたいんですが、できますか?

こちらのお問い合わせも多くあります。

荷物が入った後や住みはじめてみて、「これをここに飾りたい」「ここに棚を取り付けたい」など、自分たちの家を住みながら気づくことも当然ありますよね。

主に壁下地材に使われる下地材は、石膏ボードになります。

この石膏ボードは、簡単にいうと、ネジなどを使ってある程度の重量のあるものを固定することが難しいというか、できないと思ってもらった方がいいかと思います。


軽量な時計などを取付が可能になる専用アンカーやピン(専用のくぎ)など、ホームセンターでも市販されています。

この方法を採用した場合でも重量物は落下の危険もある為、下地工事(ベニヤ下地や木下地)を実施をおすすめします。

事前の下地工事とは、このようなケースを想定して、ネジでの止め付けをしっかりとできるように準備しておくことになります。

下地材の上にクロスなどの内装仕上げ材を施工する為、見た目は、石膏ボード下地かベニヤ下地等かをわかりません。


こちらの記事も参考になると思いますので、よろしければご覧ください。


わたしたちも、今お住まいのお部屋に写真や絵画などをたくさん飾られていることを注意してみていますので、リノベーション後のお家でも、「このあたりに何か飾りますか?」などのご質問はさせていただきますが、住んでみないとわからないというのが、大方のご意見になります。

「全てをベニヤ下地にしておけば、どこに棚をつけることができるなんて考えないでいんじゃないですか。」と思われますよね。

石膏ボードより補強下地の方が、コストがかかる為、どこもかしこに下地補強工事を実施することは、コストの増加に繋がります。

では、どうすればいいか?

こちらもしっかりと意思表示していただければ、プランに反映させていただきますし、飾るものによっては、有孔ボードやマグネットが使える内装材など、別の選択肢もご提示できるかと思います。

出来上がり前のお部屋内部は、なかなか想像できませんので、わたしは、パース図などを利用しなるべく想像しやすいようなプランづくりをこころがけています。

間取りや設備機器、建具などの目が行きがちになってしまいますが、お部屋のインテリアや新しい家の壁をどのように活かすかも、考えてみると楽しみが広がるかもしれませんね。

以上、後日、お施主さまから直接、聞いたリフォーム・リノベーション 後悔していること3選を書いてみました。

その他にも、たくさんの貴重なご意見をいただいています。

これからリフォーム、リノベーションをお考えの方に、ヒントとなるような記事をプランナー目線で色々とお伝えできればと思います。

最後まで読んでくだりありがとうございます。


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