見出し画像

方位磁石といえば、、、、

 もう昨日になってしまったが、家に引きこもってポッドキャストを聴きながら、懸案の機種変更にともなうスマホのデータ整理に明け暮れていた。年末年始を控え、また数か月後に退職を決めた私にとっては貴重なお休み期間に、、、、また逃避している。古い方の機種を返却しないと有料になるといわれているので、お許しを(誰に?)。

 聴いていたポッドキャストはこちら。

https://open.spotify.com/show/3plXnnSt9UaGUJIsfgSbk8?si=d51bd06c22b4461d

 古林さんだけの回、奥様とお二人の回、ゲストを交えての回、いずれも「古林」が沁み込んでくる感じ。

 たまたま古林ご夫妻がカナダへ中期滞在される前後に始められた番組ということもあり、海外の体験談を取り上げることそれ自体の可否ついても触れられていた。私のようなこてこての日本人も想定にいれてくれている気がしてうれしかった。
 カナダ在住の椅子職人のUKさんとの止まらない会話、日本にいながらにして世界観が無限大のイッシュウさん(職業は、デザイナーだと思うのだけど、、、、)を交えた古林夫妻との響きあう会話などが印象に残った。
 『Dr.STONE』に例えるなら、石化人間が復活液で生まれ変わるような、宗教なら悪人ほど救われるという神のご加護のような感覚、そして、油断するとグサッと心をえぐられる。私にとっては、ザラザラした春風とでもいおうか。

 かくいう私は相変わらず言動に迷いが多く、最近の施策として、自分の中の「方位磁石」をイメージするように心がけている。

 きっかけは、アマゾンプライムで観ている『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』。

 犯罪資料局で文書係として勤務しているアストリッドが、自閉症という生きずらさを特性として昇華しながら、ラファエル警視の捜査を支えていくというお話。困難を乗り越えて親友となっていった二人は、お互いを「指貫」と「方位磁石」に例える。

 最初は、方位磁石を「師」のように捉えていた。私にとっての方位磁石は一体どこにあるんだろうと、ただ途方にくれていた。
 たまたま一昔前に文房具屋さんの福袋でもらった方位磁石が、壁にひっかけたまま放置されていたので、試しに身につけてみた。そうすると、目の前のことに振り回されて、あちこちで誤爆ばかりする私がまず意識するべきは、羅針盤としてというよりは、自分自身が一体いま何に引っ張られているのか(囚われているのか)を見定めることだと思い至った。
 
 そして、どこかへ進もうとする自分が空っぽだということも。

 そんな私でも、この年になれば、家庭や職場で、自分が羅針盤にならざるを得ない場面もでてくる。そこからず~っと逃げ回っている気がする。

 さらにここへきて失速。ちゃんと3月を終えられるかどうか。

 なにはともあれ、個人的には、年明けからNHKで先に紹介した『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』のシーズン4が放映されるとのことで、励みができてうれしい。
→詳細は、NHKのサイト アストリッドとラファエル 文書係の事件録 - NHK 

 皆様も、どうぞよいお年をお迎えください🎍