見出し画像

[鉄板テーマ]物語のテーマ選びに悩んだら


物語作りからテーマソング作りまで一貫してやってみようと思ってるんですが、どんな物語にしようか悩んでいるんです。」

「なるほどな。研究内容を表現するのであれば多くの人に共感してもらえるような鉄板テーマがいいだろう。ずばり、
・「不当に奪われたものを取り返す」
・「失ったものを取り戻す」
この2つがいいぞ」

「なぜその二つがいいんですか?
他にも多くの魅力的なテーマがありますよね?」

「理由は、
①現代人が直面する自己肯定感の低下と、
②ジェンダーレス化の進展にある。

SNSの普及により他者と自己を比較する機会が増え、また経済的な不安(例えば「老後2000万円問題」)により、自分が社会や人生において「マイナス」の状態からスタートしていると感じる人が多くいる

これらの背景から、自分の状況を「本来の数値」に戻したいという願望が高まっている。
さらに、ジェンダーレス化の進展も寄与して、従来は女性に限定されていたとされる「本来の素晴らしい自分を取り戻す」という願望が男性にも広がり、これらのテーマがより普遍的な魅力を持つようになっている。

このように、現代人が抱える内面的な葛藤や社会的な変化が、これらのテーマに対する共感と受容を促しているといえるからなんだ。」

「なるほど、納得です。
ところで一つ疑問なのですが、
『従来は女性に限定されていたとされる本来の素晴らしい自分を取り戻すという願望が男性にも広がり』
という部分、これはどういうことなんでしょうか?
これは女性特有の感覚だったということなんですか?考えたこともありませんでした」

「それを理解するにはまず、
女性が持つ願望である「本来の素晴らしい自分を取り戻す」
なぜこれを女性が持っているのかについて、AIに尋ねてみるといいだろう」

「本来の素晴らしい自分を取り戻す」という感覚は、女性が持つ願望としてしばしば言及されます。これは、社会的、文化的、心理的な要因が複雑に絡み合って生じる現象です。以下に、この感覚が女性に特に見られる理由をいくつか挙げてみましょう。

社会的・文化的要因
ジェンダーに基づく期待と役割
歴史的に、女性は特定の役割や行動様式を期待されてきました。これには家庭内での役割や、外見、振る舞いに関する社会的な期待が含まれます。これらの期待から逸脱することは、しばしば社会的な圧力や批判につながり、女性が「本来の自分」を抑圧されていると感じる原因となります。

メディアと美の基準
メディアや広告における美の基準は、女性に対して非現実的な期待を押し付けることがあります。これにより、女性は自分の外見や能力を否定的に捉え、自己肯定感が低下することがあります。その結果、「本来の素晴らしい自分」を取り戻すことへの願望が生まれます。


心理的要因
自己実現の欲求
人は誰しもが自己実現の欲求を持っていますが、女性は特に社会的な制約や期待によってその欲求が阻害されることがあります。キャリア、教育、創造的な表現など、さまざまな分野で自分の可能性を最大限に発揮したいという願望が、自分自身の「本来の姿」を取り戻すことへの願望として表れます。

多重役割のストレス
現代社会では女性が職業と家庭の両方で多重の役割を果たすことが一般的です。これによるストレスや疲労が蓄積すると、自分自身を見失いやすくなります。その結果、よりシンプルで、自分自身にとって本質的なものへの回帰、つまり「本来の素晴らしい自分」を求める気持ちが強まります。


社会的変化の影響ジェンダー平等の進展や女性の社会進出が進む中で、女性自身が自分の人生やアイデンティティについてより深く考え、自己実現を目指すようになりました。この過程で、自分が本来持っている可能性や価値を再発見し、それを取り戻すことへの願望が高まっています。


これらの要因は、女性が「本来の素晴らしい自分を取り戻す」という感覚を持つ背景にあると考えられます。この願望は、自己肯定感の向上、自己実現、そしてより充実した人生を求める普遍的な欲求の表れとも言えるでしょう。

ChatGPT


これはマーケティングにも利用されている概念で、なかでも『資生堂のTSUBAKI』が、
「日本の女性は美しい」というどストレートなキャッチコピー黒髪の大物女優を多く起用、人気絶頂だったSMAPの「Dear WOMAN」のどストレートな歌詞で訴求する戦略で一気に拡販したことは例として適切だろう。

金髪や茶髪ブームの終焉
2000年代初頭まで、日本では金髪や茶髪など、洋風のヘアカラーが流行していました。しかし、時間が経つにつれ、自然な美しさや伝統的な価値観への回帰が見られるようになりました。TSUBAKIのCMはこの変化を捉え、黒髪を通じて「日本の美」を強調することで、多くの消費者の共感を呼びました。

ChatGPT

私はこれを肯定的に見ていて、さらにこれを裏付けると思っていることがある。
それは「女性作者が描いた少年漫画」だ。

「鬼滅の刃はまさにマイナスをゼロに戻す話ですね。他にもあるんですか?」

「たとえば『女性作者が描くヒットした少年漫画』から
・鬼滅の刃(吾峠 呼世晴)
・鋼の錬金術師(荒川 弘)
・犬夜叉(高橋 留美子)
・D.Gray-man(星野 桂)

を例として挙げよう。
それぞれのあらすじを見てみよう。

『鬼滅の刃』の舞台は大正時代。親兄弟を人喰い鬼に殺されてしまった少年・竈門 炭治郎(かまど たんじろう)が、唯一生き残るも鬼となってしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻す方法を探すため、鬼たちとの戦いに身を投じる物語である。

アニメ!アニメ! より引用

錬金術師であるエドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの兄弟が、かつて自らの過ちで失ってしまったものを取り戻すための旅の中で、国家を巻き込んだ大がかりな陰謀を知り、それを阻止すべく活躍する姿を描いたダークファンタジー。

マンガペディア より引用

戦いの中で四魂の玉はとんでもないハプニングにより無数のかけらに飛び散った。四魂のかけらを集めるために旅することになった犬夜叉とかごめ。最初は嫌々だったが、2人は次第に惹かれ合っていく。その旅の中で、50年前、犬夜叉と桔梗を罠にかけた張本人・奈落の存在が明らかに。二人は奈落を追う中で、旅の中で出会った子狐妖怪七宝、奈落に呪いをかけられた法師弥勒、妖怪退治屋珊瑚の仲間と共に、宿敵奈落を倒すため、玉の因縁を断ち切るために戦っていく。

Wikipedia より引用

「機械」「魂」「悲劇」を材料に造り出される悲しき悪性兵器「AKUMA(アクマ)」。AKUMAの製造者で世界終焉への計画を進める「千年伯爵」。
そして、唯一AKUMAを破壊できる神の結晶「イノセンス」に選ばれた存在である、「エクソシスト」達。主人公の「アレン・ウォーカー」もその一人であった。
アレンは世界とAKUMAに縛られた魂を救うべく、仲間と共に長く険しい戦いに身を投じていく。

Wikipedia より引用

「少年漫画に多い『夢を追う』話ではなく 『マイナス』の状態からスタートしていて元に戻す話に共感できる。
この感覚が以前に比べ、さらに世間から受け入れられやすくなったと」

「うむ。このことからテーマ選びに困ったら、
・「不当に奪われたものを取り返す」
・「失ったものを取り戻す」
この二つはとてもおすすめだといえる。

時代によって流行は変わる。
次は『自己実現』や『オンリーワンになる』あたりが来るのではないかと踏んでいるがこればっかりはわからんな。

「ありがとうございました。
もしテーマ選びに迷ってこだわりがなければこれらが良さそうですね!
僕もこのテーマにして研究内容を共有してみようと思います。」

「私も犬はもっと素晴らしいはずという気持ちでここまでになったから、このテーマの作品は大好きなんだ。だから楽しみにしているよ。」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?