AI画像生成でライトノベルの設定資料集を自作!『自作品キャラ』のビジュアル化に挑戦
こんばんは、アルです。
今回はAI生成画像を利用して、作品の「設定資料集」が作れるかどうかを研究してみました。これもなかなか難しいです。しかし研究する価値は十二分にあると感じましたので記事にしました。
研究するきっかけは、無料投稿サイトはもちろん、kindled出版等で有料販売する際に少しでも自分の作品を認知拡大するのに活用できるのではと思ったからです。
今回の記事だけでも内容はわかるように書きますが、こちらの記事の派生にもなってますので、よかったら読んでみてください。
前回はDALL-Eの記事でしたが、
今回は「Stable Diffusion」のいう生成AIメインに使用しています。
Stable Diffusionについて導入や使い方などは記事で書くと膨大な量になるので、検索していただけると記事がけっこう出てきますので、そちらを参照していただければと思います。
・Stable Diffusion
・DALL-E
・PhotoShop(画像編集ソフト)
を使って作成いたしました。
今回はこんな方に向けて書いています。
▶︎自作のPRに悩んでいる方
▶︎画像生成AIに興味がある方
設定資料集のご紹介
では、さっそくですが設定集の試作をご覧いただければと思います。内容は私が今後、出来次第で「kindled出版」しようと考えているライトノベルの資料になります。特に大事なキャラクター紹介の一部を載せました。
今後設定及び資料の変更が入る可能性が高く、あくまでイメージだと考えていただければと思います。
また、資料作成には「PhotoShop」を使用しました。Canvaなどの無料ツールで代用可能です。
タイトルは「辺境で神獣をモフって暮らしていたいだけの人生だったのに、国を救えと頼まれてしまった件」(仮) です。
成り上がり系です。
主人公とメインヒロイン2名の紹介になります。
主人公
メインヒロイン1-ヴェラ
メインヒロイン2-ナディア
神獣や危険な魔獣が生息する辺境「禁越の地」で子どものころから暮らしている奇妙な男イアン、フェンリルの子どもヴェラの元に、国の危機を救うため「賢者の遺産」を探しているナディアが現れる、
というのが簡単なあらすじです。
どのようにつくったか
では、資料をどのように作ったかを書いていきます。
まず、キャラクターはDALL-Eで作った原案を「Stable Diffusion」で再現しました。
これは原案があったからこの流れになったので、最初からStable Diffusionで作っちゃってもちろん大丈夫です。
Stable Diffusionの方が、絵柄を好みに調整しやすいためこの方法になりました。
というのも、Stable Diffusionは「モデル」という絵柄を指定する機能がありまして、DALL-Eよりもより日本のアニメっぽく作れるからです。
特に若い女性キャラクターはとても作りやすいです。ライトノベルの肝になるキャラクター層なので重宝するかと思います。
これはおそらくそもそもStable Diffusionが女性キャラクターを作ることを想定しているのでは?と思いました。
というのも、男性キャラクターを作るとなぜか「セクシーポーズ」をとってしまったり、「生足を披露してしまう」など、過剰なサービスが起こってしまうからです。
もちろん、テクニックでポーズを固定することもできるのですが、そういった技術の介入が少ない方が楽ですし誰にとっても再現性が上がるので、女性キャラクターの方が楽です。
それともうひとつ、何も指定しなければ大体若いキャラクターを作ってくれます。
逆を言うと中高年のキャラクターを作る際は、別途プロンプトで指示が必要になるということです。これもseed値などを固定することで再現性は上がりますが、すると今度は微調整が難しくなります。見た目が固定されるためです。
Stable DiffusionはGPTと違い、プロンプトの数が一定数を超えると狙った画像が作りづらくなるという特徴があります。細かく作り込むときはちょっと厄介です。ここも技術次第だとは思います。目下勉強中です。
背景画像をつくる
キャラクターが出来上がりましたら続いて、背景画像を作ります。ここではGPTを使いました。
個人的な所感ですが、キャラクター生成は「Stable Diffusion」、背景や風景の生成は「DALL-E」が使いやすいかなと思いました。他の画像生成AIは使ったことがないのでわかりません。
背景作成は前回紹介させていただいた「Simple Image Prompt Maker」で行いました。
ナディアの背景を例にします。
これをメンション機能でSuper Describeに投げます。
で、出来上がったのがこちらです。
カッコいいですよね。今思うとサイズなども指定すればよかったです。
これでキャラクター画像と背景画像が揃いました。
ここからは画像編集ツールです。
詳しい内容は割愛いたしますが、
①背景貼り付けて、モザイクをかける
②キャラクターだけくり抜いた画像を貼り付ける
③情報を書き込む
④台詞を書きこむ
⑤ ③,④に軽くエフェクトをかけて見やすくする
という流れです。このあたり正直私はデザインの知識などがほぼ皆無なため、完全な我流です。
おわりに
この設定資料集を作ってみて、デザインの勉強も必要かもしれない…と感じました。
キャラクターデザインや構図の勉強もした方がいいかも。
自分の作品をビジュアル化することで、作品の新しい魅力を見出したり、または足りない部分も見えてきます。
本来絵師さんにお願いしないとわからないものが自分で理解できるようになることに進歩を感じました。
今回はこれで終わります。
引き続き、他のキャラクターや、
「挿絵」
「表紙」
を作れるかどうかも研究していきます。
ご覧になっていただきありがとうございました!またよろしくお願いいたします。
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