ChatGPT生成 ショートショート集⑨ 近くにいる大切な人 他2作
こんばんは。アルです。
これまでの作品では、
・軽いアイデア出し
・プロットの軽い修正
・文章の加筆修正
を人力で行っていましたが今回は、
『初期のプロット選定のみ』
を人力で行っています。
選定とは、5個の初期プロットを提示してもらい、
その中から私が選ぶという作業です。
①初期プロットから膨らませて全体プロットにする
②出来上がったプロットを自己評価・改善
③改善されたプロットを別GPTsで評価（ここは人力でコピペ）
④評価に沿って改善
⑤GPTが納得いくまで改善したら執筆
という流れです。
今までのGPT:人力が7:3～8:2くらいだったとすると、
今回は9.5:0.5くらいになったと思います。チャットもほぼ返事しかしてないですね。お願いします、とか。
ただ、作品の面白さは正直どうなのか、なにか物足りない感じはします。
GPTsの改善案も自分の中で浮かんできているので、コツコツ改善していきたいと思います。
「近くにいる大切な人」
未来の学校の朝はいつも通りに始まった。アヤトは、講堂での集会を前にレオを探していた。彼らの学校は特殊能力を持つ若者たちが集う場所で、今日もまた平和を守るための任務が発表されるはずだった。
しかし、レオの姿はどこにもなかった。教室、図書館、さらには訓練場に至るまで、彼の姿は見えない。不安がアヤトを襲う。レオとは、訓練でも任務でもいつも一緒だった。彼の時間を止める能力と、アヤトの過去を視覚化する能力は、まるで互いを補完するかのようだった。
講堂での集会が始まり、教官の厳しい声が響く中、アヤトはレオの席を見つめ続けた。そして、ついに教官が告げる。
「本日をもって、レオは退学となります。」
ショックと混乱がアヤトを襲う。退学？まさか、という思いが心を支配する。レオは何も言わずに去ったのか。そして、なぜ？
集会が終わり、アヤトはレオの寮の部屋へ急いだ。ドアを開けると、そこにはもう荷物の片付けもされていた。机の上には一冊のスケッチブックが残されているだけだった。
アヤトはスケッチブックを手に取る。ページをめくるごとに、レオが描いた絵が現れる。そこには、時間を止めた静かな世界が描かれていた。平和な風景、笑顔の人々、そしてレオが描いた自分の肖像。
それは、戦争のない世界で画家になりたかったという彼の夢を映し出していた。
涙がアヤトの頬を伝う。レオが時間を止めるたび、彼の寿命は縮んでいた。その事実に、今まで気づかなかった自分の無関心に打ちのめされる。アヤトは決意する。レオの最後の願いを叶えるため、何かをしなければならない。
アヤトは決意を固めた。彼はレオが描いた絵を一つ一つ丁寧に見つめ、友人の心の中にある本当の願いを理解しようとした。レオが残した絵は、言葉では語られない内面の世界を映し出していた。それは、静けさの中でのみ、時間が止まった瞬間に描かれたものだった。
アヤトは自分の能力を使い、レオと共に過ごした日々を視覚化し始める。彼は過去の瞬間を一つ一つ辿り、レオがどのようにして自分の能力を使い、他人を救い、そして自らの寿命を犠牲にしていたのかを目の当たりにする。それぞれの瞬間は、レオの無言の犠牲を物語っていた。
アヤトは静かに呟いた。
「ずっと戦いに夢中で、最も大切な君のことを見落としていた。自分の無関心に、今はただ後悔してるよ、レオ。」
アヤトはレオが最後に描いた絵に目を留める。それは、彼が描いた自分自身の肖像だった。彼の目は遠くを見つめ、平和な世界への切望が表現されていた。アヤトは、レオの夢を叶えるために行動を起こすことを決心する。
彼はレオのスケッチブックを手に、学校の教官と話をする。アヤトはレオの才能と夢を伝え、彼の作品を展示することを提案する。教官は当初はためらうが、アヤトの熱意に心を動かされ、展示会の開催を許可する。
展示会の日、アヤトはレオの絵を並べ、学校の生徒や教師たちに彼の才能を披露する。レオの描いた絵は、見る者の心を捉え、彼らに深い感動を与える。アヤトは、レオの夢が多くの人々に響き、彼の存在が決して無駄ではなかったことを感じる。
その夜、アヤトはレオとの思い出の場所を訪れる。星空の下、彼はレオの肖像画を見つめながら、心の中で誓う。
「レオ、君の夢はここに残る。君の描いた世界を、僕が守るから。」アヤトはレオの犠牲と夢を胸に、新たな道を歩み始める。
「ハピネス」
21XX年、新しい技術「ハピネスメーター」が世界を変えた。この小さな装置は、人の幸福度を数値で示すとされていた。学校、職場、公共の場所、どこにでもその装置はあり、人々はその数値に一喜一憂していた。
主人公の少年、マコトはこの装置に疑問を抱いていた。彼のハピネスメーターの数値はいつも高く、周りからは羨ましがられるが、心の中では本当の幸福とは何かを問い続けていた。
マコトの学校では、ハピネスメーターの数値が高い生徒が特別扱いされていた。彼もその一人だったが、友人たちの表情に本当の喜びが見えないことに気づき始めていた。
ある日、マコトは親友のハルと話しているときに、ハピネスメーターの数値がどうやって決まるのか、本当に幸せなのかを話題に出した。ハルは不安げな表情を浮かべながら、
「本当の幸せって、これで測れるのかな？」とつぶやいた。
マコトは、ハピネスメーターについての疑問を深めていった。彼は周りの人々を観察し、彼らの表情や行動がその数値と一致しないことに気づく。笑顔の裏に隠された悲しみ、高い数値の背後にある孤独。
家に帰ったマコトは、両親にもこの話を持ちかけた。しかし、彼の両親は、高い数値を維持することの重要性を説いた。マコトは家族にも理解されない孤独を感じ始めた。
そんなある日、マコトは学校でハピネスメーターの数値を意図的に下げる実験をする。数値が下がると、周囲の態度が変わり始め、これまでの友人たちから距離を置かれるようになった。
この実験を通じて、マコトはハピネスメーターが人々の関係性や社会の構造にどれだけ影響を与えているかを痛感する。数値が低いと見下され、高いと羨望の対象になる。彼は、このシステムが生み出す偽りの幸福と、本当の幸福の違いについて深く考えるようになった。
「特別な能力」
ダニエルは、特別な能力を持つ青年でした。彼は未来を予測できるという、一見すると驚異的な才能を持っていました。
しかし、予測可能な未来は彼にとって退屈で予定調和な日々を意味していました。彼の心は、未知への探求と真の自由への渇望で満たされていました。
ある日、ダニエルは決断しました。安定した未来を捨て、予測不可能な旅へと出発するのです。彼は、新たな発見と冒険への渇望を胸に、未知の地へと旅立ちました。
彼の旅路は、多彩な出会いと経験で彩られました。
アジアの小村では、年老いた女性から人生の不確実性とその美しさについて教えられました。
アフリカの草原では、情熱的な音楽家によって自由の真意を学びました。
そしてヨーロッパの古都では、過去と現代が織り成す複雑な糸を目の当たりにしました。
しかし、アフリカの広大な草原で彼を待ち受けていたのは、突如として訪れた嵐でした。
ダニエルは自らの予測能力が自然の脅威には無力であることを痛感し、恐怖と不安に襲われました。途方に暮れながら夜を彷徨い、遂には地元の村人に救われたのです。彼らとの出会いは、ダニエルに新たな視野を開きました。彼は異文化への理解を深め、謙虚さを学んだのです。
しかし、彼の能力は次第に周囲の人々の間で注目を集め、最初は称賛されていましたが、やがて誤解と恐れを生む原因となりました。
彼は自分の予測が誤解されることによって、人々との間に生じた誤解と孤立を痛感しました。
旅の終わりに、彼は自分の能力の起源である孤独な老発明家と出会いました。
この発明家は、かつてダニエルに未来を予測する能力を与えた人物でした。
発明家はダニエルに重要な選択を迫ります。ダニエルは深い自己反省の末、自らの能力を手放すことを決め、新たな人生への扉を開くことを決意します。彼は、予測不可能な瞬間こそが人生の真の価値であることを悟ります。
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