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ジンクス

書き途中、半ばにして残された下書きが

増えていく。

強風の中。

特段 書きたいことなどないのだけれど、
何を思ったか、文字を打ち込みたい気分にいた。

情動的に書き始めた文章よりも、つらつらと
手持ち無沙汰を埋めるように書くものの方が
最後まで書き終えられるようだ。

下書きとして残されてしまった文章の数々、
続きを与えられることなく、静かに眠っている。

あてもなく書き始めてしまった今回、
さて、何を語ろう

一昨日は春分の日だった。
あまりそこに重きも置いていないのだけれど、
小耳に挟んだ程度、しかし脳の片隅にしばらく住み着いていた。

そうかぁ、春が来るのか。

個人的大優勝の配色。刺さるわぁ〜

旧正月でもあるし、心新たに
という薄らとしたイメージを持って
穏やかに一日は過ぎ去った。
と言っても、やたらと天気のコロコロ変わる一日だったけれど。

人生最大レベルの強風に遭遇したのも楽しい話。
冗談抜きに、風に寄りかかることができた。こりゃまた驚き。

せっかくのお出かけなのになぁ…
という気持ちもなくはなかったけれど、
たくさん笑ったからいいのだろう。きっと


そういう日の次の日は、大抵
しょんぼりがやってくる

別に招待もしていないのに、
なんとなく訪れそうな予兆をチラつかせては
しかと訪問してくる。

ジンクスなんてもの、作りたくはないのだが。

小さい頃から培われた
あまり嬉しくないジンクス

信じる気もさらさらないのに、
気持ちが塞がるたびに
ほらやっぱり、と言ってくる

どうにかしたいなぁ

そう思う一方で、
ある意味で、楽しさがくることへの絶対的自信も感じられた。

山あり谷ありジンクス、
よく観察してみれば
谷が訪れても、でも次もまた山がくると
そこに関しては確信している自分がいる。

ポジティブなんだかネガティブなんだか。

どっちにしろ、ジンクスは好きじゃない。

落ち着いてみれば、大したことなかった。

今日になってそれをまじまじと感じている。
今の私はワクワクしている。

世界に対して、ちょっぴり拗ねてしまった次の日は、
世界は私に対して、ご機嫌取りな態度を見せる。

ランダムにしているパソコンのロック画面に、
とても素敵な写真が表示されたり

お花を上手に生けられたり

新しい興味と出会ったり

全部些細なことだけれど、
全部優しいご機嫌取りに見えて…


これはきっと、私の心の持ち様ということだろう。

そんなことは分かっていたのだ。端から。

完食。

今日は文章を書きたい気分というより、
文章を書き終えたい気分だったのかもしれない。
しっかり最後まで。

山あり谷ありも、結局はどこで終えるか。
山の頂上で終わらせてしまえばハッピーエンドだ。
だったら都合のいいところで終わらせよう。都合のいい解釈で。

兎にも角にも

全ては私の心次第


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