コンビニをスーパーがわりに使う人が増加していく。
こんにちは!
なかじまです。
ぼくはコンビニの社員をしています。
最近思うんですが、コンビニをスーパーのかわりに使う人が増えた気がします。
とにかくカゴで買う人が増えました。
そして、卵や牛乳、パック野菜や焼きそば、ハムやベーコン、お米がよく売れるようになったんです。
焼きそばはカップ麺ではありません。
フライパンで炒めてつくるやつです。
お米もレトルトではなく、無洗米の生米です。
コンビニが目指していたかたち
ぼくの働いているチェーンでは、10年くらい前からスーパーを目指していました。いや15年前くらいかな。
にんじんやピーマン、きゅうりなどの野菜を取り組んだりしてきました。
野菜はなかなか売れなく、廃棄ばかりでした。
売れなかった理由はいろいろあります。
とりあえず高い。認知されていない。スーパーだと野菜は安い時期だった。
スーパーの空いていない時間に買い物する人がターゲットだと、そもそも自炊しない人ばかり。
会社帰りで夜遅くなってしまう人は、帰ってから料理しません。
料理をするとしても、そういう人は休日のうちに野菜を買っています。
休みのうちに1週間分の料理をしている人もいるでしょう。
コンビニはその時に使う分だけ買うものです。
そういう理由もあり、生野菜は売れませんでした。
スーパーを目指すのはいいのですが、生野菜はまだ早かったんですね。
生肉も導入していました。やっぱり売れませんでした。
コンビニがスーパーを目指してきた成果
最近になって買い物カゴの使用率がかなり上がりました。ぼくの肌感覚なので、ズレているかもしれません。でも、コロナが発生してからはお客さんのコンビニを使うシーンが変わりました。
とりあえず、お年寄りのお客さんが増えました。
お年寄りの方はもともと多かったです。
それがより多くなりました。
そして、豆腐や牛乳、納豆、卵、食パン、パック野菜、漬物、お惣菜など、スーパーで買っていたものも多く売れるようになりました。
そういうものを買う方はかなり高い確率で、複数の商品を買ってくれます。
卵だけ買っていくとか、食パンだけ買っていくっていう方は、少ないです。
他にも何か買ってくれます。
これが目指していたことです。
いまなら生野菜も売れるかもしれません。
スーパーの商品の価格が高騰している
今年は色々なことが重なって、物価がかなり高くなっていますね。小麦なんて過去最高価格になりそうです。
コンビニの菓子パンの売れ行きがいいのも、それが要因なんでしょう。コンビニの菓子パンの値段と、スーパーの菓子パンの値段がそんなに差がないのかな。
卵や納豆、豆腐、漬物などのデイリー商品もけっこう売れています。とくにパック野菜は人気ですね。パックの「ざく切りキャベツ」は98円ほどです。スーパーとの値段の差がそこまでないので、うれしいですね。
物価高が原因でスーパーとコンビニの価格差が狭くなっています。こうなると、お年寄りは少し離れたスーパーに行くよりも、コンビニの方が近くて選びます。
お客さんがコンビニに求めていることが変わってきたのかもしれません。
コンビニは便利さを提供するお店
忘れがちですが、コンビニは便利さを提供しています。お菓子やコンビニスイーツなどの食品が目立ちますが、食べ物屋さんではありません。便利屋さんです。
高齢者が多い時代ですから、スーパーのように使ってもらえるようになってよかったです。これからも、スーパーがわりに使う方は増えていきます。
もちろん他の目的の方もたくさんいらっしゃいます。イベントのチケットが目的な人や、タバコを買いたい人、メルカリやAmazonでの買い物したものを受け取りたい人。他にもたくさんのサービスをしています。
たくさんの方に便利だと感じてもらう。そのために常に努力をしているのがコンビニなんです。私たちは気軽に利用していますが、学べることは多いです。
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