電子書籍なんかよりも、本の方が好き

電子書籍は「場所をとらない」から愛用しています。

場所をとりたくないから本をあきらめてしまいます。


どっちにもメリットとデメリットがあるから、アナログとデジタルを使い分ければいいです。


本が生活の邪魔になるほどあふれてしまうのなら、メルカリなどで売るのがいいです。

本当に場所がなかったとしても、本の10冊は持っていられるでしょ。

なので、「自分のお気に入りベスト10冊はアナログで持っておく」とルールを作ります。

それだけでも十分に幸せになれます。

「電子書籍は場所をとらないから好き」の本音

電子書籍は場所をとらないので愛用しています。

こういう方は実に多いです。

あなたもそうじゃないですか?


電子書籍のメリットで1番よく聞くのが、「場所をとらない」です。

でもこれって、「ガマンしてる」ってことですよね?


自分ではなかなか気づかない、深いところにある本音では、

「本当は紙の本がいい。でも、場所を占領するから仕方なく電子書籍を買っている」

ですよね。


大丈夫、こういう人って多いんです。

あなただけじゃない。

みんなが電子書籍の方がいいっていう。

だから、ぼくも電子書籍が好きって言ってしまう。


でも、考えてほしい。

電子書籍の最大のメリットである「場所をとらない」って、本を読むことにはまったく関係していないんです。


電子書籍のメリットって思っているほどすごくない

場所をとらない以外にも、電子書籍のメリットはたくさんあります。

たとえば、

・持ち運びが楽
・膨大の量の本が片手で持ち運べる
・ネットで買ってすぐに読める
・売り切れがない
・日焼けなどの劣化がしない
・検索などの便利機能

などなど。


でも、その多くは「本を読む」という行為には関係していないものばかりなのです。


メリット1:持ち運びが楽

たしかに、持ち運びが楽です。

ですが、持ち歩くのって「いま読んでいる1冊」で十分なんです。


通勤の電車の中、仕事の休憩時間、仕事帰りにカフェで読書。

外での読書シーンはこのくらいだと思います。


1つ1つの時間はそんなに長くなくて、1時間以下のものばかり。

正直、1冊あれば十分です。


メリット2:ネットで買ってすぐに読める

本を買ってすぐに読みたいときってどんなシーンでしょう。

ぼくの場合は、本屋さんで物色していて「ビビッ」ときた時が多いです。


ほかには、YouTubeで本の要約動画を見ていたら欲しくなった。

でも正直、「すぐに読みたいか」っていうと少し違うんです。

ぼくはこういうとき、「すぐに所有したくなった」場合がほとんどです。

衝動的にかった電子書籍は、すぐに読まない時の方が多いです。


実際に、YouTubeの影響で本がものすごくほしくなったとき、

すぐに欲しいから、AmazonでKindle版をポチる。

でも、ぼくはすぐに読んだことありません。


なぜなら、YouTubeをみるタイミングが通勤電車の中だからです。


欲しくなるということは、そこそこ時間をかけて動画を見ています。

すぐに乗り換えや到着のタイミングになります。


確かに、ネットで買えてすぐに読めるのは魅力です。

でも、なかなかそのメリットをいかすシーンがやってきません。


メリット3:売り切れがない

本を買うときって目的買いは少ないです。


本を買うことを決めるときってどんなシーンでしょうか。

書店をウロウロしているときに、物色したなかから選ぶのが基本だと思います。

他には、ブログやYouTubeで紹介していた本が欲しくなるとき。

これは目的買いになりますが、Amazonで購入する場合、本でも売り切れのケースは非常に少ないと思います。


ぼくは「売り切れで買えない」ときに遭遇したことないです。


そもそもぼくの場合は、

目的買いはAmazonで、衝動買いは書店という使い分けをしているからかもしれません。


メリット4:検索などの便利機能

検索を使えるのは便利なのですが、正直なくてもいいと思っています。

メモ機能もいらないです。


まず、検索機能があると、他のページを見る機会が減ってしまいます。

必要なところだけみたいと思って検索をかけてしまうと、そこだけしか見れません。


本だと、目次をたよりにページを広げます。

それで目的の情報を、読みながら探すのです。

この、目的の部分以外を読みながら探すってことがとても重要なのです。


目的の部分以外には出会いがあります。

「じつは自分が思っていた内容じゃなくて興味が湧いた」とか、「探しながら読むことによって記憶に残りやすい」とか、いろいろなメリットがあります。


なので、検索機能はいらないのです。


次にメモ機能ですが、

ペンと紙を使ってアナログでメモする方が、頭に刺激がいくから、読書がはかどります。


メモは記録を残すだけでなく、頭を回転させるために使えます。

記者はボイスレコーダーを使用していても、手書きでメモをします。

このメモの目的は、頭の回転をよくするためです。


メモはデジタルよりも、アナログの方がメリットが多いです。

なので、メモ機能はいりません。


電子書籍よりも本のいいところ

電子書籍よりも、本のいいところはけっこうあります。

・広い目で見えて全体を見わたせる
・体験が違う
・ファッションとして使える

などです。


広い目で見えて全体を見わたせる

パラパラめくって見わたすことです。

ぼくは、このパラパラするのが好きで、直感で良さそうなところを摘んで読みます。

これが楽しいんですよね。


ぼくは、「Kindle paper white 」を使用しています。

ページをめくるスピードが遅くてパラパラできないのが残念です。

iPhoneだと、ダイヤルでの移動ができますが、できません。

ダイヤルでの移動も、なんか違うんですよね。


うまく言葉で表せませんが、パラパラして雰囲気をつかむのって大事なのです。


そして、読み返す時に、パラパラ読みをしたくなるんです。

時間をあまりかけなくて、全体を楽しめるので、再読にはとてもいい読み方です。

この時は読むというより、思い出すに近いので、記憶の定着になります。


体験が違う

楽しむために読書するときなんか特にそうで、電子書籍では本を読んでる感が違うんですよね。


まず、表紙です。

ふとした時に本を閉じる。すると、表紙が見える。

いま読んでる本の再認識になります。


カフェなどの他人がいる場所なら、自分のイメージ形成にもなります。

もしかすると、その本が好きな人と交流がはかれるかもしれません。

職場や学校だと影響が大きいく、新しい友人ができるきっかけになったりします。

いま読んでいる本の会話って楽しいですよね。


紙の本からもらえる体験では、

・本のにおいや質感がうれしい
・本のインクのにおいでリラックスできる
・紙のさわった質感がうれしい

などのメリットがあります。


じつは、記憶するときって視覚と聴覚以外の五感が大切になってきます。

五感すべて使って記憶すると効率がいいんです。

なので、視覚や聴覚ばかりではなく、触覚や嗅覚も使うべきなのです。


紙の本から得られる「本を読んでいる感」もいい

本を読んでるっていう気分が好きです。

電子書籍では味わえません。


本の匂い、本の質感、

どれだけ読んだかは右手が教えてくれる、

どのくらい残っているかは左手が教えてくれる。

これが合わさって、本を読んでるんだって実感させてくれる。


電子書籍だとなんか、情報収集している感覚になる。

本を読んでいるというよりも、調べ物をしている感覚。

これはこれでいいところがあるんだけど、置いておく。


ファッションとして使える

持ち歩いている本ってファッションの一部なんです。

カバンの中にしまっていてもいい。

取り出した時に、あなたの印象は変わるのです。


たとえば、

ビジネス書を持っていたら、「仕事ができる人」というイメージに、

見るからに難しそうな本を持っていたら、「頭のいい人」というイメージに、

村上春樹の本を持っていたら、「読書家なんだ!ステキ」というイメージに、

英字の本を持っていたら、「英語できるんだ。かっこいい。」ってなります。


ジャンルもそうだけど、その本のタイトルや著者、雰囲気によってイメージが形成されます。

本はあなたのイメージをつくるアイテムでもあるのです。

つまりファッションなのです。


電子書籍と本を使い分ける

電子書籍は「場所をとらない」から愛用しています。

場所をとりたくないから本をあきらめてしまいます。

でも、やっぱり紙の本がほしいという方は多いと思います。


どっちにもメリットとデメリットがあるから、アナログとデジタルを使い分ければいいです。


本当に場所がなかったとしても、本の10冊は持っていられるでしょ。

本が生活の邪魔になるほどあふれてしまうのなら、メルカリなどで売るればいいです。


「自分のお気に入りベスト10冊はアナログで持っておく」とルールを作るとおもしろいです。

それだけでも十分に幸せになれます。

月に1度とかサイクルを決めて、選別しなおすのはそれだけで楽しいです。


ぼくが仮に、「自分のお気に入りベスト10冊はアナログで持っておく」とルールを作った場合は、まず割合を決めます。

7冊は人生を変えた大切な本で、

残りの3冊はいま読んでいる本にします。


7:3の割合は変えずに、中身を変えていきます。

いま読んでいる本は、読み終わったらメルカリに出して新しい本を買います。

もし、人生を変えるほどのいい本だった場合は、メルカリに出さずにカテゴリを変えるかもしれません。

いい本なんだけど、カテゴリを変えるほど人生を変えなかった場合は、電子書籍の購入を検討します。


なんか、制限を加えると楽しさが増しますね。


アナログとデジタルは別物です。

なので、メリットを考えて使い分ければいいと思うのです。

電子書籍のおかげで、より読書が楽しめるようになったのは事実です。

どちらのメリットも活かして読書を充実させていくのがベストです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?