「集大成」:自分らしさを見つける旅

誰もが生まれたときには同じスタートラインに立つ。だけど時間とともに、私たちは皆、自分だけの色を持つ個性的な存在へと成長する。なぜ、私たちは皆異なる道を歩むのだろう?

答えは「経験」にある。私たちの経験が趣味や価値観を作り、その趣味や価値観が個々の個性を形成していく。そしてそれぞれの個性が、私たちが何に夢中になるか、どう時間を使うかを決める。

夢中になることが見つからない人もいるだろう。でもそれは、まだ見つけていないだけかもしれない。だって、夢中になるものとは、我々がどう時間を使っているかを映し出すものなのだから。

でも、人生の最終的な目標、それぞれの「集大成」は何だろう?それは一生をかけて追い求めたもの、最後の瞬間まで心に留めていたものだ。作家の芥川龍之介にとってそれは聖書だった。彼の生涯の道筋が、枕元に置かれた聖書に現れていた。

私たち一人ひとりがどんな道を歩んでいるか、その道は本当に自分らしい道なのか、時々立ち止まって考えることは大切だ。たとえ、今は目の前に広がる道しか見えなくても。

人生とは、自分自身の「集大成」を見つける旅。私たちはそれぞれの人生を自分だけの芸術作品として、誇りに思い、大切に歩んでいくべきだ。

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