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相笠 昌義「見る人」を考察(傑作絵画)

はじめに:絵画「見る人」とは?この絵画に描かれた人たちは、何を見ているのだろう。何を見たいのだろう。そして、その見る人たちの鑑賞者である私が、日々の生活や人生の中で、見たい物事はなんだろう。 そんな問いかけを与える絵画作品が、この相笠 昌義(あいがさ まさよし)の「見る人」(油彩6号・1972年作)だ。 類似した構図で同じ1972年の作品である50号の「みる人」は、東京オペラシティアートギャラリーの美術館に収蔵されている。 私は、上記の「見る人」油彩6号の作品を絵画を