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濱田光さんの感想(FB転載)

昨日1/17は兵庫県中北部の和田山の山里にある朝日公民館で行われた白濱雅也さん真紀さんの美術家夫婦による移動美術館「福寿走」を見に行ってきました。

実は大阪で前日が初日だった「表現の不自由展かんさい」にも気を惹かれてましたが、朝から並んで整理券をもらわないと入場できないと聞いてめげ、また都会の人混みにもまれるのも気が進まなかったのでやめて、かわりに僻地といってもいいようなところでの「世界一小さな美術館」と称している移動美術館に興味をそそられました。

この1日だけの展覧会の情報は、会場近くに住み、1年程前に取材に訪れたことのある絵描きの大森梨紗子さんの投稿を見て知ったばかりでした。白濱さんたちは北海道の道東に住み、今回は主に北九州の何カ所かをツアーしてまわっての帰り道に寄ったそうです。

世界一小さな美術館とは、白濱さんたちが自らつくって軽トラックの荷台にとりつけた建築物のことで、後ろにドアがついていて中に入って絵を鑑賞できるようになっており、また両側を外に跳ね上げて絵を展示できるようにしてありました。車が2台置けるスペースがあればどこででもできるとのこと。

白濱さんたちはミュージシャンが楽器を持って各地をツアーするのと同じように気楽に展示ツアーしたいと思っていたと話してました。今回はその第一回目のツアーだったそうですが、秋にはまた次のツアーをやりたいということなので、それにあわせて名前のない新聞紙上で紹介記事を載せたいと思っています。

今回トラックの両側面には自作の絵本「スターとゴールド」という牛が主人公の絵本原画が展示されていました。白濱さんはふだんは乳牛の牧場で仕事をしており、用済みとなった牡牛のことを考える機会があり、牛が牧場から逃げ出して外の世界を旅する‥‥という筋書きの絵本をつくったそうです。

会場となった朝来市和田山の朝日公民館は真新しく、ちょうどこの日に梅雨明けしたばかりの夏の日差しがそうとう強くて暑さに参ってしまいそうでしたが、ときどき公民館に避難してアイスコーヒーを飲んだり、大森梨紗子さんが出してるお店でおしゃべりできたのでGOODでした。
梨紗子さん、玄さん、どうも素敵な機会をありがとうございました。


(2021.7.18転記)

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