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五剣山の麓、石の町「牟礼」での展示

5月23日は、Tさんの紹介で牟礼という町に向かいました。
町に近づいていくと
遠くから不思議な形の山が見えて来ます。映画「未知との遭遇」に出てくる山のような。正面を向いてくるとその山の岩肌は横に広がっていき、まるでノコギリのような山容になりました。
五つの剣で五剣山という山だそうです。この辺りのシンボルのような存在で霊山、聖地として崇められて来たとか。五つのうちの一つは昔に崩落したそうです。


牟礼はその麓の町。予備知識なしに連れて来られたのですが、石工屋が連なっています。西日本に来てすぐに気付くのは、石垣などの石文化。
日本は木と紙の文化と焼き付いて来た東日本の人間には、身近にある立派な石垣や石仏などがとても新鮮です。
当然そうした石を加工する職人や供給元があるわけです。ここ牟礼はそうした町の一つ。
石の町は東日本でも大谷とかありますが、かなり新鮮です。

展示会場を提供してくださったのは、ここの石工場跡の建物を用いたカフェ。
スレート葺の建物は、福寿走との相性もバッチリ。

中に入ると、骨董品が並ぶアンティークショップでもあって、これまたびっくり。粗野な感じの建物と骨董品の色合いや灯りの取り合わせがトリップ感を誘います。

オーナーはイケメンの青年で、黒ずくめでロングヘアを束ねた姿にちょっとビビりましたが、話してみるととっても気さくな方で、私らを歓待して来れました。

平日だし、お客さんはいないかもなぁと思ってましたが、常連さんがちょこちょこやってきました。こういう個性的なお店は常連さんも個性派。
フリーランスのカメラマンという女性は真紀と意気投合して話に花が咲いてました。徳島県からやってきた女性は、帰り際に私の作品を購入して、福寿走展示のリクエスト。日が暮れ始めた頃にきた方たちは骨董仲間の常連さん。そのお一人が二胡の奏者でもう一人がお弟子さん。ここでいきなり二胡の合奏が始まりました。(写真撮り忘れた〜)

ここのロケーションと日暮れどきと相まって、どこか異次元に誘われる気分で旅の高揚MAXを感じました。
その余韻に浸りながら、牟礼の町を後にしました。

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