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【日本語の勉強】 漢検に挑戦するメキシコ人の勉強法

どうも、アルです。明日、漢検4級を受けるということで、今回は漢検に挑戦するメキシコ人の勉強法について話したいと思います。よろしくお願いします 🙇🏻‍♀️

メキシコで漢検やってるの? 😯

やってます。日本に合わせて1年に3回やっているんですが、人数が集まらなくてキャンセルになったりすることがあります。実は私も今年6月に受ける予定だったんですが、例の理由でキャンセルになって、10月に受けることになりました。ちなみに、開催するに必要な人数は全部の級で30人らしいです。

会場はメキシコシティにある日墨協会の学校で、受ける人は主にそちらの学生だと思います。他の町では開催されていないので、わざわざ飛行機に乗ってメキシコシティへ漢検を受けに行く人は恐らく私だけだと思います。

私の漢検との関係

漢検は2年前に初めて受けました。あの時はとりあえず初めてということだったので、誤字訂正の出ない5級にしました。ステップの本で練習して、ほぼ満点で合格しました。間違えたところはもともと正しい答えを書いていた問題ですから、あと4点で満点だったと思うと、やっぱり悔しいです。

とりあえず合格はできたので、次は4級だったんですが、当時はあまりお金がなかったので、1年後に受けることにしました。その予定だったんですが、去年は日本へ旅行に行ったので、節約のためにまた延期して、今年やっと受けられます。

漢検4級に挑戦するメキシコ人の勉強法

漢検の基本は漢字の意味、書き方、読み方と部首を覚えることですから、5級の時からやっているのは、フラッシュカードで練習することです。AnkiDroidというアプリでこんな感じのカードで練習しています。

上の例文は吉本ばななの『鳥たち』より
下の例文はX(旧Twitter)より

たとえば、これは「濃」のカードです。表には訓読みと音読みを使った例文が1個ずつあって、裏には送り仮名が付いている漢字とその部首が表示されます。ポイントが例文を使うことです。同音異字もあるので、例文を読んで正しい漢字を思い浮かぶことができます。漢検にもこういう例文を読まないと正しく答えられない問題が出るので、いい練習になると思います。

AnkiDroidの他にはステップの本の問題も解いたりしているんですが、4級はそれだけじゃ勉強が足りません。4級の勉強を始めてすぐに気づいたんですが、ノンネイティブである私は、4級以上のレベルに受かるには語彙を増やす必要もありました。問題を見てパッと答えが分かってくるのは知っている単語の問題だけです。知らない単語だと、少し考えてみると答えが分かる問題もあるかもしれないんですが、そんなのんきなやり方で漢検を受けるわけにはいきませんから、語彙も増やすことにしました。

どうやって増やしたかというと、それは皆さんの助けを借りて増やしたんです。ステップの本に各漢字の用例がいくつか取り上げられているんですが、その中ですべての熟語を覚えることにしました。こんな感じのカードで練習しました。

『風の谷のナウシカ』より

4級の対象漢字は316字で、各漢字で5つの熟語を覚えるとすると、1500以上の熟語を覚えなければならないというとんでもないことになります。ステップの本にはいろいろな例文が載っているんですが、私はそういった本の例文を使ってもあまり面白くないと思います。ごく当たり前のことなんですが、本物の日本語は教科書の日本語じゃなくて、ネイティブの日本語なんです。私が覚えたいのはそちらですから、教科書の例文は一切使わないで、ネイティブが4級の熟語を使っているのを頑張って探しました。

一々探すの無理じゃないの?😱

非常に大変ですが、無理ではあまりせん。日本語で小説を読んだり、アニメを見たりしているので、日常生活の中で4級の漢字を使った熟語に出会ったとき、カードを作るようにしているんですが、それでもいつまで経っても出会わない言葉もあるので、積極的に探さなければなりません。

そこでいろいろ試してみたんですが、X(旧Twitter)の検索ボックスに単語を1つ入力すると、その単語が含まれている投稿を探すことができることがわかりました。皆さんの助けを借りて熟語を覚えたというのは、この方法のことです。今、この記事を読んでいる人にも、私が勉強のために使わせていただいた投稿を書いた人がいるかもしれません。

こうやって1500以上のカードを作りましたが、さっきのナウシカの例のように、熟語を1つ以上思い出さなければならないカードもありますから、いくつ覚えたか自分でもわかりません。Excelに登録して管理はしていたんですが、量に圧倒されて管理しなくなりました。そして、ステップの本に取り上げられる用例の例文は必ず探してカードを作ったんですが、日常生活の中でそれ以外の用例に出会うと、また例文を探して新しいカードを作っていますから、カードは増えつつあります。

取りまとめ

いかがだったでしょうか。ノンネイティブの勉強法はやっぱりネイティブの勉強法と違いますかね。皆さんも今、何か外国語を勉強しているのであれば、ぜひこの方法を試してみてほしいです。外国語を覚えるには、その言語と触れ合うのが一番大切だと思うんですが、現場へ行けなくても、SNSを活かしてその言語と触り合う機会が作れるので、とても便利だと思います。

以上です。漢検の結果が分かったら、そしていい結果だったら、noteのつぶやきにでもあげると思います。では、また次回。

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