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四国・四分の三周の旅 第1日

2月、2度目の旅行です。
2月の旅行を4月後半に書くなんて、怠けてますね。
今回は4日間の四国旅行の様子をお届けします。少し長めですが、ぜひお読みいただけると幸いです。

2月12日(日)

出発

08:00、品川駅。ここから旅は始まる。

今回の旅では、高校時代の部活のチームメイトと計5人で4日間を共に過ごす。
どれくらい文中に登場するか分からないが人物紹介→
・私…私。
・Z…2,3年生では同クラス、元キャプテン、首都圏在住で大学進学後もそれなりに会う。
・T…元ダブルスのパートナー。それなりに変人、効率的に動くのが得意、旅行計画もかなりしてくれた。中部地方に進学。
・N…動画とかコラ画像をZやTと作りあっている。最近はカメラを始めた。首都圏在住、夏は一緒にフェスで働いた。
・Y…まあまあ変人、まあまあマイペース。地元静岡で進学。

全員が品川駅に集い、京急線のりばへ。

僅かな乗車時間だったが、非首都圏組は停車駅の多さに驚いていた。
途中、「穴守稲荷」の駅名にツボっていた。どうも高校時代の化学の先生の名言に重なるところがあったらしい。地学生物選択なので分からず。
程なくして羽田空港に到着。デカいターミナルウイングがお出迎え。ここに来たのは去年の夏以来3度目(その時は稚内に向かって日本縦断※そのうちnote書きます)。

大阪駅にも似た美しい屋根、朝日が差し込んでキレイ
搭乗機から。
作業員さんはこの後手を振ってくれた。

今回搭乗したのは、ANA533便の高松空港行き。
この1ヶ月ほど前、ANAでは国内線のセールをやっていて、全路線片道¥7,000という破格の価格でチケットを購入することができていた。諸々込みで¥7,370。
運良く窓側の席を5人固まって予約することもできたが、搭乗率は90%以上はあったように思う。

09:25 533便は羽田空港を離陸した。
Z,T,Yは飛行機に乗ったことがなく、離陸の時点で若干ソワソワしていた。「アンビリーバボー」的な番組で頻繁に飛行機事故とかのドキュメンタリーを観ているせいで、それとない恐怖が頭をよぎっているらしい。私ももう何度か乗ったことがあるとはいえ、離陸や乱気流に入った時は何となく怖くなるのは理解できる。しかし、機長やCAが「なんの問題もない」というのだから信用するほかない。

私は朝ごはんを食べずに家を出たため、「空弁」をそれとした。カツサンドと天むす。天むすの「天」を空とかけているのか、あるいは名物だったか、忘れてしまった。たしかヨネスケ氏の監修を受けているはず。

途中、我らが霊峰富士の上空を通過した。見事な晴天、私たち含め進行方向左に座った人たちはみなシャッターを切る手が止まらなかった。

眼下に広がる雲海から突き出る富士。美しい。

10:50 高松空港に到着。
以前サンライズ瀬戸で高松に行った時は東京から約9時間を要したが、今回は1時間30分ほど。移動技術の進歩に感嘆せざるを得ない。

四国上陸、2度目の高松。

去年11月以来の高松である。おおよそ3ヶ月で2度高松に旅行する大学生はそうそういないだろう。

空港は地方とはいえ大きいと感じた。さすがは四国随一の都市。四国人口ランキングでは約51万人の松山に次いで約41万人で2位だそうだ。

空港からはリムジンバスに乗って高松の中心市街へ。さすがはうどん県香川、幹線道路沿いにはうどん屋が頻繁に現れる。
あとで調べて驚いたが、丸亀製麺は香川にたった1店舗しかないようだ(一方ではなまるうどんは14店舗もある、この差は何か?)。

高松駅でリムジンバスは停まった。
バスを降りると、3ヶ月前に見た光景が広がる。

こちらも快晴

まずは腹ごしらえ、言わずもがなうどん、再びの高松駅前めりけんや。
多分、県外の人がいちばん行く讃岐うどんの店ではなかろうか。ターミナル駅の目の前という、飲食店としては超一等地に暖簾を掲げている。

今回注文したのはたしか「おろしぶっかけうどん」の小、冷。卵の天ぷらも追加。これで¥500。本当に安い。
ご存知の通り讃岐うどんはコシが強く1本1本が太い。噛みごたえがあって、小(=一玉)でもかなり胃に満足感がある。ワンコインでうどんに天ぷらまでつけられて、うどんは素晴らしいとしか言い表せない。
お店はお昼どきのため会社員(?)で非常に混みあっていた。5人ばらばらに座った、というかグループ卓はなかったような。

小豆島へ

うどんで腹を膨らませ、フェリーで小豆島に向かった。
12:45、離岸。
せっかくなので土庄港までの1時間、デッキの上で過ごすことにした。瀬戸内の強風に吹かれて心地よいと寒いの間だったが、他方4人は謎のポーズを撮って撮影大会になっていた。

土庄の港にはごま油の工場があって、芳醇な香りが漂っていた。
先着のフェリーの側面には、小豆島を舞台としたアニメ『からかい上手の高木さん』の高木さんがラッピングしてあって主に外国人がしきりに写真を撮っていた。

港近くのレンタサイクルで電動アシスト自転車を借りた。小豆島は大きく、起伏の激しい土地をしているため電動アシストは必須アイテム。

何気に人生初、電動アシスト

土庄町の狭い道々を颯爽と駆け抜ける、空き地で猫が伸びをしていて気持ちが良さそう。昭和に取り残されたような看板も時おり見えた。

この後パタンと横になって寝てしまった。
都会の猫と違って危険が少ないのだろう

キツめの坂を3度ほど登り下りしたところで、道の駅小豆島オリーブ公園に着いた。
どうも謎に箒をもった人が多かったが、『魔女の宅急便』の実写映画はここで撮影されたそうな。納得。
ギリシャ風の風車のある丘からは瀬戸内海を臨み、周りはオリーブの木々に囲まれてのどかな昼下がり。
併設の売店でオリーブのソフトクリームを食べた。
ちょうどTikTokで中国人のアイス食べる動画(伝われ)がバズってたのを思い出してみんなでケラケラ笑っていた。

売店のテラスで海を臨む

土庄からここまでは1時間弱を要しており、そう長くはオリーブ公園にいることは出来なかった。日没も近づき、再び土庄港に折り返した。

港を目前にして、土渕海峡を通過した。
なんでも、世界一狭い海峡なのだと。もはや川みたいな感じだったが、、、

自転車を返却時刻ギリギリに返し、帰りのフェリーに乗船した。さっき見た高木さんラッピングの船だった。
船内には高木さんのキャラクターが至る所に見られ、やはり作品のファンの人も多かったが、それ以上になぜか野球少年団が3チームくらい乗っていた。おかげで賑やかな船内。


出港の時には雨が降り出しており、全員が客席のふかふかのシートに座った。
日は沈みかけ、外は暗くて景色はよく見えなかった。
往復の自転車は電動アシストがあったとはいえ、疲労がたまっていた。

高松の料理に舌鼓

目が覚めた時にはもう高松に帰港していた。

ひとまず、ホテルにチェックイン。
今回は「GRAND BASE 高松」というホテルを予約した。
このホテル、大人数を対象とした客室を揃えており、部屋には洗濯機や食器調理具電子レンジを備えたキッチン、洗濯機などがあって、まるで自宅にいるような居心地だった。モノトーン調のスタイリッシュなお部屋には、ダブルサイズのベッドが3台あって、5人でも十分だったし、周囲の音も気にならなくて、文字通り快適だった。
これで5人で合計¥14,232(agoda)。安すぎる。

トイレの照明まで洒落ている

とりあえず荷解きをして、夕食に向かった。
今回は同じ大学の高松出身の子が教えてくれたお店に行ってみた。

訪れたのは、「寄鳥味鳥(よりどりみどり)」。骨付き鶏を提供する居酒屋だった。
香川県はうどんのイメージがあまりにも強すぎるがゆえ、教えてもらうまで骨付き鶏も名物なのだとは知らなかった。
親鳥と若鶏の2種類があり、どちらかというとスパイシーな味付けで、肉の旨味を引き立てていると感じた。
親鳥は歯ごたえがしっかりしていて、噛む度に旨みが口に広がる。
若鶏の方は柔らかくて食べやすく、ジューシー。
私は親鳥を選んだ。

高菜めしも。

マンガで見るような骨付き肉。歯ごたえも味もしっかりしていて、目にも腹にも幸せがたまった。
付け合わせのキャベツと漬物を箸休めに、それなりの量があったがすぐに食べきってしまった。

美味しいお店を教えてくれてありがとう。今度は若鶏を食べに行くね。

ホテルで夜食

ホテルに戻ってきた。

ここで誠に勝手ながら、友人たちに断りを入れて、個人的推し事をさせて頂いた。
というのも、この日は日向坂46四期生の「おもてなし会」があって、その見逃し配信を見たのだ。実はもともとこの日のチケットが当たっていたのだが、11日のチケットを申し込んだと間違えていたため、なくなく払い戻しをしていたのである。

無事推し事を終えたとき、全員小腹がすいていた。
せっかくキッチンがあるので、バターチキンカレーを作ることにした。ちょうど近くに24時間営業のスーパーを見つけて、最低限の材料を調達した。
レシピはこちらを参照。

調理具も食器も全部揃っていてありがたかった。
住宅用のバスルームだったので、バスタブも広々としていて、全員が贅沢にも新しいお湯で入浴した。

カレーを食べ終え、入浴し、ほどなく全員が力尽きてその日は終わった。


〔今日の主な出費〕

航空券 ¥7,370
空港リムジンバス ¥1,000
めりけんや ¥500
小豆島フェリー往復 ¥1,330
レンタサイクル ¥1,500
ソフトクリーム ¥300
寄鳥味鳥 ¥1,480
ホテル ¥2,847/人


第1日が終わりました。
結構ドタバタとしていますが、グループ旅行って割とそんな感じです。
第2日をお楽しみに。

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