2018年川崎フロンターレ選手講評GK &DF

2018シーズンも2節残して優勝を確定させ見事、史上5クラブ目の連覇(オリジナル10以外のクラブとしては初の快挙)を達成。おめでとうございます。
残り2節残してるけど!今季の選手のふりかえりをしていきたいと思います。

鄭成龍

今季も正GKとしてゴールマウスに立ち続けた元韓国代表。オフでも他のGKや年下の選手を連れて食事会を開くナイスガイ。
昨季と変わらずセービングに安定感があり幾度と決定機を阻止し、観客とTwitterのタイムラインを沸かせた。一方で飛び出しの判断やスピードが鈍く、ホーム浦和戦にはナバウトを転ばせてしまいレッドカード。その結果「GK奈良竜樹」という後世に語り継がれるであろう伝説を作った張本人。
フロンターレはオフェンス時にはCBも高い位置をキープし、ハーフコートゲームに持ち込むシステムなのでGKによる後方のカバーリングは必須。当然、彼にもその役割を期待したいのだがソンリョンは元々そういう現代的なGKではなくゴール前に最後の砦と立ちはだかるクラシカルなタイプなのでフロンターレが目指すサッカーと微妙に合わない上に年齢的な衰えが見受けられる。
今後フロンターレがもう一段上のステップに上がるためにCB裏のカバーリングと高精度なロングフィードができる若いGKは欲しいところ。
まあ色々言ったけど、ソンリョンなしでは優勝はなかったと思うので感謝してる。単年契約なので来季もいるかわからないが本気でACL取りに行くのであればまだいて欲しい。
個人的な思い出としてはバイト先にソンリョン一家feat.キンちゃんで来店した時に見かけて奥さんがめちゃくちゃ綺麗で爪楊枝みたいだったこと、長男がソンリョンを小型化したみたいなレベルで似ていることくらい。

新井章太

ラッシャー板前こと新井章太。小林悠より年下、森谷と同い年とは思えない老けg...ワイルドで男前である。最高の2ndGKとして呼び声高い名GKで、セービングよし、ビルドアップよし、キックよし、喋りもよし、デジっちもよしという風に万能でソンリョンが負傷離脱しても問題なく思えるくらい頼れるGK。
J2の東京ヴェルディで一試合も出場できずクビになった男は今ではJ1王者の川崎フロンターレの2ndGKとは人生何があるかわからないものである。
先日、生涯フロンターレ宣言をしていたので出ていくことはなさそう。これからも名誉生え抜き選手として頑張れ。

いうほど似てない気もする

安藤駿介

選手会長。出れるように頑張れ。日々鍛錬だ。

ポープウィリアム

出れるように頑張れ。クルトワの映像をよく見てるらしい。
来季くらいにカップ戦で出れるといいね。

奈良竜樹

肉弾戦に優れるファイター。ACL〜開幕序盤は低調なパフォーマンスを披露し、ACLのホームメルボルンV戦でATに相手選手の侵入に対して謎のスライディングをかまし、PKを献上。これによりACL初勝利を逃し、その後のリーグ戦はスタメンから外され誰の目にもわかるほど露骨に干されてしまった。
4月のアウェイ仙台戦でスタメン復帰し、徐々にコンデイションをあげていくが1ヶ月後のホーム浦和戦でソンリョンが退場処分となり、SBの車屋がしれっとベンチからGKユニを持ってきてそっと奈良に渡したことで伝説の「GK奈良竜樹」が爆誕した。CBの血がそうさせるのか不明だがやたらポジションニングが高く、飯倉ばりのハイラインサッカーを決行し、セービングも無難で割と良く、大いに観客を楽しませてくれた。
プレー面では相変わらずスピード系の選手には後手に回ることが多いが昨季に比べれば全体的にクオリティは向上した。カバーリングの判断も良くなってきたし、縦パスも入れられるようになってきた。「パスはできないけど体を張って守ります!」と言ってFC東京から移籍した時とは別人のようである。そして何より、手を使って止めようとしてファウルを貰いがちだったが今季は改善されたように思う。それもそのはずである。手を使うたびに美人な年上の奥さんに家で怒られるからだと。羨ましいぞ。
あとは、(味方がゴールしたときの)ゴールパフォーマンスが「いや。お前決めても、アシストもしてないだろ」ってツッコミ入れたくなるくらい喜びすぎでめちゃくちゃ面白いから見て欲しい。

谷口彰悟

高身長、高収入、高学歴の3高を兼ね備えた言わずと知れたイケメン。今季は泉里香との熱愛が公になり、恵比寿、中目黒界隈でデートの目撃情報が相次いでいる。
年一くらいで大ポカがあるものの、対人守備、カバーリングも安定してきており、ロングボールの対処も背走も上手。ビルドアップ能力はJで随一だと思う。今季は相手チームに徹底的に研究され、マンマークでつけられているので唸りを潜めているがセットプレーでの得点力も抜群だし個人的にはもっと評価されていいとは思う。同じ選手を11人集めてサッカーするとしたら谷口彰悟を11人揃えたい。唯一の欠点とすれば絶妙にファッションがダサいという点だろう。数ある洋服の中から誰も選ばないであろう絶妙な服をきてしまうところが谷口彰悟である。谷口彰悟最高!!!
次世代のキャプテン候補としてこれからもずっと川崎フロンターレを牽引して、あわよくば泉里香との愛の巣を新百合ヶ丘あたりに建てよう!!!以上!

エドゥアルド

昨季のルヴァン決勝での大ポカで干され、ようやく起用された天皇杯ソニー仙台戦でも終始バタバタしたプレーを続け、しまいには失点に関与してしまい完全に信頼と自信を失ってしまった形に。イケメンで胸板は厚いが残留の可能性は薄い。忠誠心が強く義理堅いブラジル人らしからぬ性格で、メンデスに干された柏からのレンタル1年目は天皇杯決勝で大久保、悠らと共に涙を流し、翌年には柏からの復帰のオファーがあったものの川崎への完全移籍を選択。非常に熱いナイスガイだった。より自分を重用してくれるクラブでまたのびのびとプレーしている姿を見せてほしい。個人的に2016年1stステージでのエドゥ奈良のCBコンビ時代が彼の全盛期だったように思う。思い出に残っているのは突然最終ラインからドリブルで持ち上がり、前からボールを取りに来た相手選手を華麗にルーレットでかわしたプレー。あれは忘れないよ。オブリガード。

舞行龍ジェームズ

昨季は怪我でシーズンを棒に振ったが今季はそこそこ出場機会を得られた。ACLでは外国人相手に強靭なフィジカルを見せつけてくれた。ルヴァンカップでは意図のあるパスをしていて意識高い系プレーも見られたのは高ポイント。SBもできるとのことだが、できなくはない、程度のレベルというのが実際のところだろう。
ACLもあるので来季もそこそこの出場機会はあると思う。来季に期待。
ちなみに、バイト先の来店数はJリーガー中No.1の頻度。うちに来ないで試合でろ!!

車屋紳太郎

川崎フロンターレ不動のレフティ左SB。今季はCBとしても出場し、身体能力の高さと適応能力を見せた。例年より仕掛けの数は減ったものの、攻守のバランスを取れるようになり左サイドに安定感が出てきた。かつ、今季は夏あたりから突然、積極的にシュートを撃つシーンが増えており、今後はクロスの精度向上と積極的なドリブル突破に期待したい。この2点と試合後のコーラを控えた先に日本代表も見えてくる!はず。長友を超えろ。超えるんだ、車屋。
車屋が誰かわからない方は走ってるフォームがめちゃくちゃ綺麗な人を探して見てください、それか常時眠そうな人を探してください、それが車屋です。

エウシーニョ

そこにエウソンでおなじみの超攻撃的SB。というよりこの人SBの選手じゃないだろ。切り返しとかシュートが引くくらい上手い。絶対サイドアタッカーだったと思うが風間大僧正の魔改造により川崎ではSBに定着。なお、守備力はCFの小林、知念以下だと思うがそれもご愛嬌。試合毎に好不調の波が激しいがそれも大目に見てあげよう。そう、彼はブラジル人だ。サンバのリズムを聴いて忘れよう!
今季で契約満了な雰囲気がものすごいがもしお別れになっても快く見送ってあげよう。どこぞのジュニなんとかみたいに鹿島に行くんじゃないぞ。あと言いたいこととすれば、息子のジョアンくんの顔がもろエウシーニョだということだ。以上。

タビナスジェファーソン

早くプレーが見たい。日本国籍早く取ろう!
7クラブが競合したのは事実なのでそのポテンシャルを早く開花させてほしい。

武岡優斗

銀髪の勢いは年々落ち着き、最近ではもっぱら黒髪に。本職は攻撃の選手だったが風間大僧正の魔改造とレナトとの1on1を経て対人守備が劇的に向上。主にクローザーとしての出場が多いが後半リードしている状態で彼が途中出場した時の「ああ、これで逃げ切れる」という安心感は異常。同じポジションがザル守備職人のエウシーニョというだけに彼への信頼感は高い。
もうクラブ内でもベテランの域に入っており怪我に泣かされているが、守田や長谷川ら後輩の面倒見もよく良い兄貴分としてピッチ外でも大きく貢献。他競技のアスリートや芸能人との交流がやたら多く、謎に顔が広いがそれだけ人格が優れている証明だろう。個人的友達になりたいJリーガーランキング第1位。
歳も歳なのでそろそろその後の将来を考え始めていることだろう。

登里享平

讃岐のジャックナイフは今季、讃岐の万能ナイフとして左サイドに安定感をもたらしてくれた。近年、怪我に悩まされシーズン通してなかなか活躍できなかったが今季は離脱も少なく、チームに大きく貢献してくれた。SBとして出場した際には対面した柏の伊東純也や新生「ハマのメッシ」こと仲川輝人らスピードスターを封殺。ACLではブラジル元セレソンのフッキを小柄な身体をうまく使い押さえ込んだ。個人的にはノボリのキャリアハイを見た気がしたし、本人にとっても充実感のある年となったのではなかろうか。今年はいかんなくその持ち前の器用さとスピードとムードメーカーぶりを披露してくれたが、あとひとつ求めるとすればせっかくドリブル突破したところで「股関節が赤ちゃん並み」(家長談)であるが故にゴールまでいかないというなんとも惜しいところ。28歳になって1児のパパにもなったので子供だけでなく自身の股関節周りもも成長させて等々力でゴラッソを決めてほしい。
来年のデジっちも期待。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?