見出し画像

わかっちゃいるけど、やめられないシリーズ〜その1〜

「わかっちゃいるけど、やめられないシリーズ」ということで
何回かに分けて検証してみたいと思います。

今回は、「待つ」ことに対して
禅の視点から解説したいと思います。

禅語には
「啐啄同時(そつたくどうじ)」と言う言葉があるのですが

「啐(そつ)」とは、
卵の中のヒナが「もうすぐ生まれるよ!と
内側から殻をつつく音であり

「啄(たく)」とは、
親鳥がその音に気づき
「ここから出てきなさい」と外側から殻をつつく音。
としています。

両者のタイミングがドンピシャ(同時)に合うことで
大事な生命が誕生することを示しています。
早くても遅くてもダメなわけですね。

トレードの世界では
ほぼ100%の確率で、
「待つことが大事」とアドバイスされると思います。

はっきり言って、これが待てないw
分かっちゃいるけどやめられないんです。

その感情を分析してみると
・早く結果を出したい
・自分の思う通りに値が動いて欲しい
・一発逆転したい などなど
自分の思いや都合ばかりにフォーカスしてしまいます。

トレードには、相手がいます。
決して自分一人では、相場の世界は成り立ちません。

誤解を恐れず言うのであれば
「売る」か「買う」しかない
シンプルな世界です。

多くの人は、
「勝てる手法」を
誰かに教えてもらっているか
もしくは
勉強して分かってるはずです。

でも、
その勝てるタイミングを待てず
「勝てない」と悩み、
新たな手法探しの旅に出てしまう。

日本人の特性としても、
チャートをよく観察し、分析を行いながら

『その時を待つ!』

ことは
得意なはずなので、
世界の中でもトレーダーに
適していると思われます。

では、

待つためにはどうしたら良いか?
僕が試した方法は
・信号が赤の時は待つ
・通勤時に我先と急がない
・スーパーのレジ待ちをする
まずは身近ですぐできる事を試しました。
やってみて分かったことは
焦りや怒りで不安になった時に
自分の状態に気づけるかが
ポイントのようです。

たまには焦らず、ゆったりその時を待ってみる。
そんな優雅なトレードライフも良いものです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?