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木の「輸送」と「乾燥」による二酸化炭素排出を減らすには?

切り倒された木は燃えたり腐ったりしない限り、成長過程で吸収した二酸化炭素を排出せずにとどめ続けます。

しかし、建材として使われるまでの過程で、どうしても二酸化炭素の排出を招きます。主な原因は「輸送」と「乾燥」です。

■地元の木100%の家づくりで輸送による排出が減ります
木を輸送すると、トラックや貨物船の燃料を消費します。海外から日本まで木を運ぶとなれば、膨大な二酸化炭素が排出されます。

その点、100%地元の木を使っているアート・宙のように、木の地産地消を徹底すれば、二酸化炭素の排出量を大幅に抑えることができるのです。

■二酸化炭素排出を抑える理想の乾燥
山から切り出されたばかりの木は水分をたっぷりと含んでいるため、建材として使うためには乾燥させなければなりません。現在の乾燥方法の主流は、乾燥装置を用いた人工乾燥です。この人工乾燥も燃料を消費します。

二酸化炭素を出さないことを追求するなら、昔ながらの自然乾燥が理想です。ただ、現代では建築の工期が短縮されているほか、よく乾燥した寸法精度の高い木材を安定的に供給する必要があり、自然乾燥だけでは需要に応えられません。そこで、人工乾燥と自然乾燥をうまく組み合わせ、二酸化炭素の排出を抑える工夫が求められています。

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アート・宙とパートナー関係にある野地木材工業株式会社(熊野市)は、高品質の構造材などを製材・加工するとき、寸法の精度と強度を保ちながら木のツヤと香りを活かすため、人工乾燥と天然乾燥を用いた独自の乾燥プロセスで仕上げています。

アート・宙はこれからも木材の地産地消を積極的に進めていきます。

●熊野の木で建てる理由
https://www.artsora.com/kumanoc

●100%熊野産の木材を使った家づくり
https://www.artsora.com/blog/2074/

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