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What I thought finished a game named collar×malice≪カラーマリス≫

暫くずーっとプレイしていたゲームソフト
collar×maliceが終わりました。

私がプレイしたのはスイッチ版で
このソフトの中にはFD(ファンディスク)と呼ばれる
続編も入っています。

続編が出るという事は
カラーマリスは人気があるゲームで、
ソフトが他のハードに移植されているという実績からも
人気がある→面白いと判断できたので購入を決意しました。


そして、FDもろもろ堪能させていただきました!

カラーマリスプレイ終了

ゲームの終わりというのは
エンドリストを埋めて、
スチルをすべて埋めて、
extraも全て見れる状態になった、という意味です。

アドベンチャーノベルゲームを
プレイしたことはありましたが、
乙女ゲームは初めてだったので、
操作方法も分らない状態で進めました(;´・ω・)

そうしたら思いがけずドハマりしました。

こんなに頭の中がゲームの世界で満たされたのは
正直初めてかもしれません。

ダンジョンRPGとかをプレイしていても、
攻略法や次にどこの村に行くんだっけ?とか
一度倒せなかった敵の倒し方のコツを調べなくちゃ
等、頭をよぎることはあっても
日常生活を送っているときには
そんなにゲームの事を考えたりはしません。


しかし、カラマリには
攻略キャラが頭の片端に住み続けているような感覚があり、
脳の一部が占領されていて、
さらにそれを喜んでいる自分がいました。

一つのゲームを終えて、
「ゲームが終わった」という体験しか
残らない・残せないのであれば、
それはもったいないと思うので
出来れば多角的に複数の事柄を学んだと
胸を張ってみたい、という欲求があります。

そのような欲求から以下のような記事を
つらつらと書いてみます。

声優大事

キャラクターのセリフを
声優さんが声に出して読んでくれるので
音として台詞を楽しめるというのは
大きな特徴だったと思います。

耳から入ってくる情報を処理するのが
私の脳みそは大得意なので
歌を覚えたり
英語やその他の外国語の発音を覚えるのに
苦労したことがあまりありません。

乙女ゲームも声優さん(の声)が大事で、
特にカラマリにハマって以降は
子どもが見ているアニメの声優に
意識が向くようになりました。


そして、中の人で結び付けられて
このキャラとこのキャラは同じ人が演じてるんだ!
と言う事が分かるようになりました。


そんな中、攻略キャラの内、
笹塚尊氏の声優・浪川大輔氏は
ポケモン サン&ムーンで
ロトム図鑑と言うキャラを演じていらして
これ本当に同じ人なの?とびっくりするほど
声が違います。

かと思えば、
作品が違うのに完全に同じ声だと認識できる
声優さんもいたりして、
複数のキャラを演じ分けられる浪川大輔と言う声優の凄さを
思い知った作品でもあります。

ゲーム内での音楽の作り込み

キャラクターやシーンごとにテーマ音楽があって、
推理パートや恋愛パート食事パートなど、
音楽でも楽しむことができました。

ゲームプレイ中はそのシーンのごとの音楽を
何度も聞くので、サントラが欲しくなりました。

オープニングやエンディングのテーマソングも
聞き込むと癖になる?感じで、
音に関しては妥協がないゲームなのかもと思えます。

ターゲットの年齢層はどの辺なの?

このカラーマリスのプレイ人口のボリュームゾーンが
どの年齢層なのかちょっとわかりません。

どういう年齢の人をターゲットに作られていて、
実際にプレイして良かったと思っている人は何歳くらいの人なのか?

乙女ゲームって恋愛に夢がある人が
プレイするものだと思うので、
恋愛どころか、結婚していて、
育児までしている主婦な私がプレイすること自体
どうなの?面白いの?と言う観点や疑問があった訳です。

実際は滅茶苦茶面白かったので、
手あたり次第、周りの人に薦めたいくらいですが( ´∀` )

ゲームを勧めながら、
エンドリストを埋めるために、
攻略情報をアップしているサイトを探したり、
そのついでにルートの感想を上げてらっしゃる方の記事を読んで
同じ個所に同じ印象を持っている人を勝手に同志認定して、
喜んだりしておりました。

実際の恋愛よりも乙女ゲームの方が
恋愛を語れるとプレイや感想を書き込んでいらっしゃった方がいて
それもその通りだと納得しました。

現実の恋愛なんて、
泥臭いし人間味が出すぎていて、
楽しく語ってはいられない部分が強いし多い。

でもそれがゲームだったら話は別!

この界隈には同じキャラを好きになったらダメな人もいるらしく、
そういうのを同担拒否っていうらしいです。

そういうことをしていると、
web上に記事を書ける人がそもそも時間があったり、
webに触れている機会が多い方で
つまりはプレイしている人の中でも、
人生に余裕がある世代的な方たちが多いのかな?と。

主婦の方で乙女ゲームを片っ端からプレイし、
攻略情報を上げていらっしゃる方も見受けられましたし、

主婦で乙女ゲーマーの方が何人も発見できましたし、
何本も乙女ゲームの記事を
アップしていらっしゃる方がたくさんいて、
購買層が未婚なのか既婚なのか
未婚受けするゲームと既婚受けするゲームが
このジャンルでもあるのでは?とか
分析したいです。

実際、主婦の私がプレイして
すごく面白かったと同時に
20代後半の男性キャラが
「俺ももういい歳だから」と言うようなことを言うと
私はもっといい歳なので、、、(´・ω・`)
ちょっときまずい、と言うか
しょんぼりしました。

プレイ人口でボリュームが厚い
ターゲット層が10代や20代なら
20代後半のキャラに「もう年だから」という発言をさせても
全く違和感ないのでしょうが、
30代以降がボリュームゾーンなら
同じようにしょんぼりした人が少なからずいたのでは?
と推察します。


文章に深みはない

声優が声に出して台詞を読み上げてくれる
色っぽさがあるので、
そこの魅力は声優の能力次第ですが、
小説では地の文と呼ばれる台詞以外の描写に関しては
全く艶がありません。

心理描写が主人公以外はほとんどないので
どうして、そこで、そのように
各キャラが動くのか?という背景が
明かされません。

勿論サスペンス仕立てになって居るので、
何もかもは明かせないのでしょうが、
もうちょっと各攻略キャラの心情を
匂わせてもらう文章が書きこまれるといいなと思いました。

地の文章は事件の概要が細かく描写されていて、
意外とそれを覚えるのが辛かったですし、
何月何日何時と言う表示が出るのですが、
同日の数時間後とかだったら日付があると
混乱しました。
同じ日だったら時間表示だけでいいのでは?

転生系小説の疑問が解消された

「乙女ゲームの主人公に転生しました」
系のお話を読んでいて、
疑問に思っていたことが
このゲームをプレイして
解消したことがたくさんありました。

それは、主人公と攻略キャラの関係に関する表現であったり、
イベントやスチルという言葉の意味が
プレイ体験から理解できました。


「ハーレム状態を狙う」とか
「好感度を上げる」とかいう言葉がなろう系小説に
頻繁に出てきますので、何となく想像はついても、
よく分らないまま読み進めていました。

そういうゲームを知っている人が読めば
明らかに判ることなのでしょうが、
乙女ゲームをプレイしたことがない状態で
「悪役令嬢に転生しました」とかいうタイトルの小説を読んだので
乙女ゲームの背景世界がそもそも理解できていなかったように思えます。

でも、乙女ゲームというジャンルの世界を下地にして
さらにそれを発展させている創作物がすでに
1つのジャンルとして確立していることが
個人的に、非常に興味深いです。

2次創作

漫画やゲームからそのキャラ同志を交流させて、
好き勝手なお話を作ることは「2次創作」とよばれ、
本家とか公式と呼ばれるものが人気であればあるほど
同時に2次創作も花開いていきます。

ゲームというのはゲーム会社が開発するもので、
実際は多くのスタッフが関わって作られるものです。


小説は一人の人の夢や願望や願いが書きこめるものですから、
ゲームをテーマに作者が夢を書き込んでいく
「夢」の続きの形や発展形として、
ある人の願望がもろにつづられていきます。


人気がある作品には多くの人の願望が
より凝縮していくので、
さらに興味深いです。

2次創作は
アイディアを広げて
キャラの個性や世界を深めていくわけですが、
「小説家になろう」というサイトからは
小説や漫画、アニメ、という風に
どんどん拡張されているので
文化の末広がり、発展・熟成の進化を見ることができる
と思っています。

進化を遂げる乙女ゲーム派生の形

先述したように、
「乙女ゲームの世界に転生しました」系のお話では
乙女ゲームがこうだったらより面白いのにという
作者の願望や夢が繰り広げられていて、
乙女ゲーム派生小説文化の
発展や進化がどんどん起きています。

文学を古典から読み解くと
どんな時代でも文化でも繰り返し現れてくる
原型と呼べるような形が出てきます。

例えば「世界の始まり」です。

この世界は誰が作ったのか?と言う誰もが抱く疑問を
「(私たち)人間より上位の存在が作った」と
表現している文化がたくさんあります。

人間の上位の存在には色々な呼び名が付きますが、
大体「神さま」と呼ばれる存在になります。

そこから乙女ゲームまで一気に飛躍しますが、
乙女ゲームの世界には「転生してきた主人公」が
その世界を元の人生の知識や経験をもとに
うまく渡り歩いていこうという原型があります。

そこをどのように発展させていくのか?
何を目的にどう生きていくのか?
誰と恋愛したい・結婚したいのか?
という主人公の望みがあり、
その動きや成長を遂げる様が描かれています。

そして、なぜその世界に転生したのか?ということに
疑問を持つ主人公はいません。

あっさり転生を受け入れて、
その後をどうしようかと模索するさまが
バラエティに富んでいて、非常に面白いです。

私たち人間もどうしてこの世界に生まれたのか?

何をするために生まれたのか?

人生の目的は何なのか?
という事を考えている人は
ほとんどいません。

考えたところで、
答えは出ませんし、
聖典と呼ばれるような類のものに触れたことがあるならば、
それに書いてあることを
受け入れるか否かに尽きる。

一つの聖典が気に入らなければ、
次の聖典を読み解く。

解けるか、読めるか、はその人次第。

スタイリッシュ5股

ストーリーを進めながら、
1人の女性が5人の男性と事件を解決し、
恋愛関係を深めていくというのがこのゲームの筋書きなので
とあるブログを書いている方が
主人公のことをスタイリッシュ5股と表現している記事に出会い
その表現に吹き出すと同時に、
分かりやすいと膝を打ちました。

特に私は攻略キャラ5人のうち、
笹塚尊氏にどっぷりハマり、
他のルートに行くと尊が
ただのお友達のようになってしまうのが
寂しかったです。

そのルートでは本命がいるわけですから、
それこそ、そこに尊氏が絡んできたら
二股になってしまいますので
仕方がないのでしょうが( ノД`)シクシク…

FD→結婚へ

カラーマリスでは、無印に加えて、
umlimited (ファンディスク)があり、
本編事件後のキャラ達の様子が詳しく描かれています。

恋愛の次は当!然!のような流れで、
結婚が意識されていて、
ストーリー上の展開も
「そのうち同じ苗字になる」とか
「家族になろう」といった表現が出てきます。

プロポーズ未満で終わったキャラもいれば
結婚式まで進んだキャラもいて、
5人5色、さまざまでした。

織りなす糸が布を創るように、
5人のキャラがカラーマリスと言うゲーム
を構成している縦糸ならば、
主人公が横糸で布を編んでいくわけです。

婚活コーチとしての願い

恋愛から結婚へとスタイリッシュにつながっていくのは
それこそ乙女の夢、全女性の夢的なところが語られていて、
非常に微笑ましいと同時に、
簡単に付き合ったり別れたりする恋愛と
人生がかかっている結婚を同一視して欲しくない。


ゲームはゲームと割り切って
プレイを楽しんでほしいというのが、
婚活コーチとしての切なる願いです。

ドラえもんのどこでもドアが欲しい、と
割と真面目に答える私ですが、
絶対に手に入らないとちゃんと分かっています。

しかし、「恋愛から結婚へ、スタイリッシュに続くもの」
という幻想を多くの女性が持っています。


ありとあらゆるメディアから刷り込み攻撃されています。


いつか目の前に白馬の王子様が現れて、
付き合ってほしいとか
結婚してほしいと言われると
本気で思っている人が、本当に要る。

幼いころ、両親にこっぴどく叱られたときに
(自分は樹の股から生まれてきたから)愛されていない、とか
(自分はもらわれてきた子だから)可愛がられていない、と
何故か思い込むような、
そういう原型を刷り込まれていると思います。

それはどんな漫画もドラマも映画も小説も
全く同じことが言えるわけですが、
メディアによって飾り立てられる恋愛と結婚は
現実からは、かけ離れているので、
メディアなんか嘘っぱちの夢幻だと
分かっていない人が多すぎると日々感じています。

幻想だと分かっていて、
ファンタジーな世界を楽しんでいる分には全く問題ない。

ファンタジーを楽しんでいる時間をエンジョイしている。


もう一人の私がささやく。

私の人生はファンタジーをエンジョイするためにあるのか?


途中から有料なのは
ただ愛を叫んでるだけなのが恥ずかしくて
私的には中身が全くないからです。

何となくかっこつけてタイトルだけ英語にしてみました。

カラマリプレイ中のあれこれを書いています。


ハッピーバースデーをキーワードに
りカラマリと絡めて記事を書きました。

全てマガジンにまとめてありますが、
最後にここに添付しておきます。

カラマリに関して記事を書くのは
本記事が最後になると思います。


最後までお読み頂きありがとうございました。



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