23歳無職の幼児退行 トミカ博編

これは眠れなくて目が覚めていた8/5の朝4時に、突然思い立ち当日にトミカ博に行こうと決心した男の1日の記録である。

導入

まず別の用事を済ませ、トミカ博会場へ。会場は有明ジメックスとかいったような名前の、よくあるイベントホールである。幕張メッセより少し小さいくらいか。(個人の感想であり正確ではない)
15:30入場の券だけ100円安かった(このイベントは2時間程度の滞在を想定されているようで、15:30から入ると17時閉場で90分しか観覧できないため)ので、私はたった100円をケチるためにその時刻に入場した。

なんだか混んでいる

入場時、どのアトラクションも混んでいて、とにかく長蛇の列であった。理由は明快で、トミカが手に入るアトラクションの数が以前のトミカ博より少ないためである。昔はトミカつりと組み立て工場(ドライバー工房含む)を抜いて5つほどあった気がするが、今回上記を除外したイベント限定のトミカがもらえるアトラクションは3つしかない。思ったよりイベント全体の規模が小さかった。
加えて、アトラクションの支払いが回数券から電子決済になっており最初戸惑った。私は若者のつもりだったが、どうやらマジでおじかもしれない。

混んでいると思っていたが…

私は以上のことから先にやりたいアトラクションを回ってしまおうと画策し、最も手に入れたかった組み立て工場はスカイラインR32のレッドを確保すべくそのチケットを取り列に並んだ。確かに20分くらい待ったが、所詮そのくらいで無事に入手できた。
その後しばらく経って(16時頃)、なぜか組み立て工場のブースが閑散とし始める。それより前はスープラが1時間待ち、R32が50分待ちといった具合であったにもかかわらずだ。おそらく、一台つくるのに800円(ほかのアトラクションは600円)(昔は工場が500円でアトラクションが400円だったので普通のトミカよろしくしっかり値上げされている)かかるため、かもしれない。私は結局4台分(R32、スープラ、MR2は2台)やってしまったが。ほとんど並ばずにできたことに加えてMR2のカッコよさに負けてしまったのだ。

幼児退行の真髄

一番恥ずかしかったのはトミカつりである。私はそのアトラクションを最後に遊んだのが小学生だったので、実に10年以上ぶりの参加であった。文字通り、童心に帰った。シーマ(白)、アテンザ(黄)、パッソ(赤)など子どもが親しみやすい目を引く乗用車や、釣り針に引っかかりやすい重機がラインナップされていたが、私の目を引いたのは真っ青の自衛隊軽装甲機動車であった。誰かが青のスプレー缶で塗ったんじゃないかと思ってしまうほど青一色のそれは、私の心を掴むには十分であった。
30秒の制限時間の中、私はその青い自衛隊を開始5秒で、閃光迸るかの如きルアー捌きでカゴに入れた。そののち、パッソもいいな、なんて思いつつ優雅に25秒を過ごして5台を釣った。
パッソは時間が余ったら再度挑戦し回収しようと思い、青の自衛隊を景品として選び、その場をあとにした。
これがいけなかった。

体験したという達成感は子どもにとって思い出となる

時系列としてはこの後にトミカ組み立て工場が空いてきたので3周し、その後にトミカマッチングという言ってしまえばパチスロのような子どもの教育に良いのか分からないゲームに挑戦した。
2回ボタンを押しただけで終わった。一番「やった感」が薄く、自分が何をしていたのかよく分からないアトラクションであった。昔はトミカをスロープの上から走らせて見事下のゴールにたどり着けば金のNSX-Rが手に入るとかあったことを考えると何ともゲームのアトラクション性が下がったように感じる。ちなみにこのスロットの景品トミカは参加賞(事実上のはずれ)がシルバーの自衛隊軽装甲機動車である。間違いなくこちらの方が当たりである。TDMとかいう10年以上前にプロモートされた架空のブランドのことを、いったい何人の親世代が覚えているだろうか。しかし意外と人気なようで、トミカショップの限定品として登場すると現場で買う人を一定数見ることができる。

判断ミス

この後他のアトラクションに行くか迷ったが、他の景品のトミカに需要を感じなかったので、と同時に閉場が迫っていたので先に物販コーナーでイベントモデルを4種購入した。
そして若干時間が残り、トミカつりに再度並ぼうかと進んだらチケットが購入できなくなっていた。イベント終了15分前の16:45になるとチケットが新規購入できなくなるのを知らなかったのでトミカつりを再戦できなかった。まあパッソなのでセーフということにしよう。残った時間で展示品や日産のスポーツカーの実車を眺めたりして、意外と回ることができた。
しかしトミカつりを1度しかできなかったことは心残りとなってしまい、溜飲を下げるべく(?)東京駅行きのバスに乗りトミカショップ東京店に直行した。

エクストラステージ

そこでは組み立て工場がダイハツミゼットだったのでまずそれを行い、次にミニゲームに挑戦した。参加賞の景品が私の前で切り替わり、なんとトミカつりで目撃した黄色のアテンザであった。
3分の1で金メッキのホンダCR-Zが当たるゲームルールであったが私は当然そのアテンザを入手した。釣りの時にアテンザに走らなくてよかった~。

終わりに

入場記念トミカも含めると13台、一日でトミカを増やしてしまった。
これによって1万円が消えた。反省だね


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